【Hamu’s大運動会|第1種目】綱引き。最後に負けたのは、綱でした。
みなさん、おっハム🐹
ハムハムハムハムはむかっつ~(*´○`)o¶~~🎶

Hamu’s大運動会。
ついに……
競技スタートです✨
前回。
大樹の木陰に集まったみんなで、開会式を迎えました。
紅組。
白組。
初めましての子も。
ずっと前からここにいる子も。
まだ少し緊張していた子も。
同じ大樹の下で、同じステージを見上げて。
そして。
🌸蓮
🔥ハムカツ
🌞きらら
🐹ハムちゃん
4人の「木陰の傍で」が、開幕の音を鳴らしました。

歌って。
弾いて。
叩いて。
笑って。
あの時間だけは、紅も白も関係なく。
みんなが同じ場所にいました。
……ですが。
いつまでもライブをしているわけにはいきません。
なぜなら。
ここは……
Hamu’s大運動会。
ちゃんと競技もします🤣
記念すべき第1種目は……
綱引き!!
しかも今回は。
正式種目のあとに。
エキシビション。
さらに。
もう一つ。
この時はまだ、誰も知りませんでした。
最後に負けるのが。
紅組でも。
白組でも。
べあさんでもないことを。
~🌙🌸🐹🍁🐦🌞💈🔥🌿🫧~
開会式の熱気が、まだ大樹の木陰に残っている。
ステージの前から少し離れた広場。
ライブを終えたばかりの機材が、まだ遠くに見える。
その横を通って運び込まれたのは……
一本の。
太い綱。
🌺 木下美紅
「わっ! 蓮ちゃん!」
🌸 蓮
「ん?😊」
🌺 木下美紅
「さっきステージで歌ってたよね!?」
「ベースも弾いてたし!」
🌸 蓮
「うん😊」
🌺 木下美紅
「そのあとすぐ綱引きなの!?」
🌻 加古川あきら
「振れ幅どうなっとんねん!!」
🌸 蓮
「ふふ。今日は運動会だからね😊」
少し離れた白組では。
💚 まっちゃ
「ハムちゃんも、さっきドラム叩いてたよね!」
🐹 ハムちゃん
「うん!✨」
「まだ全然いけるじゃん!」
🌙 ナイン
「……腕、もう使ってるけど。」
🐹 ハムちゃん
「今から不安になること言わないで!?🤣」
🪽 えいりす
「まあ、疲れたらその時考えよう。」
🐹 ハムちゃん
「その考え方好き!!✨」
ライブが終わった。
けれど。
あの時間が消えたわけではない。
さっきまで同じ音楽を聴いていたみんなが。
今度は。
紅と白に分かれる。
Hamu’s大運動会。
最初の正式種目。
女子・紅白対抗綱引き。
【🔥 紅組 】
🌸 蓮
🫧 希
コスモス🌸
🌺 木下美紅
🌻 加古川あきら

【🌙 白組 】
🌙 ナイン
🐹 ハムちゃん
🪽 えいりす
🩵 未来ちゃん
💚 まっちゃ

ここからの勝敗は。
ちゃんと得点になります。
これから続いていくHamu’s大運動会。
その最初の一点をかけて。
十人が。
一本の綱を挟んだ。
女子綱引き・第1試合
🌺 木下美紅
「うわっ、思ったより太い!」
「これ本当に五人で引くの!?」
🌻 加古川あきら
「今さらそこからなん!?」
「綱引き言うとるやろ!!」
コスモス🌸
「でも面白そうだね🌸」
「じゃあ、最初から全力でいってみよう🌸」
🌻 加古川あきら
「せや!」
「こういうんは勢いや!」
🌸 蓮
「勢いもいいけど、最初だけ呼吸合わせよっか😊」
🫧 希
「……うん。」
希が。
少しだけ緊張した顔で、綱を握り直す。
さっきまで。
大勢の中でライブを見ていた時とは違う。
今度は自分が。
真ん中に立つ側。
🌸 蓮
「大丈夫。」
「みんな一緒だから😊」
🫧 希
「……ありがとう。」
「少しずつなら。」
隣では。
🌺 木下美紅
「よーし!」
「希ちゃん、一緒にいこ!」
🫧 希
「……うん。」
その一言に。
希の表情が、ほんの少しだけやわらいだ。
一方。
