
保活から4年後の答え合わせ。我が家の選択、少しの『誤算』といくつもの『正解』
「この決断で、本当にあってるかな…」
今まさに保活の渦中にいるあなたは、そんな不安でいっぱいかもしれません。 4年前の私もそうでした。
膨大な情報の中から、我が家だけの物差し『黄色の数』を頼りに、なんとか一つの園を選び、無事入園を果たしました。
でも、いざ入園した後も、その問いはずっと心のどこかにありました。
🔽『黄色の数』って何?という方は、まずこちらの記事からどうぞ!
そして、息子が年少クラスに進級した今。 3年通ったからこそようやく、あの日の私に自信を持って言うことができます。
「お疲れ様。時間をかけて調べた甲斐があったね。息子はちゃんと楽しく保育園に通ってるし、親もどうにか仕事と育児を両立できてるよ。」
私たちの選択は、完璧ではなかったかもしれない。でも、後悔はない。
なぜならそこには、少しの『誤算』と、いくつもの『正解』があったからです。
今回は、我が家の保活の結果を全て正直にお話しする「答え合わせ」の記事です。現在保活中のパパママ皆さんにぜひ読んでいただきたい内容です!
第1章:「我が家の正解」はこうして選ばれた。意思決定の全記録
私たちの保活は、まず「現実的に通える範囲にある」という条件で、9つの園をリストアップするところから始まりました。
比較表の項目は、ネットで見つけたチェックリストなどを参考にしつつ、自分が気になることを足していったら、前回の記事で公開したテンプレのような膨大なリストになりました。笑

この章では、私たちがどのようにして9つの園から1つの「正解」を導き出したのか、その全記録をお見せします。
✂️ STEP1: 情報収集と「足切り」
最初のリストを作った時点では、まだ色付けはしません。まずはひたすら、各項目を埋めるための情報収集に徹します。
すると面白いことに、この段階で候補園が自然とふるいにかけられていきました。
例えば、前回の記事にも書いた、問い合わせをしても情報を開示してくれない園。これはもう、パートナーとして信頼できないので論外ですよね。
そして、我が家にとっては絶対に受け入れられない「足切り条件」だったのが、「使用済みオムツの持ち帰り」、そして「お昼寝用布団の持参」でした。
これらの条件に該当した4つの園が、この時点で選択肢から外れます。こうして残ったのが、最終候補となる5つの園です。
🎨 STEP2: 「色分け比較法」による最終順位付け

5園が残ったところで、いよいよ我が家独自の「色分け比較法」の本番です。 ここでのポイントは、項目ごと(横の行ごと)に候補園を比べて、相対的に評価していくことです。
黄色に塗る:1つの項目で5つの園を比べ、最も理想的な条件のセル。
グレーに塗る:同じく比べ、最も理想から遠い条件のセル。
例えば「延長保育料」なら、一番安い園が黄色、一番高い園がグレー、といった具合です。
もちろん、グレーの中にも「数百円の差だから許容範囲」というような『どうでもいいグレー』と、致命的とまでは言わないまでも、順位を下げる要因になる『気になるグレー』があります。
当時ほとんどの園がそうだったために足切り条件にはできませんでしたが、「連絡帳が手書き」というのは、私たちにとっては順位を下げたい、まさに『気になるグレー』でした。
(ちなみに、今回下の子の保活で再度調べましたが、候補園はまだ手書きの連絡帳でした。。)

この色分けしたシートを元に、自治体が公表している過去数年のボーダー点数も睨みながら、夫婦での最終会議が始まります。スプレッドシートを二人で覗き込み、あーでもない、こーでもないと議論は白熱します。
夫:「B保育園は近いけど、ボーダー点数が高いのがネックやなぁ…」
私:「A保育園は『黄色』が多いけど、少し遠いのが気になる。でも点数的には一番現実的かも?」
夫:「C・D保育園は黄色よりグレーの方が多いから、順位は下げようか」
私:「Eこども園は黄色の方が多いけど、『気になるグレー(手書きの連絡帳)』があるから、順位は上げたくないな…」
一つひとつの項目を突き合わせ、メリットとデメリット、そして入園できる可能性を天秤にかける。
このプロセスがあったからこそ、私たちは感情論ではなく、納得感を持って第五希望までを提出し、結果、第一希望の園に入園することができたのです。

