
GAS + Geminiで作る、11体AIの自走オーケストレーション基盤
この記事について
「複数のAIを、勝手に働かせる」——そう聞くと大がかりなインフラを想像するかもしれない。だが実際には、Googleスプレッドシート + Google Apps Script(GAS)+ Gemini API という、身近な道具立てだけで実現できる。始めるコストは、小さく試すなら無料枠、本格的に自走させても月に缶コーヒー数本分程度だ。
この記事では、11体のAIが記事執筆・相互レビュー・企画立案を自律的に回す仕組みを、設計思想とコードの両面から解説する。ポイントは、凝ったプロンプトそのもの——それも必要だが——よりも、組織としての交通整理にある。
全体像
Googleスプレッドシート(1枚)
├── relay … 今、誰が作業中か(トークン管理)
├── audit_log … 全操作の記録
├── drafts … 記事の執筆パイプライン
├── tasks … ネタ帳
├── proposals … AI本人からの発案の受付
└── lounge … 雑談ログ
Google Apps Script(シートに内蔵)
└── 時間トリガーで定期実行 → Gemini APIを呼ぶサーバーは不要。GASはGoogleのクラウド上で動くので、PCの電源を切っていても仕組みは回り続ける。