弟の乙女度に完敗した姉
先日、弟と親友ダムスと共に、池袋にある期間限定ポムポムプリンカフェに行って来た。昨年サンリオキャラ大で1位をとった人気者だけあり、予約(1人500円かかる)だけで時間制かつ1日満員御礼であった。
店内は9割女性である。彼女の付き合いで来ている男性、娘と嫁に付き合って来ている男性。その男性達と明らかに違い、店内に入る前から「可愛い〜♡」を連発して写真を撮っているのがうちの弟である。
ポムポムプリンカフェで弟はドリンクとシチューとパンケーキを注文した。フルセットである。せっかくなので写真を撮る?と聞き、撮影したのがこの写真である。

顔がモザイクのため伝わらないので解説すると、弟はウインクをしている。おふざけでもなく、写真でなんの迷いもなく本気でウインクをしたのである。姉は31年の人生で写真を撮ってもらう時にウインクした瞬間は無い。
弟は昔から乙女であった。
我々兄弟は母がケチなため、子供の頃買い物する場所といえばバザー会場であった。
そのバザー会場で、弟は毎回かわいいぬいぐるみを買っていた。それは幼稚園に入る前から、バザーに母と行かなくなった小学校高学年まで続いた。
じゃあその後はぬいぐるみを卒業したか?といえば、そんなことはない。
弟は20歳の時、癌のため入院した。その時に、彼はでかめのピングーを連れて行くと言って親を困惑させた。結果連れて行き、今もピングーは大事に弟の部屋にある。
そして弟の部屋には、現在ぬいぐるみが沢山ある。コレクター的に揃えているというよりは、自分が可愛いと思ったポケモン、サンリオ、ディズニー、スンスンなどを部屋に置きまくっている。ありすぎて元私の部屋にもぬいぐるみが侵食されている。因みに私の家にあるぬいぐるみは、

このがおぱわるう1体である。まじで1体しかない。
ちなみに弟はマイコスメポーチがある。
化粧は普段ほぼしないし、メンズコスメといった感じなのだが、とりあえず今は揃えたコスメを見せびらかしたいらしい。私やダムスに、カバンからポーチを取り出してコスメを紹介してニコニコするのだ。
あと弟はクッキーアンに会うためにディズニーシーに行くし、アンバサダーホテルのモーニングに1人(クッキーアンぬいぐるみ連れ)で行く。
クッキーアンとは、ダッフィーフレンズのメンバー、犬の女の子である。弟の推しキャラである。
その子のぬいぐるみを連れて、カチューシャもつけて、クッキーアンのグリーティングにディズニーシーに行った。
そしてこの前、親と弟がアンバサダーホテルに泊まった際、弟は1人でモーニングに行き、クッキーアンのぬいぐるみを連れてシェフミッキーと撮影して来た。因みに親はモーニング代が高いからと行かなかったらしい。28歳男性で1人でぬいぐるみを抱いてシェフミッキーに行くのはなかなかレアだと思う。
弟はディズニーが大好きだが、主な目的の中にグリーティングがあるくらい、キャラが大好きな男である。
あとショーも好きである。ミッキーのマジカルミュージックワールドというショーを私とダムス、弟の3人で観に行った際、弟の大好きなラプンツェルが出て来た時彼は口に手を当て目をキラキラさせていた。
ラプンツェル繋がりで言うと、ディズニーシーにラプンツェルのアトラクションに乗った時、弟は感動で泣いた。あくまで私の感想だが、別に泣くようなアトラクションではないと思うし、5分程度のアトラクションで泣けるのは本当にすごい。
だが弟は別にオネエではない。
ここまで読むと「弟くんは心が女性なんじゃないの?」とお思いの方がいるかもしれない。でもぜんっぜんそんな事はない。私はドラァグクイーンの方々が好きだし、弟がゲイでも妹になろうとしても何も問題ない。でも残念ながら、弟は若くて可愛い女が大好きなノンケ男性である。何故か弟の口調は「アタシ」「〜なのよ」「やあよ」とか女言葉であるが、男なのだ。アタシって一人称を言う男は弟以外オードリー春日しか知らない。
私は反対に、弟と違って趣味が男性寄りである。多分、我々姉弟は「男(女)ならこうあるべき」という教育をされなかったのが、拍車をかけたのではないかと思う。
なので、弟がレアなのではなく、弟みたいに乙女趣味な男性は一定数居ると思うのだ。ただみんな、変に思われるのではないかとか、男っぽくしなきゃという潜在意識で、その好きを閉じ込めているのではなかろうか。
多様性が認められるようになった現代、弟みたいに可愛いものが好きなことを公表していく人は増えるのではないだろうか。みんなも可愛いが好きなら、弟のようにグリーティングでキャラにハグしながら写真を撮ったり、かわいいデザートをニコニコしながら食べたっていいのだ。
