【第1話】魔法使いリーナ、静かすぎる村ではじまる。
深い森と湖に囲まれた、小さな村の外れ。
そこに、ぽつんと一軒家。そして、その家に――
魔法使いの女の子、リーナが住んでおりました。
家族といっしょに。ごくごく平和に。のんびり。
この時代、戦争なんて影も形もなく。
人々は剣を置いて畑を耕し、
魔法でパンを焼き、魔法で洗濯。
そんな「生活系ゆる魔法」が主流でした。
朝。
庭には小鳥の声、差し込む光、そして――
🔥リーナの手から、火花バチバチ。
母(台所の窓から苦笑い)
「リーナ、また火花飛ばしてるわよ〜!洗濯物、焦げてるんだけど!」
リーナ(わたわた)
「ご、ごめんお母さん!今日は“火”の魔法の練習だったの〜!」
そんな、のんきで温かい毎日。
……だったのですが。
その日常は、ある朝、突然、崩れました。
村に現れたギルドの使者。
全力疾走の末、ひとこと。
ギルド使者(息切れMAX)
「ほっ……報告……!古代ほこらから……秩序モンスターのスタンピードが……!」
\な、なんですと!?/
と、一部の大人たちが即座に反応。
特にリーナの父と母。
ふたりの顔色が、さっと変わりました。
どうやらその“スタンピード”という言葉、
リーナにはまだピンとこないものの……
どうやら、ものすご〜くヤバい様子。
夜。ろうそくの明かりのもと、
父と母が話し合っているのを、リーナはコッソリ聞いてしまう。
父(渋すぎる低音)
「まさか、あの封印が解けるとはな……。今の若いもんじゃ、太刀打ちできん。」
母(目を伏せ)
「ギルドが頼ってくるのも無理ないわ……あの時代に戦ったの、私たちくらいだもの。」
(えっ⁉ 父と母、伝説の戦士枠だったの!?)
リーナ、ショックを受けつつも、拳をぎゅっと握る。
リーナ(小さな決意)
「……私も、戦えるようになりたい。」
こうして。
ぽやぽや魔法少女・リーナの、知られざる戦いが――静かに幕を開けたのでした。
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