白組。
🐹 ハムちゃん
「ちょっと待って!?」
「向こう、開始前からすっごい元気なんだけど🤣」
🌙 ナイン
「……元気なだけじゃない。」
ナインの視線が。
紅組の後方へ向く。
🌙 ナイン
「あきら、かなり強い。」
🌻 加古川あきら
「聞こえとるでー!!」
🐹 ハムちゃん
「聞こえてるじゃん!!🤣」
🪽 えいりす
「じゃあ、最初に持っていかれないように足場作っとこ。」
「動きながら合わせればいいよね。」
🩵 未来ちゃん
「うん。」
「みんなで合わせよう。」
💚 まっちゃ
「その前に抹茶キャンディーいる?」
🐹 ハムちゃん
「今!?🤣」
💚 まっちゃ
「力出るかなって。」
🌙 ナイン
「……終わってから。」
💚 まっちゃ
「はーい。」
十人が位置につく。
一本の綱へ。
手が並ぶ。
💈 佐々木
「それでは。」
「女子綱引き、第1試合。」
「よーい……」
一瞬。
広場が静かになる。
💈 佐々木
「スタート。」
🌻 加古川あきら
「いっくでぇぇぇ!!」
🌺 木下美紅
「よーーーし!!」
コスモス🌸
「引こーーー🌸!」
紅組が。
一気に踏み込んだ。
🐹 ハムちゃん
「うわっ!?」
「ほんとに最初から来たぁぁぁ!!」
🪽 えいりす
「耐えて!」
「まだいける!」
🩵 未来ちゃん
「う、うん……っ!」
💚 まっちゃ
「まっちゃも引いてるー!!」
白組も踏ん張る。
だが。
一歩。
二歩。
三歩。
中央の印が。
少しずつ紅へ動く。
🌙 ナイン
「……まだ。」
ナインの短い声。
白組の足が止まる。
だが。
紅組も止まらない。
🌸 蓮
「みんな。」
「もう一回合わせるよ😊」
🌺 木下美紅
「うんっ!!」
🫧 希
「……いく。」
コスモス🌸
「せーのっ🌸!」
🌻 加古川あきら
「引けぇぇぇぇ!!」
最後の一歩。
中央の印が。
線を越える。
――旗が上がった。
第1試合、紅組勝利。
🌺 木下美紅
「勝ったーーー!!」
コスモス🌸
「やったね🌸!」
🫧 希
「……できた。」
希が。
綱から手を離し。
自分の手を見てから、小さく笑う。
🌸 蓮
「うん😊」
「ちゃんと五人で引けてたよ。」
🌻 加古川あきら
「よっしゃあ!」
「このまま二本目も……」
コスモス🌸
「じゃあ、すぐ二本目いこう🌸」
🌻 加古川あきら
「ちょっとは休ませてぇな!!」
🌺 木下美紅
「えっ!?」
「もう始めるの!?」
🌻 加古川あきら
「お前も乗るんかい!!」
反対側。
🐹 ハムちゃん
「うわーー!」
「負けたぁぁ🤣」
🪽 えいりす
「でも結構止められたよ。」
🩵 未来ちゃん
「……悔しいね。」
💚 まっちゃ
「でも次あるよ!」
「いいね、やってみよう!」
ハムちゃんが。
腕をぷらぷらさせる。
🐹 ハムちゃん
「ドラムのあとに綱引きは、ちょっと選択ミスだったかもしれない🤣」
🌙 ナイン
「……今さら。」
🐹 ハムちゃん
「ナイン冷たい!!」
🌙 ナイン
「冷たくない。」
そう言いながら。
ナインだけが。
中央の線を見ていた。
🌙 ナイン
「……最初の三歩。」
🐹 ハムちゃん
「え?」
🌙 ナイン
「そこだけ、向こうが速い。」
🪽 えいりす
「……見てたんだ。」
🌙 ナイン
「見てた。」
🩵 未来ちゃん
「じゃあ……そこを止めればいい?」
🌙 ナイン
「……たぶん。」
白組が。
静かに集まった。
女子綱引き・第2試合
🌙 ナイン
「……最初は耐える。」
🐹 ハムちゃん
「うん。」
🌙 ナイン
「三つ目で。」
「全員一緒に引く。」
🪽 えいりす
「了解。」
「最初の勢いを受けてから返す感じね。」
🩵 未来ちゃん
「やってみよう。」
「今度は、ちゃんと合わせたい。」
💚 まっちゃ
