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Photo bymegaptera

白碧の彼方:夏 【ことばの雫〜お試し読み〜】④

    しずくを読むと、消えかけた心の灯りがそっと再び灯る。
    日々の慌ただしさの中で、あなたの心にも小さな温もりを──。


    空は一面の白い光に包まれ、
    蝉の声が途切れることなく降り注いでいた。
    遠くの田んぼでは稲が揺れ、
    アスファルトの上には陽炎がゆらめいている。

    その眩しさは、心に積もる悩みを覆い隠すようで、
    かえって息苦しさを増していた。
    何かを失ったわけではない。
    けれど、満たされない渇きが胸に広がっている。

    「わたしは、何を求めているんだろう」
    汗をぬぐい、空を仰ぐ。
    問いは熱気の中でゆらぎ、答えのないまま消えていく。

    求める先には何があるのか。
    それはまだ分からない。
    ただ、確かに光と風を探す自分がいる。

    入道雲の向こうに、涼しい雨が待っていると信じながら、
    真夏の道を、ゆっくりと歩み続けた。


    最後まで読んでいただきありがとうございます😊

    #翔雲のしずく と感想を添えて投稿してくれたら嬉しいです💧

     
     
     

    翔雲

     
     
    翔雲|心を灯す物語を紡ぐnote作家🕯️ しずくシリーズ💧癒し・灯り・祈りをテーマに 週1更新/オリジナルグッズも販売中🛍️ LINEスタンプはサイトマップから飛べます https://shizukumori.stores.jp

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