
【灯りのカケラ:深雫】四十六滴〜小さな幸せは見逃しているだけかもしれない〜
気づいたら、
「足りないもの」ばかり数えていませんか。
うまくいかないこと、
届かなかった想い、
思い通りにならなかった今日。
そんなふうに、一日を閉じてしまいそうになる夜。
——でもね、
その中に、
ほんの少しだけ、やわらかいものが混ざっていたことに、
気づけていますか。
たとえば、
誰かの何気ない一言だったり、
ふと見上げた空の色だったり、
温かい飲み物に、ほっとした瞬間だったり。
大きな幸せは、
すぐに形を変えてしまうけれど、
小さな幸せは、
気づいた人の中で、静かに灯り続ける。
探さなくてもいい。
もう、そこにあるから。
ただ——
見過ごさないように、
そっと、手のひらに乗せてあげるだけでいい。
その灯りに、
もう少しだけ触れてみたいと感じたなら——