「まっちゃも合わせる!」
ナインが。
ハムちゃんを見る。
🌙 ナイン
「ハムちゃん。」
「合図。」
🐹 ハムちゃん
「ボク!?」
🪽 えいりす
「声通るし。」
🐹 ハムちゃん
「理由が雑!!🤣」
その頃。
紅組。
🌻 加古川あきら
「おいおい。」
「向こう、めっちゃ作戦会議しとるで。」
🌺 木下美紅
「えっ!?」
「綱引きって作戦あるの!?」
🌻 加古川あきら
「あるから話し合っとんねん!!」
コスモス🌸
「じゃあ、こっちも合わせよう🌸」
🌸 蓮
「今度は最初から飛ばしすぎないで。」
「五人で一緒にいこっか😊」
🌺 木下美紅
「分かった!」
🫧 希
「……さっきより。」
「ちゃんとできそう。」
コスモス🌸
「いいね🌸」
🌸 蓮
「うん。」
「楽しんでいこ😊」
再び。
十人が綱を握る。
さっきとは。
少しだけ違う顔で。
💈 佐々木
「女子綱引き、第2試合。」
「よーい……」
「スタート。」
🌻 加古川あきら
「いくでぇ!!」
紅組が踏み込む。
だが。
🐹 ハムちゃん
「まだ!!」
白組。
動かない。
靴が土を噛む。
綱だけが。
大きく震える。
🐹 ハムちゃん
「いーち!!」
紅組が。
さらに引く。
🐹 ハムちゃん
「にーー!!」
🌺 木下美紅
「えっ!?」
「なんで動かないの!?」
🌻 加古川あきら
「踏ん張っとるからや!!」
そして。
🐹 ハムちゃん
「さんっ!!」
「いくよーーー!!✨」
五人。
同時。
🪽 えいりす
「今!」
🩵 未来ちゃん
「せーのっ!」
💚 まっちゃ
「いけーーー!」
🌙 ナイン
「……引いて。」
中央の印が。
初めて。
白側へ動く。
コスモス🌸
「わっ。」
「返してきた🌸!」
🌻 加古川あきら
「まだまだぁ!!」
🌸 蓮
「焦らないで😊」
「もう一回、一緒に!」
🫧 希
「……うんっ!」
今度は。
紅組が押し返す。
右へ。
左へ。
ほんの少し。
また戻る。
🐹 ハムちゃん
「うわぁぁぁ!!」
「全然決まんないんだけどぉぉ🤣!!」
🌺 木下美紅
「こっちだって負けないよーー!!」
🪽 えいりす
「あとちょっと!」
🩵 未来ちゃん
「みんな……頑張ろう!」
💚 まっちゃ
「スゴイじゃん!」
「もうちょっとー!!」
紅白の掛け声が。
混ざる。
誰が敵で。
誰が味方なのか。
一瞬。
そんなことまで分からなくなるほど。
十人が。
ただ一本の綱を握っている。
そして。
ほんのわずか。
中央の印が。
白側の線を越えた。
――旗が上がる。
第2試合、白組勝利。
🐹 ハムちゃん
「勝ったぁぁぁぁ!!✨」
🩵 未来ちゃん
「やった……!」
「やったね!」
💚 まっちゃ
「スゴイじゃん!!」
「めっちゃ感動!」
🪽 えいりす
「うん。」
「今の連携、気持ちよかった。」
ナインも。
小さく息を吐く。
🐹 ハムちゃん
「ナインも、もっと喜んでよ!?🤣」
🌙 ナイン
「……喜んでる。」
🐹 ハムちゃん
「分かりづらいって!!」
紅組では。
🌻 加古川あきら
「くっそー!!」
「でも、めっちゃええ勝負やったな!」
🌺 木下美紅
「もう一回やりたい!」
コスモス🌸
「三本目やったら。」
「もう正式種目じゃなくなりそうだね🌸」
🌸 蓮
「ふふ。」
「今日はまだ始まったばっかりだよ😊」
希が。
向こう側の白組を見る。
そして。
小さく笑った。
🫧 希
「……楽しかった。」
🐹 ハムちゃん
「それ言われたら。」
「勝ち負けどうでもよくなるじゃん🤣」
🌙 ナイン
「……でも。」
「得点は得点。」
🌻 加古川あきら
「そこはちゃんと覚えとるんかい!!」
笑い声が。
広場へ広がる。
第1試合――紅組。
第2試合――白組。
一勝、一勝。
Hamu’s大運動会。
