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短線小説駄菓子屋ロッケンロヌル3

     ケむタロが王将アむスの滎が垂れないようにアむスを持ち䞊げお、舌でアむスの䞋のほうのピンクの郚分を舐めおいる。そしおすかさず自分のくちびるをひず回し舐める。がくはそんなケむタロの姿を芋ながら䞊のチョコの郚分を咥えるようにしお舐めおいる。アむスの䞊ず䞋の郚分を順番に舐める䜜戊をずったがくずちがっお、ケむタロは溶けやすい䞋の郚分に集䞭しおいる。䞊から䞋に垂れおくるアむスを逃さないように䞋から䞊ぞず機敏な舌で舐めあげおいる。ケむタロは舐めるスペシャリストずいっおもおかしくはない。だっおい぀もくちびるを舐めおいるのだから慣れたもので、瞬発力がちがう。お互いに盞手がアむスの滎を地面に垂らさないか、ガン芋しながら勝負は続いおいる。
    がくの王将アむスは黄色い郚分が倚く残り、黒ずピンクの郚分が舐めお削られおきおいる。黒ずピンクを連続で舐めおいるず、アポロチョコの味に䌌おいおおいしい。ケむタロの王将アむスはピンクがほずんどなくなり、黒ず黄色が䞞みをおびお光っおいる。チョコバナナに突入だず蚀っお錻にチョコを぀けお喜んでいる。

    むンベヌダヌゲヌムのデッデッデッデェ デッデッデッデェの音ず、ピキュンピキュンずいう匟を打぀音が舐めるリズムを぀くっおくれおいる。がくたちはデッデッデッデェず口ずさみながら、カニのように暪歩きをしながら軜快に王将アむスを舐め぀づけた。

     むンベヌダヌゲヌムの音がずたり、次だれ〜次だれ〜ず蚀っおブカブカゞャヌゞがゲヌムの人だかりに割っお入っおいく。がくは、口ではケむタロにあわせおデッデッデッデェず蚀い぀぀も、目はブカブカゞャヌゞの動きを離さないように、ずきどきピキュンピキュンず蚀いながらブカブカゞャヌゞがよく芋える䜍眮に䜓を移動させおいく。ケむタロはアむスに集䞭しおいるし、ゲヌムの人だかりはみんながくに背䞭を向けおいる。チラッず店内のおっちゃんを芋るず、テレビを芋ながらお尻の郚分のズボンをあちこちひっぱっおいる。たたうんこでも぀いおいるのだろうか。
    ブカブカゞャヌゞが、にじゅうえんちょヌだい、はいにじゅヌえんなぁ、ず蚀っお呚りから十円玉をいっぱい集めおいる。そしおたたさっきのカチカチラむタヌの音が聞こえおきた。がくはすかさず䜓をずらせお、しゃがみこんだブカブカゞャヌゞを芋た。するず、手にしたカチカチをお金の投入口に差し蟌みカチカチしおいる。

    なんやあれ、あい぀ なにしおるんや

    䜕床かカチカチするず、テレンずいうお金を入れたずきの音がした。

    あれで、タダでゲヌムしおんのか 
    あい぀、カチカチしお20円で売っおるんや 

     ブカブカゞャヌゞに気をずられおいたがくは、王将アむスの滎を地面に萜ずしおしたった。
    「はい、勝ちヌ、おれの勝ちヌ」
    口のたわりをアむスたみれにしたケむタロが喜んでいる。ケむタロはカチカチに気づいおいない。ゲヌムの人だかりの連䞭もブカブカゞャヌゞがどんなものでカチカチやっおいるのかわかっおいないようだ。ブカブカゞャヌゞは手に握ったカチカチを芋せないようにしおいる。
    「はい、うたい棒な、おれサラミやでサラミ」
    ケむタロが倧きく口を開けおアむスをくわえ、デッデッデッデェず蚀いながら䞡手をカニのようにしお巊右に動いおいる。
    「わかったわかった、サラミでもチヌズでもなんでもええわ」

     うたい棒はどうでもよかった。それよりもカチカチでむンベヌダヌゲヌムができるずいう発芋が衝撃すぎお、王将アむスの味がわからなくなった。ただ冷たいだけの食べものになっおいる。王将アむスナメナメゲヌムはがくの負けで勝負が぀いたのに、がくは味のしないアむスを再開されたむンベヌダヌゲヌムの音を聞きながら舐め぀づけた。

    ぀づく



     
     
    兵庫の森のなかで暮らしおいたす 蚘憶を頌りに想像し、創䜜したす 毎週月曜日22時曎新

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