ひいじいじのくれた、ノートと魔法のペン 第10話〜2人の絆〜
ノートがパラパラとめくれて、キラキラした緑色のインクの文字が浮かびあがった!
健人は驚いた。
『ひいじいじの、字だ!!』すぐに、わかった。
ひいじいじからの、健人くんへのメッセージが浮かびあがったのだ。
『このペンはな、健人くんが寂しくなるとき、いつでもワシと繋がれる 魔法のペンなんじゃよ。ワシが生きとるうちにこのペンを開発できてほんとうによかった。健人くんはワシがいなくなると悲しがるとおもって、ワシが知恵を絞って開発したんじゃ。ワシと健人くんは、ずっと仲良し。』
健人は切なさやら嬉しさやら感動やら、涙が流れた。音もなく、涙があふれた。
ひいじいじの優しさ、あたたかさがよみがえった。
ひいじいじが開発した、ノートと魔法のペン、これが健人くんにとってほんとうに正しいことなのかは、誰にもわからなかった。
健人にとって、なにが正しいか、なんて たいした問題ではなかった。
ただ、嬉しかったのだ。
ひいじいじは健人の中で、生き続ける。
そして、なぜだろう、またいつか ほんとうに会えるような、そんな気がした。
2人の絆は、時をこえ、永遠のものとなった。