最初の正式得点は。
紅と白。
両方へ刻まれた。
さっきまで。
同じ音楽を聴いていた。
今は。
本気で勝負した。
そして。
勝負が終われば。
また普通に笑っている。
――たぶん。
この運動会は。
ずっと。
そんな感じなのだと思います。
~🌙🌸🐹🍁🐦🌞💈🔥🌿🫧~
さて。
女子綱引きは終了。
正式競技も終了。
本来なら。
次へ進むところなのですが。
広場には。
まだ一本の綱が残っています。
そして。
それを。
妙に楽しそうな顔で見ている人たちがいました。
ここから先は。
得点には入りません。
ただ。
ちょっと、やってみたくなっただけです🤭
~🌙🌸🐹🍁🐦🌞💈🔥🌿🫧~
エキシビションマッチ
男子参加者 VS べあ
広場へ。
もう一度。
一本の綱が伸びる。
少し離れたところでは。
先ほどライブをしていたステージが。
まだそのまま残っている。
🌞 きらら
「ハムカツー!」
🔥 ハムカツ
「ん?」
🌞 きらら
「さっきまでギターだったのに。」
「こんどは綱なの!🤣」
🔥 ハムカツ
「俺も今日の予定が分からんꉂ🤣𐤔」
🐹 ハムちゃん
「ボクなんかドラムやって綱引いて。」
「今から観客だよ🤣」
💈 佐々木
「役割変更が多い一日ですね。」
🔥 ハムカツ
「運営側みたいな顔して。」
「佐々木も出るけどな。」
💈 佐々木
「受付済みです。」
🔥 ハムカツ
「自分で受付したん!?🤣」
そして。
綱の片側へ。
白く。
ふわふわした身体が歩いていく。
🐻❄ べあ。
普段は。
「貯蔵庫」の管理人。
水平思考ゲームを編み。
物語や記録を集める存在。
頭を使う人。
……なのですが。
今回は。
もう一つ。
事前に渡されていた情報があります。
フィジカル――野生のクマ相当。
🔥 ハムカツ
「いや。」
「それもっと目立つところに書いとけって🤣」
💈 佐々木
「記載済みです。」
🔥 ハムカツ
「読んでない俺が全面的に悪いやつやん!!」
反対側。
集まったのは。
🔥 ハムカツ
🌿 優
💈 佐々木
💡 チップ先輩
🎋 藤原清麿
✨ ヒカル
🤎 アズキ
🌟 ルーモ
男子参加者たち。
対して。
🐻❄ べあ。
一人。

🔥 ハムカツ
「待て。」
「改めて見ると、絵面おかしくない?🤣」
🤎 アズキ
「分かりやすく解説すると――」
「八対一だね。」
🔥 ハムカツ
「そこは見たら分かる🤣」
💡 チップ先輩
「でもさ。」
「それいいね!」
「野生のクマくらい強いなら、何人で止められるか試してみようよ!」
🌿 優
「まあ……。」
「エキシビションだし。」
「楽しんでやろうよ。」
🔥 ハムカツ
「優。」
「なんでそんな穏やかなん🤣」
その横では。
🎋 藤原清麿が。
一本の綱を静かに見つめている。
🎋 藤原清麿
「八人の力を一筋へ集め。」
「白き獣へ挑む……。」
✨ ヒカル
「清麿さん。」
「和歌を作る前に、まず引こうね!」
🎋 藤原清麿
「まだ上の句すら詠んでおらぬが……。」
🌟 ルーモ
「わーーーい!!✨」
「僕、一番前ーーー!!✨」
🔥 ハムカツ
「この人たち。」
「ほんとに勝つ気ある?🤣」
綱の向こう。
べあさんは。
いつも通りの柔らかな表情で。
静かに綱を握った。
🐻❄ べあ
「さあ。」
「共犯者のみんな。」
「最高の記録を残そうじゃないか。」
🤎 アズキ
「相手が一人なのに。」
「言い方だけ完全にラスボスなんだよね。」
🐻❄ べあ
「僕が悪役みたいに言わないでよ。」
💈 佐々木
「なお。」
「べあさんのフィジカルについては。」
「野生のクマ相当と申告されております。」
🔥 ハムカツ
「だから今言うな!!🤣」
位置につく。
✨ ヒカル
「みんな!」
「バラバラに引くより。」
