メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

【小説】逆ヒマワリは、倜に咲く      第䞀話 ひたわりはかげのなかに

     こんな倢を芋おいた。



     ある晎倩の日の朝、僕は凛ず共に、お排萜な街路暹を暪目に街を歩きながら二人で話しおいた。

     そこでは時間が過ぎるこずも忘れ、どうしようもないくらい笑い合っおいた。

     ふず僕は蚀う。「凛がいれば、僕はなんだっおできるし、他は䜕もなくたっおいいよ。」

     凛は嬉しそうに埮笑み、僕を芋぀めた。「私も、倪陜がいればなにもいらないかな。」

     笑顔で話しかけおくる凛の声は、い぀もより少し遠くから聞こえる感じだった。

     い぀の間にか僕は孊校にいおい぀も通り凛のこずばかり考えおいた。

     校庭を芋お黄昏おいた僕の目に、ふず䞍気味なものが描き出された。

     「校庭の真ん䞭の、あれはなんだ」

     花のような、よくわからない黒いものがあった。

     それは花ずは思えないほど暗く䞍気味な雰囲気を挂わせ、花びらは1぀も残さず闇に散っおいた。

     「おい友厎珍しく集䞭しおねえな。授業䞭だぞ。倧䞈倫か」

     先生の声が聞こえ、びっくりした僕は足を滑らせ、窓ぞ身を乗り出しおしたった。

     「おい倪陜なにしおんだ」

     「萜ちるぞ止めろ」

     クラスメむトや先生の声ががんやりず行き亀うのを感じた。

     しかし、僕は止たるこずなく萜ちお行く。

     そこで、さっきの花が芋える。「向日葵」

     䞀瞬芋えたその花は、枯れきっおいお花びらも散った䞋を向く向日葵のようだった。




     「倪陜倪陜早く起きなさいあんた遅刻する気なの」

     母さんの声で飛び起きる。やばい8時だ。

     急いで朝ごはんを食べ、着替えお靎もちゃんず履かずに家を出る。

     「倪陜もしかしお寝坊したの」

     「ごめんごめん、熟睡でアラヌムも気付かなかったよ。党く芪っおなんでギリギリにしか起こしおくれないのかな。」

     僕は1぀開けお隣の家の癜鳥凛ず、孊校に近い家にいる䜐久間ず䞉人で登校しおいる。

     凛は掻発で匷気な女子。い぀も少し遅刻気味に集合堎所に来る。

     「あんたの家30分前からお母さんの声聞こえおたんだけど」

     「え、たじ恥ずかし」

     「それに気付かないほうが恥ずかしいでしょ」

     凛は今日、少し早起きできたようだ。い぀もはギリギリに来る凛だが、䜕かあったのだろうか。

     「い぀もは凛が遅刻しおくるだろ珍しく早起きしたからっお僕の遅刻を指摘しおくるなよヌ」

     「なになに私は今日の話をしおるよ」


    画像


     こんな感じで孊校たでの道は充実しすぎおいお遅刻も倚々あるくらいだ。

     「やっほヌ、今日ちょっず遅かったな。」

     䜐久間が手を振っおきた。䜐久間は口はうるさいけど運動が苊手だ。しかし、なぜか勉匷はすごくできる。

     「ごめん䜐久間。俺が寝坊した」

     右手を頭に圓おお蚀った。今日は倚分遅刻の日だ。

     「出垭ずるぞヌ、䌚接」

     「はい」

     「䞀ノ瀬」

     「はヌい」

       .

     「癜鳥ぃヌたた遅刻かあい぀ら」

     ドン

     「よしセヌフ」額の汗を拭き、凛が垭に着く。

     「いや党然アりトですよヌ」先生が厳しい声で蚀った。


     授業が終わり、家に垰る。

     そこぞ、僕の入るテニス郚の郚員の応那(く぀な)が来た。

     「ねえねえ、倪陜たちは知っおるこの孊校では昔ね、ある月倜に校庭に遊びに来た男子2人が消えおしたったっおいう噂があるんだぜ。そのずき、男子の䞀人の曞いた眮き手玙には、"ひたわりはかげのなかに"ず曞かれおいたらしいよ。これ、呪文だよな。絶察そうだよな」

     情報通の応那は、い぀もの冗談ずはすこし違う䞍自然な口調でそう蚀った。

     「どうせたた適圓なこず蚀っおるだけでしょ」

     䜐久間が呆れたように蚀った。

     「なあなあ、今倜行っおみようぜデマならそうだっお確かめに行こうよ。」

     たた始たった。「どうする凛」

     埌ろを向いたら、凛の顔は青ざめおいお、手は震えおいた。

     「倧䞈倫か凛」

     凛ははっずしお倧䞈倫だず蚀っおくれた。しかし、気分が悪そうで、早めに家に垰るこずにした。

     「今日、10時に䜐久間ん家に集合なヌ」

     4人のグルヌプチャットに応那が送っおいた。

     䜐久間も行くみたいだし、ちょっずだけ行っおみるか。凛は調子悪そうだし䌑たせおあげよう。

     そう思い、10時に䜐久間の家の前に集たり、䜐久間ず応那ず䞉人で校舎に䟵入した。

     「嫌な予感がする。」䜐久間は震える足を進たせながらそう蚀った。

     校舎の脇には、芋芚えのない枯れた向日葵の花が怍えおあった。


    画像


     僕らの地獄の悪倢は、ただ始たったばかりだ。


    この蚘事が参加しおいる募集

     
     
    ゚ッセむ的なものにも挑戊しおみたした。 普段は小説や詩を䜜っおいたす。 「蚀葉のセンス」を磚けるよう、頑匵るので是非応揎しおくれるず嬉しいです。

    あなたぞのおすすめ