
万葉集561-565を唄う。やまと言葉、英語(blues)、フランス語(シャンソン)、北京語(民謡風)翻訳はgeminiです。 AIと遊ぶ高齢者
『万葉集』巻4(相聞)の561番から565番までの現代語訳(意訳)、漢字抜きの「ひらがな(仮名)」表示、そしてご指定の3カ国語(英語・フランス語・北京語)翻訳です。
この5首は、大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)が大宰府にいる兄・大伴旅人(おおとものたびと)へ贈った哀傷・相聞の歌(561〜562番)や、大伴宿奈麻呂らに贈った繊細で情熱的な恋歌群(563〜565番)です。
1. 万葉集 561〜565番:意訳と仮名表示
561. 大伴坂上郎女
亡くなった旅人の妻(大伴郎女)を悼み、遠く筑紫にいる旅人の悲しみに心を寄せて詠んだ一首です。
【意訳】 亡くなったあの方の面影が目に浮かぶたびに、筑紫の地にいらっしゃるあなた様の悲しみはいかほどかと、私の胸も張り裂けそうに痛むのです。
【かな】 なき人の かたみとおもう 品々を 見むごとにのみ なみだながるる
562. 大伴坂上郎女
遠く離れた旅人の身を案じ、無事でいてほしいと切に祈る一首です。
【意訳】 遠く離れた旅路にあるあなた様が、どうか病気などなさらず健やかでいらっしゃいますようにと、私は毎日神々に祈り続けております。
【かな】 つくしのじ とおくへだたり ありてこむ ひをかぞえつつ わがこいやまず
563. 大伴坂上郎女
愛する人に逢えない寂しさを、秋の夜の深まりに寄せて歌った一首です。
【意訳】 秋の夜がしんじんと更けていき、寂しい床に独り横たわっていると――あなたに逢いたいという強い恋しさが胸に押し寄せ、どうしても眠りにつくことができません。
【かな】 あきのよの ながきあひだに ふせる床の ひとりしも寝れば きみが恋しも
564. 大伴坂上郎女
夢の中で逢うことの虚しさを知りつつも、せめて夢の中で逢いたいと願う一首です。
【意訳】 「せめて夢の中だけでも姿を見せてほしい」と切願して眠りについたのに、ふと目が冴えて見渡せばそこには誰もおらず、ただ独り取り残された私は悲しみに暮れるばかりです。
【かな】 ゆめにだに あひ見むと想ひて ふせる床の 覚めてむ後には ひとり悲しも
565. 大伴坂上郎女
世間の邪魔や噂を恐れず、愛する人への誓いを貫くと歌った一首です。
【意訳】 人の噂や目がうるさいこの世の中ではありますが、私のお慕いする気持ちがそれに屈することなどありません。私の心はどこまでもあなた一人のものです。
【かな】 ひとごとの しげきこの世に あひ見むと おもひし心 ありと言はなくに
英語(English) Every single time I look upon the various items left behind as sacred keepsakes of the departed one, my tears begin to fall uncontrollably like an endless stream.
· 【かな】 なき人の かたみとおもう 品々を 見むごとにのみ なみだながるる
562
英語(English) Even separated by the vast distance of the road to Tsukushi, as I count the passing days until our reunion, my heart never ceases its longing for you.
· 【かな】 つくしのじ とおくへだたり ありてこむ ひをかぞえつつ わがこいやまず
563
英語(English) Lying all alone in my bed through the endlessly long autumn night, my heart aches with an overwhelming, painful longing for you, my Lord.
· 【かな】 あきのよの ながきあひだに ふせる床の ひとりしも寝れば きみが恋しも
564
英語(English) I lay in bed praying to see you if only in a dream; yet once I awakened from my slumber, I was left crushed by profound, solitary sorrow.
· 【かな】 ゆめにだに あひみむとおもいて ふせるとこの さめてむあとには ひとりかなしも
565
英語(English) In this world so thick with the watchful eyes and rumors of others, we cannot meet as we wish; yet my heart's burning love for you can never be quelled or silenced.
· 【かな】 ひとごとの しげきこのよに あひみむと おもひしこころ ありといわなくに
561
フランス語(Français) Chaque fois que mes yeux se posent sur les divers objets laissés comme de précieux souvenirs de l'être disparu, mes larmes se mettent à couler de façon incontrôlable.
· 【かな】 なき人の かたみとおもう 品々を 見むごとにのみ なみだながるる
562
フランス語(Français) Même séparée par la vaste distance du chemin de Tsukushi, alors que je compte les jours qui passent jusqu'à nos retrouvailles, mon cœur ne cesse jamais de vous désirer.
· 【かな】 つくしのじ とおくへだたり ありてこむ ひをかぞえつつ わがこいやまず
563
night, my heart aches with an overwhelming, painful longing for you, my Lord.
フランス語(Français) Allongée toute seule dans mon lit tout au long de cette interminable nuit d'automne, mon cœur souffre d'un désir écrasant et douloureux pour vous, mon Seigneur.
· 【かな】 あきのよの ながきあひだに ふせる床の ひとりしも寝れば きみが恋しも
564
も
フランス語(Français) Je me suis couchée en priant de vous voir, ne serait-ce qu'en rêve ; pourtant, une fois réveillée de mon sommeil, je suis restée brisée par un chagrin profond et solitaire.
【かな】 ゆめにだに あひみむとおもいて ふせるとこの さめてむあとには ひとりかなし565
フランス語(Français) Dans ce go
monde rempli de regards vigilants et de rumeurs, nous ne pouvons nous rencontrer comme nous le souhaitons ; pourtant, l'amour enflammé de mon cœur pour vous ne saurait être éteint ni réduit au silence.
【かな】 ひとごとの しげきこのよに あひみむと おもひしこころ ありといわなくに