「タイミングを合わせよう!」
🤎 アズキ
「いい質問……じゃなくて。」
「いい作戦だね。」
💡 チップ先輩
「じゃあ掛け声作る?」
「それいいね!」
🔥 ハムカツ
「今から発明せんでいい!!」
コスモス🌸
「始めるよ🌸」
🔥 ハムカツ
「急!!」
コスモス🌸
「よーい――」
全員。
綱を握る。
コスモス🌸
「スタート🌸」
🔥 ハムカツ
「うおおおおお!!」
🌿 優
「せーのっ……!」
💡 チップ先輩
「いくよー!」
🌟 ルーモ
「わーーーーーい!!✨」
八人が。
一斉に身体を倒す。
綱が張る。
土が削れる。
靴が。
地面を噛む。
――しかし。
🔥 ハムカツ
「……え?」
中央の印。
動かない。
🤎 アズキ
「ちょっと待って。」
「これ、本当に全然動いてないよ?」
✨ ヒカル
「分析するね!」
ヒカルが。
ぷかぷか浮きながら。
べあさんを見る。
✨ ヒカル
「べあさん。」
「力だけじゃない!」
「みんなが引いた瞬間の力を。」
「上手く逃がしてる!」
🐻❄ べあ
「おや。」
「見つかったね。」
🔥 ハムカツ
「頭脳まで使うんかーーい!!🤣」
🎋 藤原清麿
「力のみならず。」
「知恵をもって綱を制すとは……。」
「まこと雅。」
🔥 ハムカツ
「感心しよる場合か!」
「清麿もっと引いて!!🤣」
もう一度。
✨ ヒカル
「今度は僕がタイミングを見る!」
「みんな、合わせて!」
🌿 優
「分かった。」
💡 チップ先輩
「よーし。」
「やってみよう!」
🤎 アズキ
「今度こそ!」
✨ ヒカル
「いち――」
「に――」
「さん!!」
八人。
同時。
綱が。
大きく揺れる。
そして。
中央の印が。
ほんの少しだけ。
男子側へ。
🔥 ハムカツ
「動いたぁぁぁ!!✨」
💡 チップ先輩
「いけるいける!」
🌟 ルーモ
「すごーーーい!!✨」
「もう一回ーーー!!✨」
べあさんの身体も。
少しだけ前へ。
🐻❄ べあ
「なるほど。」
「力を合わせるって。」
「こういうことなんだね。」
🔥 ハムカツ
「余裕あるコメントやめて!!🤣」
そして。
🐻❄ べあ
「じゃあ。」
「僕も少しだけ。」
「本気で。」
🔥 ハムカツ
「…………はい?」
次の瞬間。
ずるっ。
八人全員の足が。
一斉に前へ滑った。
🔥 ハムカツ
「うおおおおお!?」
🤎 アズキ
「強っ!!」
💡 チップ先輩
「え、これ面白い!!」
🌿 優
「チップ。」
「楽しんでる場合じゃないって……!」
🌟 ルーモ
「わーーーーーい!!✨」
💈 佐々木
「ルーモさんだけ。」
「目的が異なります。」
その時。
観客側。
🌞 きらら
「…………。」
🐹 ハムちゃん
「…………。」
二人🐹🌞
「じーっ。」
🌞 きらら
「ハムちゃん。」
🐹 ハムちゃん
「うん。」
🌞 きらら
「きららもやりたいなの。」
🐹 ハムちゃん
「ボクも。」
🌞 きらら
「行くなの?」
🐹 ハムちゃん
「行こ。」
二人。
立つ。
コスモス🌸
「2人とも待って!」
遅かった。
🌞 きらら
「きららも引くなのーーー!!✨」
🐹 ハムちゃん
「ボクも混ざるーーー!!✨」
🔥 ハムカツ
「なんで!?🤣」
二人が。
男子陣の列へ飛び込む。
コスモス🌸
「この企画は、
『男子対べあさん』て聞いてるよ🤣」
🐹 ハムちゃん
「エキシビションでしょ!?✨」
🌞 きらら
「点数ないなの!!✨」
コスモス🌸
「……。」
🔥 ハムカツ
「コスモス。」
「言い返せんやったぞ🤣」
コスモス🌸
「だって、面白そうだったから🌸」
🌞 きらら
「やったなのーーー!!✨」
さっきまで。
ステージで一緒に演奏していた四人。
今度は。
三人が同じ綱を握っている。
🌞きらら。
🐹ハムちゃん。
