【ことばのしずく:お試し読み】(11) 『やさしい朝に触れるとき』翔雲2025年11月15日 02:39見上げた空は、息をのむほど澄んでいて、胸の奥のなにかがほどけていくように自然と涙があふれそうになった。太陽がまぶしくて、そっと目を閉じると──やさしい陽射しが、心のいちばん疲れていた場所までそっと触れてくる。あぁ……大丈夫だよって、光が静かに囁いてくれているみたいで。