SOXは1.59%高、米10年債は一時5.34%へ|10/1米国株
ラタヒちゃんのデイリー相場ノート
米国市場レポート:2026年10月1日
おはようございます。
株活ヒロインのラタヒです。
10月1日の米国株は、S&P500が0.19%高、NYダウとNASDAQ総合はともに0.04%高、Russell2000は0.35%高でした。米10年債利回りは一時5.34%まで上昇し、日次値は5.24%。主要指数は下げを取り戻しましたが、金利の振れが大きい一日でした。
半導体ではMicron、NVIDIA、Applied Materialsが上昇し、SOX指数は1.59%高でした。セクターでは原油高を受けたエネルギーが上昇率トップです。金利警戒のなかでも、AI・半導体とエネルギーへ買いが入ったことが、この日の特徴です。
本日の主要マーケット

米国市場を動かしたポイント
1.米10年債は一時5.34%、その後は上昇幅を失う
米10年債利回りは一時、2002年以来の高水準となる5.34%を付け、米財務省の日次値は5.24%でした。インフレと原油、景気の底堅さ、財政・国債需給など、複数の材料が金利の背景として意識されたとみられます。

ISM製造業景況指数は54.5で9カ月連続の拡大。新規受注は55.3、価格指数は71.1から77.9へ上昇し、新規失業保険申請件数も19.7万件でした。景気の底堅さと投入価格の上昇が同時に見えたため、長期金利への警戒は消えていません。
2.AI・半導体が指数を支える
Micronは3.0%高、NVIDIAは1.1%高、Applied Materialsは3.5%高でした。SOXは1.59%高に対し、主要4指数は0.04〜0.35%高。半導体高を市場全体の強さとは分けて見る必要があります。
個別では、好決算のAccentureが15.8%高。一方、通期売上高見通しの中央値が市場予想に届かなかったMcCormickは4.9%安でした。金利だけで一方向に動くのではなく、決算内容による選別も強く表れています。
3.原油急騰でエネルギーが上昇率トップ
WTI原油は2.71%高の92.87ドル、Brent原油は4.37%高の102.31ドルで取引を終えました。中東への米軍増派や中国の石油製品輸出停止を巡る報道が、供給懸念を強めたとReutersは伝えています。
原油高はエネルギー株の追い風になる一方、企業コストやインフレへの警戒材料です。株式には追い風、金利には警戒要因となり得ます。
米国株の中身
S&P500の11セクターでは5業種が上昇しました。

エネルギー、資本財、情報技術が上昇する一方、ヘルスケアとコミュニケーションは1%を超えて下落しました。指数が小幅高でも、業種間の差は大きい相場です。
金利・為替・原油から見る相場
米2年債は10bp低下、10年債は5bp低下しました。ただし10年債は一時5.34%まで上昇しており、高金利への警戒は残ります。
ドル円は158円台へ上昇しました。原油も大きく上昇したため、日本企業にとっては円換算利益の支えと、輸入コスト上昇という両面があります。VIXは16.39と小幅上昇にとどまり、株式市場はパニックよりも銘柄・業種を選ぶ動きでした。
日本市場への影響
半導体関連:SOX高とMicronなどの上昇は追い風になり得ますが、米10年債の高水準も同時に確認したいところです。
資源・商社株:原油高と米エネルギー株の上昇を受け、関連銘柄が注目されやすくなります。
輸出株:ドル円158円台は円換算利益の支えになり得ます。一方、原材料コストへの影響は業種ごとに異なります。
運輸・電力株:原油上昇が続く場合、燃料費への警戒が再び意識される可能性があります。
ラタヒの考察
米10年債が5%台でも、AI・半導体とエネルギーは買われました。これは高金利に市場全体が強いという意味ではなく、業績や商品市況で追い風を説明しやすい分野へ資金が向かったと考える方が自然です。
今の選別軸は、高い金利を上回る利益成長や価格上昇の根拠を示せるかです。 次は半導体の強さが他のハイテク株へ広がるか、原油高がエネルギー以外の企業収益を圧迫し始めるかを分けて見たいところです。
今後確認したいこと
米雇用統計(日本時間10月2日21時30分):雇用者数、失業率、平均時給を受け、長期金利がどちらへ動くか。
米10年債利回り:5.34%を再び試すのか、5.2%台で落ち着くのか。
半導体株の広がり:SOX高がMicronなど一部銘柄だけでなく、関連銘柄へ続くか。
原油とセクター差:エネルギーへの追い風と、運輸・消費関連へのコスト負担がどう表れるか。
今日のまとめ
金利上昇が一服すると主要指数は下げを取り戻しましたが、上昇の中心はAI・半導体とエネルギーでした。次は雇用統計後の金利と、上昇が市場全体へ広がるかを確認します。
――株活ヒロイン ラタヒちゃん
参考情報・引用元
免責事項
※本レポートは市場の理解を深めるための情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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