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#391 介護人材60万人不足へ

    こんにちは
    tatsuyaです。

    本日は、「介護人材不足」に関するニュースについて紹介したいと思います。

    介護人材60万人不足へ 認知症ケア、AIが指南役

    熊本市で1月、人工知能(AI)を活用した老人ホームが開業した。認知機能の低下による暴言や介護拒否といった言動を示す入居者への対応にAIを使う。

    「下剤はご入居者の状態に合っていますか」「排便カウントに適切な対応ができていますか」――。AIが症状の原因に便秘があるのではないかと判断すると、対処方法がパソコン画面に表示された。

    ベテランに学ぶ

    介護大手のベネッセスタイルケア(東京・新宿)が運営する「メディカル・リハビリホーム グランダ水前寺」ではスタッフがパソコンやタブレット端末に入居者の介護記録を入力すると、センサーで集めた睡眠や排便、服薬内容などのデータと重ね合わせてAIが内容を分析。最適なケアの方法を提案してくれる。

    力を入れているのが認知症の利用者への対応で、若手職員が疲れ果て、将来不安も重なって離職するケースが後を絶たない。AIにベテラン介護士のノウハウを学ばせ、AIの分析をもとに「介護士や看護師らが話し合って方針を判断している」(村上晃浩執行役員)。経験の浅い職員でも質の高いサービスを提供できるようにした。

    厚生労働省によると、2023年10月に介護職員は212万6千人と00年以降で初めて減少に転じた。他業種と比べて低い賃金や激務が人材確保を難しくしている。同省の試算で介護人材は高齢化の進展で40年度に272万人程度が必要とされる。現状では60万人足りない。

    人材難に運営コストの上昇も重なり、東京商工リサーチの調べで24年に倒産した介護事業者は172と遡れる00年以降で最も多くなった。

    事務負担を軽減

    長寿社会の介護の効率化に先進技術を用いた「エイジテック」は欠かせない。都内のデイサービス「成城パティオ」ではリハビリにMoff(東京・港)が開発した「モフトレ」と呼ぶサービスを導入した。

    2月のある日、高齢の男女5人がイスに座り、テレビ画面の映像を見ながらエクササイズをしていた。スタッフは利用者のそばで動きをサポートする役目に徹する。高齢男性の1人は「困っているとすぐ近くに来て教えてくれる」と安堵の表情を浮かべる。

    モフトレの特長はリハビリに関する事務負担を軽減できる点にある。計画書は介護度や項目を選ぶだけで完成し、腕や足につけたセンサー内蔵のバンドから実施記録がシステムに出力される。「計画作成のための長時間残業は不要になった」(施設の岩瀬恵子代表)

    Moffの土田泰広社長は「人材獲得競争が激しく、理学療法士らリハビリの専門職を雇えないところは少なくない」と現場の実情を明かす。淑徳大学の結城康博教授は「介護のムダをそぎ落とす意味でデジタル技術は有効だ」と語る。

    国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、65歳以上の人口は43年にピークの3952万人に達し、全人口の35%を超える。シニアが日本の社会の主役となり、活力の維持は国力を左右する。民間の創意工夫が未知なる長寿社会を支えることになる。

    2025/05/09 日本経済新聞

     職員の「働きやすさ」と利用者への「ケアの質」を高めるための工夫が必要になってくるのだと思います。

     AIを活用することで「人手が少なくてもすむ介護」と捉えてしまいやすいですが、働くスタッフや利用者さん等「その方々を支えるため」に活用されるという考え方をもったほうが良さそうです。

     介護をロボットで完結させるわけでは決してなくて、人の手間が必要ではない部分は機器に任せて、本当に必要な部分(今まで時間を削っていた部分)に人の手を当てるような工夫をしていくことが大事なのだと思います。

     どうしても、AIを使うことは楽をすることだとか、機械を使って介護するなんてなんか冷たいとか思うかもしれないが、そのような偏見は持たずに取り組んでみることが大事なのかもしれない。

     ただし、最新の機器があればすべて解決する問題では決してなく、あくまでもそれらは「手段」であること。

     現場で「何に時間を要し」、「なにに困っているのか」。
     そしてそれらは、なにかを使うことで解消されるのか?

     あくまでも「目的」をはっきりさせることが先決になってくることは言うまでもありませんね。

    以上です。
    最後まで読んで頂きありがとうございました。

    それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。

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    脳卒中認定理学療法士/1級福祉住環境コーディネーター/協会指定管理者(上級)/フレイル対策推進マネジャー/3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP) 現在、地域密着型通所介護を運営している会社に所属。介護報酬についてわかりやすく説明できるように日々学んでおります。

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