🔥ハムカツ。
少し離れた紅組側から。
🌸 蓮は、
その光景を見ていた。
🌸 蓮
「……やっぱり行ったね😊」
🌙 ナイン
「……行くと思った。」
🌸 蓮
「止めなかったんだ?」
🌙 ナイン
「……無理。」
︎十人。🌟🔥🌿🤎💡︎🎋✨💈🐹🌞
対。
🐻❄ べあさん。
🐻❄ べあ
「おやおや。」
「共犯者が増えたね。」
🐹 ハムちゃん
「べあ!」
「今度こそ動かすからね!!✨」
🌞 きらら
「いっぱい引くなのーー!!✨」
🐻❄ べあ
「歓迎するよ。」
再び。
綱が張る。
✨ ヒカル
「みんな!」
「今度は十人で合わせよう!」
🐹 ハムちゃん
「掛け声はボクに任せて!!✨」
🌞 きらら
「きららも言うなの!」
🔥 ハムカツ
「二人おったら逆にズレるやろ!!🤣」
🐹 ハムちゃん
「せーーーの!!」
🌞 きらら
「いくなのーーー!!」
十人。
引く。
べあさん。
耐える。
中央の印が。
少し。
また。
少し。
🔥 ハムカツ
「いける!」
「いけるぞこれ!!」
🌿 優
「もう少し……!」
🤎 アズキ
「あとちょっと!」
💡 チップ先輩
「最高!」
「もう一回いこう!」
🎋 藤原清麿
「力を合わせし十人の……」
🔥 ハムカツ
「今は詠まんでよか!!🤣」
その瞬間。
🐻❄ べあさんが。
ふっと。
重心を落とす。
全員。
止まった。
🐹 ハムちゃん
「…………え。」
🌞 きらら
「とまったなの。」
🔥 ハムカツ
「十人おるぞ!?」
🐻❄ べあ
「うん。」
「いい記録になったね。」
🔥 ハムカツ
「まだ終わってない!!🤣」
けれど。
そこから。
何度引いても。
掛け声を合わせても。
🐻❄ べあさんは。
動かなかった。
コスモス🌸
「そこまで‼️」
終了。
男たち。
そして。
乱入した二人。
全員が。
その場へ座り込む。
🔥 ハムカツ
「……強すぎるやろ。」
🌿 優
「これは……。」
「すごいね。」
🐹 ハムちゃん
「ボク。」
「女子綱引きからずっと引いてるんだけど🤣」
🌙 ナイン
「……自分で行った。」
🐹 ハムちゃん
「はい!!」
💡 チップ先輩
「でもさ。」
「次。」
「もっと人数増やしたらどうなるんだろ?」
…………。
一瞬。
全員が。
チップ先輩を見る。
💡 チップ先輩
「……ん?」
🌟 ルーモ
「それいいーーー!!✨」
🐹 ハムちゃん
「ちょっと待って。」
「まさか……。」
🌞 きらら
「みんなで引くなのーーー!?✨」
🔥 ハムカツ
「…………。」
ハムカツが。
ゆっくり会場を見る。
紅組。
白組。
さっきまで綱を引いていた女子たち。
その外で応援していた参加者たち。
開会式で。
一緒に音楽を聴いたみんな。
そして。
🐻❄べあ。
べあさんが。
少しだけ楽しそうに笑う。
🐻❄ べあ
「みんなでひとつの騒ぎを起こす。」
「つまり……」
「僕たちは。」
「共犯者というわけだ。」
💈 佐々木
「次の受付内容を確認いたします。」
一拍。
💈 佐々木
「べあさん。」
「一名。」
そして。
会場全体へ。
視線を向ける。
💈 佐々木
「対して……」
「残り。」
「四十二名。」
🔥 ハムカツ
「やるんかい!!🤣」
~🌙🌸🐹🍁🐦🌞💈🔥🌿🫧~
最終エキシビション
べあ VS 残り42名
さすがに。
ここまで来ると。
細かい作戦会議など。
ありませんでした。
紅組も。
白組も。
さっき勝った人も。
負けた人も。
競技に出ていなかった人も。
ぞろぞろ。
ぞろぞろ。
一本の綱へ集まっていく。
誰かが前へ。
誰かが後ろへ。
大きな人は。
自然と後方へ。
小さな子どもたちは。
周囲の大人たちが安全な場所へ入れる。
さっきまで。
「紅組!」
「白組!」
と声を上げていたはずなのに。
