謝りたい
息子と、息子の友達の話をした。
友達には、やりたいことがあるようで、そこに向かって動き始めたらしい。
息子は、その友達のことを、
「あいつなら、絶対成功すると思うよ。けど、自分はダメだなー」
みたいに言った。
私は、その言葉を黙って聞いていた。
なんと言っていいかわからなかったのだ。
息子の友達のお母さんが、
「あの子、ちゃんと調べているんだよね」
と言った。
私は、その言葉を聞きながら、
自分の子どものことを、自然に肯定できる感じって、こういうことなんだろうと思った。
私は、あんなふうに息子のことを言えているだろうか、と考えてしまった。
なぜ私は、あの時黙ってしまったんだろう。
なぜ息子は、自分をダメだと言ったんだろう。
私は、息子をダメだと思っているんだろうか。
そんなことを考えていた時、ふと、
私は、自分のことをダメだと思っているんじゃないかと思った。
息子が「自分はダメだなー」と言った時、
私は、「そんなことないよ」と、言えなかった。
それは、息子をダメだと思っているからではなくて、
私自身が、自分をダメだと思っているからなのかもしれない。
自分を肯定できないと、肯定する言葉が出てこない。
肯定してよいのかと迷ってしまう。
それは、息子に向けられたものではなく、自分に対して思っていること。
息子は、ダメじゃない。
私は、知っている。
ダメじゃないよと言えなかったことを、謝りたいと思った。
あなたは、ダメじゃない。
そして、私にも言いたい。
私は、ダメじゃない。
