
透明でいたい。でも、からっぽじゃない。
昔から、透明なものが好きだった。
海や川。
雨や水、ガラス、しゃぼん玉。
小さい頃、透明の粒々が入っている消臭剤をどうしても触ってみたくて、
開けてみたこともある。
洗面器にコロコロと転がるたくさんの粒々。
つまんでみて、さわってみて。いくつかつぶしてみた。
固くてつるつるで、思わず口に入れてしまいそうになる。
手ですくってみたとき、幸せのカケラがたくさん手に入ったような気がして、とてもドキドキした。
当然、母は悲鳴をあげていたけれど。
透き通っているものを見ていると、心に沁みていく。
自分の心がきれいになっていくような気がする。
空っぽの空き瓶だって透明だけれど、それでは何もときめかない。
透明な何かが入っていなければ。
水が入っているなら、お花をさして飾るだろう。
サイダーなら、空に透かしてしゅわしゅわの粒を眺めるだろう。
水あめなら、その甘さに溺れるだろう。
ぎっしりビー玉が入っていたら、
窓辺に置いて小さな光のカーテンを楽しむだろう。
わたしの頭の中は、いつもぐるぐるまわっていて、
色んなもので渦巻いている。
でも、心は透明でいたい。
からっぽではなくて、透明で満たしたい。
そして今日も、その透明をことばにしている。
濁らせないよう気をつけながら。
あなたの目には、どう映っているのだろう。
黒く見えることもあれば、
それとも虹のようにカラフルに見えることもあるのかな。
わたしの好きな透明が、あなたの好きな色で届くと嬉しいな。
わたしの文章に彩りをくれるのは、読んでくれているあなたです。
いつも読んでくれて、ありがとう🫧

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