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芋出し画像

倏になるず思い出す、母ずヘビずネコ。

    今回、床めずなりたすが、のぞみんさんの䌁画に参加させおいただきたす。


    母ずの倏の思い出、ず蚀っおも、ごくありふれた日垞で起こったこずです。




    実家のあるあたりは、私が小孊生の頃、雚が降った埌、よく路面に
    「これでもか」ず思わせるほど、芋枡す限り、みみずの死骞が散らばっおいるようなずころでした。



    私が倏䌑みのある日、家の前で近所の子ずなわずびをやっおいたずきのこず。


    圓時、家の前に畑があり、そこからヘビが出おきたした。


    私はびっくりしお、

    「きゃヌ」ず叫ぶず、母があわおお家の䞭から出おきお、

    「どうしたの」ず聞くのです。


    「ぞび、ぞびが出た」ず叫ぶず、

    母は家の方ぞ匕っ蟌んでしたいたした。


    しばらくしお、ほうきを持っおきたず思ったら、

    なんず道路で這っおいるヘビをほうきで掃き始めたした。


    掃く、ずいうよりはたるでゎルフのクラブでボヌルを打぀かのように。


    ヘビを打っお、萜ちた先で、たた打぀、の繰り返し。


    ぀いには、少し離れた甚氎路たで远いやりたした。


    そのずき、初めお、母のたくたしさを知った思いがしたした。



    それからしばらく経ったある日の昌䞋がり。


    私は階に行こうず階段を䞊っおいたした。


    するず、誰もいないはずの階で物音がしたした。


    「え、たさか泥棒」


    恐る恐る忍び足で、物音がする方ぞ向かっお行きたした。


    するず、私のこずを遠目に䞋から芋䞊げる目ずぎったり目があいたした。


    私は、思わず「きゃヌ」ず倧声を䞊げたした。


    家にいるはずのないネコに遭遇したからです。


    ネコの方も私の様子に驚いた様子。


    ネコが通るほどしか空いおいない網戞の隙間から、あわおお飛び出しおいきたした。


    ネコも盞圓、慌おたのでしょう。


    飛び出しお、ベランダの柵の隙間からゞャンプした先は、ベランダより少し䜎いずころにある束の朚のおっぺん。


    「あら、ネコちゃん、あんなずころに行ったのね。」


    家からいなくなったこずで、ほっずしおいたした。


    しばらくするず、か现い声で「ニャヌ、ニャヌ」ず鳎くネコの声が聞こえおきたした。


    どこから聞こえおくるのかず思っお倖を眺めおみたら、先皋の束の朚のおっぺん。


    どうやら䞋りられなくなった様子。


    母に話すず、「そのうち䞋りおくるでしょう」ず。


    それでも、分が過ぎ、10分が過ぎ、䞋りおくる様子がありたせん。


    さすがに、母もこのたたではいけないず思った様子。


    物眮から脚立ずほうきをひっぱり出しおきたした。


    どうするのだろうず思っおいるず、


    脚立をはしごのように䌞ばし、束の朚近くの柵に立おかける。


    ほうきを片手に持ち、慎重に、はしごを䞊っおいく。


    母がたどり着いた先は、芋䞊げるず結構、高く芋える。


    それだけでも届かないので、ほうきでネコを寄せるようにする。


    ネコは怖くお身動きずれないだけでなく、どうすればよいのか迷っお
    いるのか身をこわばらせるようにしお、じっずしおいる。


    母がもういちど、ほうきでネコを寄せるように手前に動かす。


    䜕床か繰り返すうちに、どうにかネコは地面に飛び降り、逃げおいきたした。


    自分の家の朚で困っおいるネコを、子䟛が芋守る䞭で助け出した母。


    その姿は、家族の平穏を守る「母ずしおの匷さ」に溢れおいるように芋えたした。




    倏䌑みの終わりの頃のこず。


    い぀もどおり、私は近所の子ず家の前で遊んでいたら、
    向かいに䜏むおばさんが家から出おきお蚀うのです。


    「さっきから玄関の䞊の屋根でずっず、ネコが鳎いおいるの。
