あの頃の名前で集まった、奇跡の夜|心が動いた帰省
実家に、ひとりで帰省した。
夫も息子もいない、完全な「自分だけの時間」
結婚して地元を離れてからずっと疎遠になっていたけれど、この帰省は、自分の名前も結婚前の旧姓に戻ったような、そんな不思議な感覚を味わった数日間だった。
今回の帰省の最大の目的は、ある同級生と約40年ぶりに連絡がつき、再会することだった。
待ち合わせた場所で顔を見た瞬間、
長い年月が一気に縮まった。
お互いに歳は重ねていたけれど、話し始めると、あの頃の空気感がそのまま蘇ってくる。
その再会からさらに嬉しい展開が待っていた。
話しているうちに、別の同級生が近くで居酒屋をやっていることが分かったのだ。
「せっかくだから、連絡してみようか」
と彼女が声をかけてくれたところ、急な呼びかけにもかかわらず、ほかの数人もその居酒屋に駆けつけてくれた。
その場に来られない人にも、
誰かが電話をかけてくれて、スマホ越しに久しぶりに言葉を交わすこともできた。
中学生の頃は、実はほとんど話したことがなかった人もいる。
当時は遠い存在だったり、なんとなく話す機会がなかったりした顔ぶれ。
それなのに、いざ話し始めてみると、
不思議なくらい会話が弾んだ。
40年という空白の時間が嘘のように、
当時の思い出話から現在の暮らしのことまで、
話は尽きなかった。
お互いにいろいろな人生を歩んできたからこそ、
ぽろっと出た言葉がある。
「人生、いろいろあったけど……
今こうやってみんなで話せていることが、
なんだか本当に幸せだし、すごく楽しいね」
家族の世話を少しだけ離れ、妻でも母親でもないただの「あの頃の中学生」に戻れた時間。
思いがけない縁と温かい再会。
心が動いた忘れられない帰省になった。
そして、自宅の最寄駅に到着した瞬間、
私の中のスイッチはまた、
いつもの「妻であり、母である日常」へ、
静かに切り替わった。
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09月09日 https://note.com/kbito/n/n4f02b9cc5890
09月10日 https://note.com/kbito/n/n6eb77717b562
09月11日 https://note.com/kbito/n/nbb02de2a6260
09月12日 https://note.com/kbito/n/n3874a8e1f0da
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09月14日 https://note.com/kbito/n/n262369e3aa4d
09月15日 https://note.com/kbito/n/n9946100d3b07