第2章:【答え合わせ】入園後にわかった、我が家の選択の「正解」と「誤算」
第1章で比較検討し、様々な覚悟を持って決めた第一希望の園。 では、その選択の一つひとつが、実際の生活でどのような「答え」になったのか。我が家のリアルな本音を、3つのパートに分けてお話しします。
🌧️ 答え①:我が家の選択、最大の『誤算』
まず、正直に告白します。それは、私たちの選択における最大の『誤算』でした。
比較検討の段階で、第一希望のA保育園にあった、たった一つの「グレー」。それは「距離」です。
忘れもしない、下の子の妊娠中期がもうすぐ終わる、とある2月の寒い日。その日、夫は出張で不在でした。私はオフィスでの仕事を終え、急いで電車で帰って、そこから自転車で保育園に向かいました。
当時3歳、16kgの息子を乗せての長い上り坂は、電動アシストの力を借りてもあまりに過酷で、帰宅後はお腹が張って動けないほど。寝かしつけまでのパワーが残っておらず、「早く帰ってきてくれー」と心の中で叫びました。
家がもっと近ければ。駅がもっと近ければ。歩く、電車という選択肢もあったはず。でも、我が家や最寄りから園までの中途半端な距離は、自転車以外の選択肢をほぼ奪っていました。
これは、分かっていたはずのリスクでしたが、想像以上に重くのしかかってきた現実でした。
そして、この「距離」の問題は、下の子が産まれてからさらに深刻になります。
おんぶ紐とヘルメットができるようになるまでは自転車に乗れないため、車が必須に。しかし、機械式駐車場での車の出し入れや、大通りでの信号待ちで、自転車なら10分で着く道のりが、車だと30分もかかってしまうのです。
ワンオペでこれを毎日…?想像するだけで、気が遠くなります。

☀️ 答え②:それでも後悔はない。我が家の選択、いくつもの『正解』
しかし、その重たい『誤算』を実感した今もなお、「この園で良かった」と心から思えるのは、私たちの選択におけるいくつもの『正解』のおかげでした。
それは、保育という仕事がいかに大変で、神経を使うものであるかを理解しつつも、この園が「先生を大切にしよう」と努力している姿勢が、子どもたちの笑顔に繋がっていると確信できているためです。
もちろん、先生方がみんな常に余裕しゃくしゃくという訳ではありません。年度の途中で体調を崩して辞めてしまった先生もいましたし、その仕事は本当に大変そうです。
ですが、それでも園として「子供と離れてきちんと休憩を取ってもらおう」「アプリを導入して少しでも業務負担を減らそう」「夏休みをできるだけ取らせよう」などと努力している。
その姿勢こそが、園全体の温かい雰囲気を作り、先生方の愛情深い保育に繋がっているのだと、この3年間で感じています。

