メインコンテンツへスキップ
見出し画像

コロノスのオイディプス03

    第2幕は、目の前に現れた地元の住民である「旅の男(使者)」との間で繰り広げられる、非常に緊張感のある、かつ物語の重要な転換点となる問答セクションです。
    オイディプスが腰掛けたその岩が、実は恐るべき「復讐の女神たち(エリーニュス/エウメニデス)」の不踏の聖域であることが明かされます。しかし、オイディプスは「ここが私の終焉の地だ、私は絶対に動かない」と毅然と言い放ちます。目が見えない乞食でありながら、漂う気品とただならぬ言葉の重みに圧倒された男は、アテナイの王テセウスや長老たちに相談するために立ち去るという、サスペンスに満ちた展開です。


    『コロノスのオイディプス』第3幕:聖域の捜索と一歩の決断
    Plaintext
    [Chorus: Grand Operatic Choir, Agitated and Fast]
    [King: Oedipus / Heavy, Weak and Aged Lyric Tenor]
    [Antigone: Pure and Tender Soprano]
    [Orchestra: Fast Tempo, Urgent and Pacing Strings, Sudden Dramatic Breaks]

    [Chorus: Str. 1]
    [Chorus: Rapid and Pounding Harmonies]
    おい! 奴はどこにいる? 周りを見回せ!
    あらゆる隅々、すべての角をくまなく探せ!
    あの傲慢極まる不遜な男は、
    一体どこへ消え去ったのだ? 地面を捜索しろ!
    あれはきっと、ただの旅の者に違いない。
    我が土地の人間ではない、どこか別の国から来た放浪者だ、
    あの老人は。
    この土地の者なら、あの恐るべき神々の力を試したり、
    その聖域に足を踏み入れたりする勇気などあるはずがないのだ。
    人間が皆、恐怖に慄いて平伏する、あの女神たちの領域へ!
    その御名は、誰も声を大にして口にせず、叫びもしない。
    私たちがその前を通り過ぎるときも、目を背け、
    reverent な信心をもって、ただ静かに唇を動かすだけなのだ。
    だが今、神を恐れぬ不届き者が、
    ここに留まっているという噂がある。
    私はこの聖域の境内をくまなく探しているが、
    奴がどこに隠れているのか、さっぱり分からん。
    あの不浄な悪党め!
    いくら探しても、すべて無駄に終わるのだ!

    [King]
    [Orchestra: Sudden Stop / Low Shuddering Bass Note]
    [Vocal: Dignified but Frail Tenor, Resolute]
    私がその男だ。お前たちが近くにいるのは分かっている。
    「盲目にとって、耳は目の代わりになる」と言われているからな。

    [Chorus]
    [Vocal: Shocked Outcry / Full Ensemble]
    おお! 見るのも恐ろしく、聴くのも恐ろしい姿だ!

    [King]
    長老たちよ、どうか私を、法を犯した無法者として扱わないでくれ。

    [Chorus: Leader / Bass-Baritone]
    ゼウスよ、我らを救いたまえ! この老人は一体何者なのだ?

    [King]
    私は決して運命の寵児ではない、
    お前たちがその境遇を羨むような人間ではないのだ。
    おお、長老たちよ、教えてくれ。幸福な人間が、
    他人の目という光を頼りに手探りで進んだり、
    これほど弱々しい支え(娘)を頼りに、運命の嵐に立ち向かったりするものだろうか?

    [Chorus: Ant. 1]
    [Orchestra: Slower, Sad and Solemn Theme]
    お前は生まれたときから目が見えなかったのか?
    お前がこの地上を歩んできた旅路は、
    あまりにも不幸で、あまりにも長かったように思える。
    だが、これ以上、呪いに呪いを重ね、過ちに過ちを重ねてはならん。
    警告しておく、立ち入ってはならないぞ、
    この神聖なる神々の場所へ!
    春の湧き水と甘い蜜を混ぜ合わせた器が捧げられる、
    あの静かな草の生い茂る谷間へ。
    そこにお前が留まっていてはならないのだ。
    さあ、出てくるのだ、ここから立ち去るのだ、
    疲れ果てた放浪者よ、私たちの言葉が聞こえるか?
    (私たちはまだ遠くにいるが、私たちの声はお前に届いているはずだ。)
    もし何か願い求めたいことがあるならば、
    話すにふさわしい正しい場所まで移動して話すのだ。それまでは口を慎むが良い。

    [King]
    [Vocal: Anxious and Whispering Tone]
    娘よ、私たちは今、どのような決断に従うべきだろうか?

    [Antigone]
    [Vocal: Sweet and Obedient Soprano]
    お父様、私たちは従わねばなりません。この土地の人々のやり方に従うのです。

    [King]
    ならば、お前の手を貸しておくれ!

    [Antigone]
    はい、お父様、ここに私の手があります。

    [King]
    [King turns to the Chorus]
    長老たちよ、もし私があなた方の命令に従ってそこへ進み出るなら、
    あなた方を信頼したことを、後悔させるような仕打ち(裏切り)をしないでくれ。

    [Chorus: Str. 2]
    [Orchestra: Firm and Reassuring Symphonic Theme]
    お前の意志に反して、お前をここから追い出す者など、誰もいない。

    [King]
    私は、もっと先へ進めば良いのか?

    [Chorus]
    そうだ。

    [King]
    もっと先へ進むのか?

    [Chorus]
    娘よ、お前がその老人を導くのだ。私たちの望む場所へ、彼を案内するが良い。

    [Outro]
    [Orchestra: Tense and March-like Strings, Walking Rhythm, Fading with a Sudden Pause]

     
     
    1951年生まれです。現在75歳です。昔、書いていた小説を整理したいと思いブログを始めました。あきらめていたことが、どんどんできていけるような気がしています。geminiを利用しています。助かっています。AIと遊ぶのが楽しいです。

    あなたへのおすすめ