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『役割』という呪いをかけ続けた私が、やっと自分の『こうなる』に向き合えた話

  • 残り10


「青さんって、強い人だから」


深い意味はなかったのだと思う。
でもその一言が、私の恋を止めた。

「それ、褒められたんじゃない?」

友人にも呆れられた。
今思えば、そうだったんだろうとも思う。

でも『強い人』と言われたら、弱さを見せたりできない。
だって、自分に期待されている『役割』ではないから。


そうしてまた、心のなかにまた1つ、感情のガラス標本が追加された。



こどものころは、すぐ泣くくせがあった。言葉にできない感情を涙にして全部出していたのだろう。「みんなと少し違う」ことに気づいていたから。

10代からはずっと『強い人』『頼れる存在』『しっかり者』という役割をこなすことが当たり前になった。

学校でも、自宅でも。

それがいつの間にか、こうなっていた。

弱音を吐く前に「青さんなら大丈夫」と先回りされる。
「助けてほしい」と言うタイミングがわからない。

気づけば、『役割を演じること』が、自分の『あり方』にもなってしまっていた。


期待に応えなければ、という呪いにかかっていた私のこと



改めまして、こんにちは。
にじの青、というアラフィフのセクシャルマイノリティです。

このnoteは、失恋の話を書きたかったわけじゃない。

過去の経験から『誰かから求められる役割』を演じ続けて、本当の自分がわからなくなってしまっていた事に気づいた話。

そして、

失恋をきっかけに『こうすべき』という呪いをかけ続けた人生から、

また人を好きになることで呪いから抜け出し、

『私はこうなる』と決めるまでの観察記録でもある。

『期待される役割』に応え続ける呪い


小学生の頃からずっと、自分に『期待されている役割』に応え続けようとしてきた。そのとき既に、みんなと少し『違う』という自覚があったから。

その結果、世の中の『こうするべき』『こうあるべき』を選ぶことが当たり前だと思い込んでしまった。

そうしなければ、誰にも受け入れられない。
本当の自分なんて「変なやつ」だから。

この思い込みは、成長するとともに強い呪いへと変わった。

呪いの始まりも失恋だった。

「自分のすべてを知ったら、きっと嫌われてしまうかもしれない」

そんな相手をアラサーの頃、うっかり好きになってしまった。
潔癖症で超お堅い職種。マジメで理屈っぽい人。

その人の持つ感性や知識に惹かれていた。逢うたびに自然と関係が深まることが、ただ、嬉しい。そんな関係性だった。

もしかしたら、付き合いかけてたのかもしれない。

でも、その裏側で、SMプレイヤーとして私は活動していた。

本当のことを言うかどうか、スッパリとなかったことにするか。

気持ちの踏ん切りがつかないうちに、突然現れた別の相手に全部持っていかれてしまった。
私と真逆なタイプに。

あのとき『こうすべき』を選べなかったのは、無意識のうちに自分の『こうなる』や自由を守りかったのだと、今は思う。


『こうすべき』という呪いから、私はどうやって抜け出したのか。



失恋が全てのきっかけだったのは確かだ。

でも、本当に私を縛っていたものは、
恋愛とは全く別のところにあった。

私は、恋愛を諦めたかったわけじゃない。
人と違う自分を否定したかったわけでもない。

ただ、

自分を許しかっただけだった。


そのために必要だったのは、


自分を縛っていた呪いの正体を知ることだった。


どうやって人生を支配する呪いを解き、
『ただの自分』を私は許せるようになったのか。

その話をしたい。

『こうすべき』をずっと選び続けてきた。
気づけば、その先に『こうなる』という本音と決意が待っていた。

『こうすべき』を手放したから、自分の本音に向き合えたんじゃない。
ずっと忘れてた『こうなる』という決意に、やっと立ち戻れただけだった。

もし、今

「なんとなく人に合わせてしまう」

「期待されると断れない」

「本当はどうしたいのか、時々わからなくなる」

そう思っているなら、

続きを読んでもらえたら嬉しい。


 
 
性的なことの本質を読みほどき、言葉にして解放する人。 合意と同意という視点から、性を語ることが得意。 6歳で「ヘンタイでマイノリティ」な自分を自覚。 15年以上、昼職とSMプレイヤーとの二面性を行き来。 「性は生きることそのもの」という視点で発信中。

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