今。
一本の綱へ並んだ姿を見ると。
どこからが紅で。
どこからが白なのか。
もう。
よく分からない。
少し前。
開会式。
「木陰の傍で」が奏でた音楽を。
みんなで聴いた。
そのあと。
紅と白へ分かれて。
本気で綱を引いた。
そして最後は。
また。
同じ方向を見る。
片側。
🐻❄べあ。
反対側。
四十二人。
🔥 ハムカツ
「……これ。」
「綱引きなん?」
💈 佐々木
「受付上は。」
「綱引きです。」
🐹 ハムちゃん
「受付って万能だね!?🤣」
🌞 きらら
「べあー!!」
「今度こそ動かすなのーーー!!✨」
🐻❄ べあ
「いいね。」
「では。」
「共犯者のみんな。」
「最後まで。」
「楽しくいこうじゃないか。」
四十二人が。
綱を握る。
大樹の葉が。
風に揺れる。
紅白の旗が。
その下でなびく。
誰かが笑う。
誰かが。
足元を確認する。
誰かが。
隣の子へ声をかける。
全員が。
同じ顔をする必要なんてない。
ただ。
同じ場所にいて。
同じ綱を握っている。
それだけでいい。
💈 佐々木
「では。」
「最終エキシビション。」
「開始します。」
一瞬。
静かになる。
💈 佐々木
「よーい。」
息を吸う。
💈 佐々木
「スタート。」
四十二人が。
引いた。
べあさんも。
引いた。
声が。
広場いっぱいに広がる。
土が舞う。
一本の綱が。
限界まで張りつめる。
そして……
ブチッ。

…………。
綱が。
切れた。
四十二人が。
まとめて後ろへ。
反対側では。
べあさんも。
ころん。
ほんの一瞬。
会場から。
音が消えた。
誰も。
何が起こったのか分からない顔で。
空を見上げている。
切れた綱の先だけが。
青空の下。
ゆっくり。
落ちてくる。
…………。
🐹 ハムちゃん
「綱ぁぁぁぁぁ!!🤣」
🌞 きらら
「きれたなのーーー!!🤣✨」
🔥 ハムカツ
「勝敗どこいったん!?🤣」
🌺 木下美紅
「えっ!?」
「綱って切れるの!?」
🌻 加古川あきら
「今日一番そこなん!?」
コスモス🌸
「面白い結果になったね🌸」
🌙 ナイン
「……結果?」
🐻❄ べあ
「これは……。」
切れた綱を見る。
そして。
少し笑う。
🐻❄ べあ
「なかなか面白い記録になったね。」
💈 佐々木
「結果を記録します。」
静かに。
切れた綱を見る。
💈 佐々木
「べあさん対四十二名。」
「勝敗……」
「判定不能。」
そして。
もう一度。
綱を見る。
💈 佐々木
「備品一名。」
「脱落。」
🔥 ハムカツ
「綱を参加者に数えるな!!🤣」
笑い声が。
大樹の下いっぱいに広がった。
紅組。
一勝。
白組。
一勝。
正式種目の得点は。
仲良く。
一つずつ。
そして。
エキシビションでは。
誰も勝たず。
誰も負けず。
一本の綱だけが。
静かに。
役目を終えました。
開会式では。
音楽でつながった。
正式種目では。
紅と白に分かれて戦った。
最後には。
また全員で。
同じ一本の綱を握った。
そして。
その綱が。
切れた🤣
たぶん。
Hamu’s大運動会は。
こういう場所なんだと思います。
勝つ日もある。
負ける日もある。
見ているだけの日もある。
気づけば途中から混ざっていることもある。
でも。
帰る時には。
なんとなく。
「今日ここにいてよかったな。」
そう思えたら。
それでいい。
Hamu’s大運動会。
第1種目。
綱引き。
紅組。
一勝。
白組。
一勝。
そして……
綱。
一敗。
これにて。
終了ですꉂ🤣𐤔
次の競技でも。
また大樹の木陰で。
今日もHamu’sは自由です。

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