その温かさを象徴する出来事が、いくつもありました。
💬 象徴的だった出来事①:息子の言葉
息子は変化が苦手なタイプのようで、新しい人や場所に慣れるまで、人より少し時間がかかります。そのため、普段からなるべく早めに予定を伝えるよう心がけています。
そんな息子が4歳になる少し前、「もうすぐ4歳だね。こあら組さんになるね」と何気なく伝えると、『ぼく4さいになりたくない。3さいがいい』と言うようになりました。(それは無理なんよ。。笑)
よくよく聞いてみると、どうやら進級して違うお部屋になること、そして担任の先生が変わるかもしれないことが、たまらなく嫌な様子。何週間かかけて少しずつ言い聞かせ、進級自体は仕方ないと理解してくれたものの、ある日、こんなことを言ったのです。
「〇〇せんせいと △△せんせいが いっしょじゃないと、ぼく、こあらぐみさんにならないよ」
親以外の大人に、これほど全幅の信頼を寄せ、離れたくないとまで思う。そんな大切な存在に出会えたという事実が、「この園を選んで良かった」と、私たちの心を温かく満たしてくれました。
🏮 象徴的だった出来事②:夏祭りの光景
先日、保育園の上から4学年合同の夏祭りがありました。先生方は大量の制作物の事前準備から始まり、当日は土曜日にも関わらずほぼ全員が出勤し、飾り付け、出店や屋台の運営、ステージの進行まで、汗だくで子どもたちのために動いてくれていました。
ステージでは各学年の歌やダンスの他、有志も募集があったのですが、残念ながら参加者がとても少なかったようで、私と息子がステージで歌を歌った際には、何度も「ありがとうございます!」と感謝の言葉をかけてくれました。
人見知りの息子はいざ本番になったら嫌がるかと思いきや、意外にもしっかり最後までやり切り、先生や他の保護者から次々に褒められて、本人もまんざらでもない様子。笑
先生と保護者が、お互いに感謝し合える。そんな素晴らしい関係を築けていることこそが、この園の「質」の何よりの証拠です。
🏠 答え③:日々の生活を支えてくれた、『縁の下の力持ち』たち
そして最後に、私たちの日々の生活を確実に、そして力強く支えてくれた『縁の下の力持ち』たちの存在も忘れてはいけません。
これらは、私たちの比較表で「黄色」をつけた項目たちです。
スマホアプリでの各種連絡
日々の連絡帳(食事内容、睡眠時間、熱など)のやりとりや欠席連絡はもちろん、急な残業や電車の遅延の際、スマホ一つで延長保育の依頼や、お迎え担当の変更が完結する手軽さには、数え切れないほど助けられました。
良心的な延長保育料
単発の延長保育料が10分50円、最大でも一日300円のため、「1分でも過ぎたら1000円…」というプレッシャーもなく、少し遅れそうな時も心に余裕が持てました。
お弁当の日がほぼない
お盆や年度末などの家庭協力日にお弁当持参の園もある中、今のところ一度もお弁当の日はありません。(年中や年長の遠足ではあるようですが)これは本当にありがたいです。
布団・オムツの負担軽減
毎週の布団の持ち帰りがなく、使用済みオムツの処分も追加料金なし。この「手ぶら感」が、親の負担を大きく減らしてくれています。
一つひとつは小さなことかもしれません。しかし、これらの「地味に助かる」ポイントが積み重なることで、日々の負担はとても軽く済みました。
「距離」という大きなマイナスがありながらも心が折れずに済んだのは、間違いなくこれらの『縁の下の力持ち』のおかげです。
まとめ:後悔しない選択のために、本当に大切なこと

私たちの保活の答え合わせ、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
完璧な園はきっとどこにもありません。 でも、「後悔しない選択」は誰にでもできると私は信じています。
私たちの選択に後悔がないのはなぜか。 それは、徹底的に情報を集めて「自分たちだけの物差し」を作り、メリットとデメリットの両方を事前に「覚悟」できていたからです。
最高の『正解』(保育の質)は、事前のリサーチがあったからこそ見つけられました。
最大の『誤算』(距離)は、大変ではあるけれど、「分かっていたリスク」として覚悟ができていました。
そして、数々の『縁の下の力持ち』(効率化)が、私たちの生活を物理的に、そして精神的に支えてくれました。
だからこそ、これから保活に臨むあなたに、心から伝えたいのです。
比較表を作ることは、単なる作業ではありません。
「私たち家族にとって、本当の幸せって何だろう?」
「何を一番大切にしたい? 何なら乗り越えられる?」
そうやって、ご家族にとっての「幸せの形」を一つひとつ言葉にしていく、かけがえのない時間です。
そのプロセスこそが、後悔しない「我が家の正解」に繋がる唯一の道だと信じています。
他にも色んな記事を書いていますので、ぜひご覧ください。気になるマガジンがあればぜひご登録お願いします♪
🔽 自己紹介&サイトマップはこちら
X(旧Twitter)やThreadsでも、日々の気づきやキャリアのヒントを発信しています。お気軽にフォローやコメントいただけると、とても嬉しいです!
🔽 Pumehana(プメハナ)のSNS
X(旧Twitter)はこちら:
Threadsはこちら: