見出し画像

🎧 深堀ミュージック ほぼDaily|Incognito

Incognitoは英国のバンドなのよね。

初めて聴いた頃から、なんとなく米国のソウルやファンクに近い印象があった。もちろん、いわゆるアシッドジャズらしい洗練された音作りはあるんだけど、それだけでは終わらないのよ。

英国のミュージシャンって、音をお洒落に聴かせるのが上手いじゃない?

演奏や歌唱力を雰囲気で包み込むのも上手い。実力が足りないところを隠すために、そうしている人もいるんじゃないかと私は疑っているけどな。笑

ところが、Incognitoにはそれがあまり感じられなかった。

今回選んだのは「Still a Friend of Mine」(1993年)と「Don't You Worry 'Bout a Thing」(1992年)の2曲。どちらもボーカルは、米国ボルチモア出身のメイザ・リーク。

ああ、なるほどね。

英国のバンドが作る洗練されたサウンドに、米国のソウルシンガーが加わっている。私が感じていた印象の理由が、少しわかった気がする。

「Still a Friend of Mine」は、まず曲がいい。軽やかなリズムと温かいメロディーに、メイザの声が実によく似合う。恋人としての関係が変わっても、あなたは今も大切な友達。そんな気持ちを歌った曲なのね。

そして「Don't You Worry 'Bout a Thing」は、スティーヴィー・ワンダーのカバー。原曲は1973年の『Innervisions』に収録されている。

スティーヴィーの曲を取り上げるとなれば、歌も演奏もごまかしは利かない。それをIncognitoは、自分たちのグルーヴに乗せて、実に気持ちよく聴かせてくれる。

メイザの歌声には、洗練されたアレンジの中でも埋もれない力がある。かといって、バンドが彼女の後ろに引っ込んでしまうわけでもない。

歌も演奏も、ちゃんと主役になれる。

Incognitoの魅力は、そこにもあるんじゃないかと思うのよ。

英国のお洒落と米国のソウル。両方のいいところを持っているバンドなのね。

まあ、英国の皆さんには少々失礼なことも申し上げましたが、私は昔から英国の音楽も大好きです。

そこは誤解のないようにお願いします。😎



今日はこのへんで。
きっとまた明日。🎧

©️深堀ミュージック



いいなと思ったら応援しよう!