
リハビリは結果が見えない。それでも続けている理由
「俺、本当に良くなってるのかな?」
最近、リハビリをしながら何度もそう思います。
私は47歳。2025年6月に脳出血を発症し、半年間入院しました。
今も右片麻痺と言葉の後遺症が残っています。現在はプールでの運動を中心にリハビリを続けながら、就労継続支援を利用して仕事復帰を目指しています。
でも正直に言います。
毎日、自分が回復しているという実感はほとんどありません。
これが結構、イライラするんですよ(笑)。
毎日やっているのに、何が変わったのか分からない
脳出血になってから、私の生活の中で「リハビリ」は当たり前になりました。
プールへ行って身体を動かす。
自分でもできることをやる。
最近では、AIを相手に発声練習もしています。
それなりにやっているつもりです。
でも、昨日の自分と今日の自分を比べて、
「おお!今日は明らかに良くなってる!」
……なんてことは、ほとんどありません。
むしろ、
「これだけやってるのに、なんで変わらないんだ?」
と思うことのほうが多いです。
リハビリは筋トレのように、「昨日より1キロ重いものが持てた」という分かりやすい結果が出るとは限りません。
10回やったら10回分良くなるわけでもありません。
頑張った量と回復が比例してくれたら、どれだけ楽だろうと思います。
「少し良くなったね」と言われても、自分では分からない
周りの人から、
「前より良くなったんじゃない?」
「歩き方、少し変わったね」
と言われることがあります。
もちろん、そう言ってもらえるのはありがたいです。
でも心の中では、
「毎日この身体で生活している俺には、そんなに分からないんだよな」
と思ってしまうこともあります。
毎日自分の身体を見ているからこそ、小さな変化には気づきにくいのかもしれません。
頭ではそう理解しています。
でも、頭で理解することと、気持ちが納得することは別なんですよね。
右手が思うように動かない。
歩くにも意識が必要になる。
言葉だって、以前とまったく同じではない。
そんな現実は毎日目の前にあります。
だから、ときどき腹が立ちます。
自分の身体に腹を立てても仕方ないんですけどね。
そこがまた腹立たしい(笑)。
「いつまでリハビリを続ければいいんだろう」
私が一番苦しいと感じるのは、ゴールが見えないことです。
「あと半年リハビリすれば、ここまで回復します」
誰かがそう保証してくれたら、かなり頑張りやすいと思います。
でも、そんな保証はありません。
いつまで続ければいいのか。
どこまで回復するのか。
右手はどこまで動くようになるのか。
仕事はどこまでできるようになるのか。
分からないことばかりです。
病気になる前の私は、店長、営業課長、営業部長、個人事業主など、いろいろな仕事を経験してきました。
仕事なら目標を決めて、数字を見て、結果を確認することができました。
ところがリハビリは、そう簡単にはいきません。
頑張っているのに、結果が見えない。
これは想像していた以上にしんどいものです。
それでもリハビリをやめようとは思わない
ここまで書くと、
「じゃあ、なんで続けているの?」
と思われるかもしれません。
私自身、明確な答えがあるわけではありません。
「努力すれば必ず回復する!」
なんてことも、今の私には簡単には言えません。
ただ、一つだけ思うことがあります。
今日やめてしまったら、明日変わる可能性まで自分で捨てることになる。
だから、とりあえず今日もやる。
それくらいです。
私は今、もう一度働くことを目指しています。
以前とまったく同じ働き方ができるとは思っていません。
今の自分にできる仕事を探して、できるだけ長く続けられる働き方を見つけたい。
そのためにも、今できるリハビリは続けておきたいと思っています。
回復は「昨日」と比べるものじゃないのかもしれない
最近、少し考え方が変わってきました。
昨日と今日を比べても、変化は分からない。
だったら、もう少し長い期間で見ればいいんじゃないか。
半年前の自分。
3か月前の自分。
そして今の自分。
そうやって振り返れば、小さくても変わっていることがあるかもしれません。
リハビリ中は、どうしても「できないこと」に目が向きます。
でも、本当は「以前より少しできるようになったこと」もあるはずです。
それを自分では見落としているだけなのかもしれません。
今日できることだけ、やってみる
「頑張れば必ず報われる」
そんなきれいな言葉で、この記事を終わらせるつもりはありません。
正直、イライラします。
「いつまでやればいいんだよ」と思う日もあります。
何も変わっていないように感じて、嫌になることだってあります。
それでも、今日できることだけはやってみる。
明日の自分がどうなっているかは分からない。
でも、可能性まで自分から捨てる必要はない。
今の私にできるのは、それくらいなのかもしれません。
そしていつか振り返ったとき、
「あのとき、やめなくてよかったな」
と思えたら十分です。
リハビリを続けている皆さんは、回復を実感できないとき、どうしていますか?
よかったらコメントで教えてください。