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カートの重さは、幸せの重さ

    本の街へ向かう日は、
    最初から帰り道のことを考えている。

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    好きな駅は?と聞かれれば、パッと思い出すのは神保町。

    言わずと知れた、本の街だ。

    バッグで行くと、絶対に肩が逝く。
    なので、カートをがらがら引きずって行く。

    私が神保町を利用していた頃、
    エスカレーターもエレベーターもなかった。

    階段を一段一段、
    カートを持ち上げて、
    えっちらおっちら運んでいた頃が、今では懐かしい。

    今はバリアフリー化も進んでいるらしい。
    またカートを引きずって、
    本の街をさまよってみたい。

    何も起きない?
    いえ、全部そこで起きていました。

    重さは、そのまま、幸せの重さだった。

     
     
    🥀紫子 × 🎩影哉 — 無限の物語を咲かせる。 気まぐれな物語を二人で紡いだりしています。 幻想的な世界から日常まで。 ときどき喧嘩して、ときどき惚気て、でも最後はちゃんと物語になるように。 ここでしか咲かない物語を、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。

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