読書記録R6-89『錠剤F』
井上荒野著
集英社2024年1月第1刷
井上荒野 (いのうえ あれの)
1961年東京生まれ。成蹊大学文学部卒。89年「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞を受賞し、デビュー。08年『切羽へ』で第139回直木賞を受賞。
その他『あちらにいる鬼』他著書、受賞作品多数。
『あちらにいる鬼』で著者の名前を認識した。今回は新聞の読書欄で紹介されていたので図書館で予約した。
作品の帯には
短編の名手が、日常の隙間にひそむ
「孤独」を描き出すー著者史上最もグロテスクで怖い10の物語から成る、
最高精度の小説集。
ひとは、「独り」から逃れられない。
となっている。
乙事百合子の出身地
ぴぴぴーズ
あたらしい日よけ
みみず
刺繍の本棚
墓
スミエ
ケータリング
フィリップ猫
錠剤F
と以上10篇。
何となく心細く、今進んでいる道があっているのかどうか分からない不安。
そんな感覚を持ちながらも進まざるを得ない道。
そして、その先には想像した通り…或いは想像とは違うけど、恐ろしい世界が口を開けていた…。
というような読後感。
後悔はないが、体調がいい時でないと読んではいけない気がする。