夏の終わりに、やり残したこと
今年の8月は、来年度に向けた基礎をつくるため、自分のためだけに時間を取ると決めていた。
これからやりたいことを整理し、計画を立てる。そのために、わざわざ確保したひと月だったはずなのに。
最初に目的としていたことが、まだ一つも決まってない。
そして、明後日からは、もう今シーズンの仕事が始まってしまう。
「なんていうことだろう。」
今日、私はがっくりと首を下に向けた。
時間はあったはずなのに、いったい私は何をしていたのだろう。そう思うと、情けない気持ちにもなる。
まだ夏は終わっていない。
明日の外出を終えたあとの夜と、今週末の日曜日が残っている。このわずかな時間に全集中して、来年度の計画を立て、もう一つ、9月末までに果たしたいことを形にしたい。
ドイツで暮らす私は、日曜日を「休む日」として大切にしている。仕事から離れ、心と体を休ませるオフの時間だ。
それでも今週末だけは、一年に一度の特別な日曜日。
自分に許しを与えて、一日だけ集中することにした。
夏の終わりに、やり残したことを終わらせるために。
できなかった自分を責め続けるのではなく、残された時間で、できることを精いっぱいやってみる。
さあ、どうなるだろう。
今年の夏を最後まで燃え切ることができるのか。結果は、まだわからない。それでも、自分にできる限りのことをやってみようと思う。
白紙のままになっている来年度のページに、まず一本の線を引く。
夏の終わりの日曜日が、私にとって新しい季節の始まりとなる様に。