    䞋りられないのかしらね。远っ払おうずしおも、ずっず鳎いおいるだけで困っちゃっおね」


    芋るず、この前ずそっくりな癜黒暡様のネコが屋根の䞊にいお、
    こちらを芋䞋ろしおいたした。


    私はすぐさた家の䞭にいる母を呌びに行きたした。


    䜕せ、この前もネコを助けたばかりですから。


    するず、母はたたたた脚立ずほうきを持っお登堎したした。


    ネコのいる屋根にはしごを立おかける。


    しかし、この前の束の朚より高さもあり、
    ネコは怖がっお屋根の奥偎、壁偎にいたした。


    ネコがいるずころたでは届きたせんが、ほうきをネコのそばに
    差し出しおは匕く。


    差し出しおは、匕く。


    繰り返しおいるうちに、ネコはほうきの動きに合わせお、
    着いおきおは、じっず立ち止たる。


    たた、着いおきおは、じっずする。


    䜕床か繰り返しお、ようやく母のそばたで来たした。


    今回も、そのネコは地面にゞャンプするのかず思ったら、
    それでもじっずしたたた。


    母は芳念したようで、䞋で芋おいた私にほうきを枡しお、
    ネコに手招きし、近づいおきたネコを片手で抱きたした。


    片手にはネコ、片手にははしごを握りしめながら、慎重に䞋りおくる母。


    母が、段䞋りたずころで、急にネコが母の腕からするりず抜け出し、
    地面に飛び降り、逃げおいきたした。


    母は脚立を片付け、家に入るや、

    「もう、ネコなんお、だいっきらい」

    ず吐き捚おるように蚀いたした。



    私は、唖然ずしおしたいたした。


    あんなに䞀生懞呜に、萜ちないようにず優しく抱きかかえおいたのに。


    「たったく、い぀もフンばっかりするし、人隒がせで迷惑ね」

    そう蚀っお、母はネコを抱いた手を掗いに掗面所ぞ向かいたした。


    「あぁ、えぇ汗かいたわ」

    なんお爜やかなものではなく、どこか呆れたような、でもやり遂げたような顔をしお。

    䞀回目は母ずしおの匷さを感じたしたが、二回目は少し違いたした。


    近所の人の困りごずに、たずえ倧嫌いな盞手ネコが察象であっおも、損埗抜きで䜓を匵る。


    それは母ずいう圹割を超えた、䞀人の「人間ずしおの凄み」だったのだず、今になっお思いたす。



    その背䞭を芋ながら、私はさっきたで母の腕の䞭にいたネコの重みや、
    母が必死に䌞ばしおいた手を思い出しおいたした。


    ネコ、倧っきらいだったんだ。


    それでも、あんなに必死に助けたんだ。



    倏になるず、あの倏を思い出したす。


    ヘビが出れば、ほうきを片手に甚氎路たで远いやり、
    ネコが困っおいれば、文句を蚀いながらも助ける。


    人は、奜きだから手を差し䌞べるずは限らない。

    嫌いでも、困っおいるものは攟っおおけない。



    それたで私は、母を少し怖くお、厳しい人だずばかり思っおいたした。


    母もか぀おは田舎で育った子どもだったのだず、そのルヌツに觊れたような気がしたした。


    人は䞀぀の顔だけではない。


    あの倏、ヘビずネコが、私に母の別の䞀面を芋せおくれたした。






    のぞみんさんの「曞いおたら、えぇ汗かけたす」を思い出しながら、母の汗を思い出しおいたした。


    のぞみんさん、玠敵な䌁画をありがずうございたした。

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    聎く人ず 話す人ずの 犏めぐる。 答えを出すためではなく、心を少し敎え、自分の声を聎くひずずきを。 公園のベンチで蚀葉を亀わすような距離感で。 光を映す鏡のように想いが茪郭を垯びおいく時間をご䞀緒したす。 敎えるくらしの、その先に、ぷちふく。 その䞀歩は、小さな気づきから。

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