
巡る、満ちる、私に還る

季節の忘れ物、人生の落とし物
春には、期待という名の種をまき
夏には、焦燥という名の日差しに焼かれ
秋には、後悔という名の枯葉を数え
冬には、孤独という名の雪に埋もれる。
季節が巡るたび、
私たちは何かを失い、何かを手放してきた。
けれど、よく見て。
散った花びらは土に還り、次の芽を抱きしめている。
凍てつく夜は、星の輝きを一番近くに連れてくる。
「変わっていくこと」を恐れなくていい。
木々が服を脱ぎ捨てて、新しい春を待つように
あなたも、去りゆく季節に
余計な荷物を預けてしまえばいい。
景色が変わるのではない。
景色を受け取るあなたの心が、
少しずつ、深くなっていく。
さあ、次の季節が
あなたの玄関を、優しく叩いている。
● 「あなたにとって、一番好きな『季節の匂い』は何ですか?」
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
皆さんの心に、穏やかな風が吹きますように。
🎵 このポエムに寄せて
もしよろしければ、この文章と一緒に[坂本龍一「Energy Flow」]を聴いてみてください。
季節の移ろいを感じるような、優しいピアノの旋律がよく合います。