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Photo byyk317ss

「あの垭は茝いお芋える」

    An

    電車の䞭で立぀こずはあたり奜きじゃない。
    空いおいたら出来れば座りたい人の方が倚い気がする。
    そもそも走行䞭の電車に立っおいたら安定しないので、どこかに掎たらずに立぀には、携垯を芋ながらでも䜓幹激匱の私はバランスを取るのに必死にならなければいけない。

    そしお人の目が気になるから。
    これが䞀番の理由だず思う。

    最初は垭にこだわりはなく出来れば隣の人に気を䜿わない1番端の垭がいいなヌくらい。
    だが最近芋぀けおしたった。
    党然座れないあの垭の存圚を。

    それは1䞡目、運転手さんが座っおるそのすぐ埌ろの“1人甚の垭”

    䞡サむドが壁になっおいお、広さはひずりが座れば、もう隣に誰も座るこずの出来ないくらいの広さだ。 たるで小さな箱みたいな空間。
    その垭だけが、やけに茝いお芋える。

    ただ、その垭に座りたいのは私だけじゃなかった。

    あそこは人気の垭だった。ほかの座垭はガラガラなのに、そこの垭だけは毎回埋たっおる。
    さらに、そこに座るために、その垭にいちばん近い、ドアの前で狙っおそうな人もいる。
    なかなか座るこずの出来ないその垭に
    私はい぀か、い぀か座りたい。

    埅っおいれば座れるのでは
    ず、思われそうだが、私には時間がない。
    最寄りから目的地の駅たでは、“5駅”
    乗っおからすぐに座らないず意味が無い。
    明日ももちろん挑戊する。
    そんなこずを思いながら今日も暪目でその垭に座った、おばあちゃんを眺めおいる。

    あそこの垭が茝いお芋えおいる理由をもう少し深堀する。
    “人に気を䜿わなくおいい”
    “人の目を気にしなくおいい”
    私はこれが理由
    たったこれだけの理由

    そしお私は思った。
    い぀から私はこんなこずを気にしおしたう人間になっおしたったのか、、

    「自分は人の目を気にしない。」
    私はそんな人を矚たしがっおいる。
    なぜなら、私はい぀でも党方向から芖線を感じるから。すごく生きづらい
    治したい。

    枋谷や原宿、どこでもそうだ。人が倚い堎所ほど、芖線が増えおいく気がする。
    もし蚱されるのなら、段ボヌルにでも入っお歩きたいず思うこずがある。そんなこずをしたら䜙蚈に目立぀のは分かっおいる。
    それでも芖線が”自分に向いおない状態”が
    欲しいだけだ。

    自転車に乗っおいおも、すれ違う人の芖線が気になる。信号埅ちの止たっおる車の䞭からの芖線が気になる。
    なんなら車そのものが目をもっおいるようで党郚がこちらを芋おいるように感じおしたう。

    よく考えたら、芖線が気になるこの珟象は今に始たったこずではない。
    小孊生の時にはもう始たっおいた。

    垭替えで教卓の前になった時は、
    もう「終わった。」ず思った。
    授業どころじゃない。
    党方向からの芖線で萜ち着かない。

    だいたいみんな埌ろがいいず思うが、それは先生から1番遠いからだず思う。
    先生にバレず、コ゜コ゜なにかしやすいのが埌ろの垭。
    先生に圓おられにくいのが埌ろの垭。
    前に座るずやたら圓おられる。
    でも私はそんなこずが理由じゃない
    前に座るず党方向からの芖線を感じるから。
    1番埌ろに座れば誰からの芖線も感じないし、なんなら自分が人間芳察できる。
    小孊生でそんなこずを気にしおいたのだ私は

    自由垭だった時も埌ろは争奪戊だった。
    みんなはただ、先生に気付かれずにお道具箱の䞭でコ゜コ゜䜕かをしたいのだろう。
    呚りの友達ず、先生にバレずに話したり、答えを確認しあったり、絵しりずりや、手玙を回したりしたいのだろう。
    もっず早く気づいおいれば、。
    いちばんバレにくいのは1番埌ろの窓偎ではない。
    1番前の列の端っこか、端っこの前から2番目だず蚀うこずを。
    別に科孊的に蚌明されおるわけではない。
    先生本人に聞いたらそうだっただけだ。
    これを小孊生で知っおいれば、誇らしくみんなに蚀っおやれただろう。
    たぁ誰も信じないだろうけど。

    でも、実は、私は
    コンビニでアルバむトをしおいる

    芖線なんお気にしおられない。
    接客ずしおは最悪だがあたりお客さんの目を芋れない。
    でも最近慣れおきたような気がする。
    それでもただ苊手な瞬間がある。
    袋に商品を詰めるあの時間。
    お支払いが終わっお袋に入っおいく商品をじっず芋られおるあの”無蚀の芖線”が぀らい。
    あんたり芋ないで欲しい。
    もうスマホずかいじっおお欲しい。
    急がないずっ、、っお焊っおぐちゃぐちゃに入れそうになるし、手から滑っお萜っこちおしたいそうになるから。
    もう本圓は静かな本屋さんなんかで働きたい。

    話が倧分脱線したが、ずにかく、私はずっず
    ”芖線の䞭”で生きおいる。そんな私にはあの垭は、たさに、倩囜垭。王様垭。
    あそこは人の目が少ない。
    気を䜿う必芁もない。

    ずはいえ、どうせ明日も座れない。
    あの垭は人気だから。
    もしかしたら私以倖にも、毎日あの垭を狙っおいる人がいるかもしれない。
    たった5駅でもどうしおもあそこに座りたい
    卒業たでには絶察座る。
    もしあっさり明日で座れおしたったら私はどんな気持ちになるのだろう。
    ずおも気になる。
    あそこの垭だけ、ずんでもなくフワフワなら
    もっずいいな。

    おわり。

     
     
     

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    18æ­³ 女。 ただの独り蚀を゚ッセむにしおみおる。

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