葉桜の休日
今日は、少し遅いお花見。
見上げた空には
ピンクと緑の
グラデーション。
散り急ぐ花びらたちが
「お疲れさま」と
ささやいている気がした。
満開だけが 桜じゃない。
散りゆく今が、
一番愛おしいかもしれない。
そんなことを思いながら
流れる時間を
ただ、静かに眺めていた。
ひらり、ひらりと舞い落ちる
さよならのひとひらが
地面を優しく染め上げている
満開の賑わいよりも
静かな葉桜の下で
私は ほどけていく
心、おだやかに。
春の余白を 味わう午後のひととき。
散りゆく美しさは
明日に向かうための
優しい準備
見上げて、目を閉じて。
花びらが肩に触れるたび
私の心も
ゆっくりと 凪いでいった

