
花序を切った胡蝶蘭、根っこのターンへ。
先日、胡蝶蘭の花が咲き終わったので、株の充実を目指して花序を切りました。
今日は水やりをしていて、うれしい変化を見つけたので紹介します。
根っこが、伸びてきました
花に使われていたエネルギーが、根に回ってきたのでしょうか。
株の色々なところから、新鮮な根っこが出てきています。
根っこ好きとしては、たまらないターンに入りました。
根っこの成長

さらに伸びてます



茶色は残した花序の基部
ところで、根って何をしているの?
新しい根っこを眺めていて、あらためて「根って、何をしているんだろう」と気になったので、調べてみました。
胡蝶蘭の根には、大きく3つの役割があります。
① 株を固定
胡蝶蘭は、もともと木の上に着生して育つランです。
だから根は、まず「しがみつく」ための手段。
木の幹やコルクにしっかり張りついて、株を支えます。
あちこちから根を伸ばすのは、着生ランにとって自然な姿なんですね。
② 水と養分を吸う
胡蝶蘭の根の表面は、ベラーメン(velamen=根を包むスポンジ状の組織)という層で覆われています。
これがすごくて、雨や霧の水を数秒で吸い込み、そのあと数時間かけてゆっくり乾いていく。
いわば、一時的な水のタンクのように働きます。
③ 光合成
胡蝶蘭の根は、光合成もします。
緑色の根には葉緑素があって、光を受けてエネルギーを作れる。
しかも研究では、胡蝶蘭の太い根は暗いところでは内部が酸素不足になりがちだけれど、光を当てると光合成で酸素を出し、その酸素不足をやわらげていることが示されました。
つまり根は、水を吸って株を支えるだけじゃなく、自分で光合成して、自分の酸素不足まで補っている。
働き者ですねー。

固定して、水を吸って、光合成もする。
こうして役割を知ると、ただ伸びてきた根が、急に頼もしく見えてきます。
さすが、根っこです!
引き続き、根っこの成長を見守っていきます。
参考
https://doi.org/10.1071/FP23227