
山東京伝が登場すると 「およね平吉時穴道行」 を思い出す
半村良の小説を 夢中で読んでいた頃があった。
中でも「およね平吉時穴道行」というSF作品が、印象に残っている。
およね 平吉 ときあな の みちゆき と読む。
つまり およね と 平吉 の二人が タイムトンネルを通って 駆け落ちする
という物語である。
時代は、まさに 今 放映中のNHK大河ドラマに登場した「山東京伝」の頃。
およねは 山東京伝の妹で 才気あふれる女性であったが
神隠しにあって 行方不明になったらしい… 真偽の程は分からない。
さて、物語では 駆け落ちした二人は 同じ時代には行けず
およねは 昭和の時代に 京子として生きる事になる
平吉は もう少し 前の時代に たどり着いたのかな…
京子と知り合った昭和の男は、ふとした時に
平吉が残した
「月と葦 浮いたばかりの 土左衛門」という句をつぶやく。
京子は それを聞いて驚愕する
昭和の男も
「君は なぜ 世に出た事のないこの句を知っている!?
君は 何者だ?」
なんて 事になったような…
話が前後しますが
いちばん記憶に残るのは 平吉を追って時穴に消えて行こうとする およねが
追いかけてきた 兄の山東京伝に向かって
「あにさ〜ん」と切なく 叫ぶシーンでした。
山東京伝は とっさに 手元にあった当時の印刷物などを 時穴に投げ込む。
それらは およねと共に 昭和に届いたはず…
とにかく 面白かった!
「あにさ〜ん」と叫ぶ声と 薄れてゆくおよねの姿が 今も心に焼きついている。
なにしろ うろ覚えなので とっ散らかった無責任な記事ですが…
ちょっと 書いてみたくなりました。