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「どうしたの?」その一言が、私を救ってくれた。


ハワイで道に迷った私を助けてくれたのは
ホームレスのおじさんでした。



私がまだ学生の頃、ハワイへ留学をしました。



ホームステイ先から語学学校までは、バスで約40分。途中で一度乗り換えがあります。

初日はホストマザーが学校まで送ってくれ、道を教えてくれました。



そして迎えた、初めての一人通学の日。

初めての経験にドキドキしながら、バス停へ向かいました。

初通学の日、バスを待っているときに撮った一枚です。



いよいよバスに乗車。緊張しながらも、無事に最初の目的地へ向かいました。
さあ、乗り換えです。ここまでは、大成功!
ホストマザーが教えてくれた目印を見つけてベルを鳴らし、バスを降りることができました。
そして、次に乗る学校方面に向かう番号のバスに乗車しました。


ところが。


そろそろ見えてきていいはずの景色が、どこにもありません。


そうなんです。
私は、番号だけを見て乗り、行き先を確認していなかったのです。

当時はまだ、今みたいに携帯がどこでも気軽に使える時代ではなかったし、ホストファミリーとの連絡手段はメールか公衆電話の2択しかなかったので、すぐに連絡もできませんでした。



バスを降りて途方に暮れていると、遠くから

「どうしたの〜??」

と声がしてきました。

その声の方を向くと、そこにいたのは
笑顔でこちらに向かってくる、大きなショッピングカートを押した


ホームレスのおじさん。



正直、本当に怖かったです。

それでも勇気を出して、「道に迷いました」と伝えました。


すると、そのおじさんは私に丁寧に優しく正しいバスを教えてくれ、私が不安に思っていたのを察していたのか、バスが来るまでたくさんお話をしてくれました。

そして、学校方面に向かうバスに私を乗せ、運転手さんに
私が降りるところになったら合図をするようにお願いしてくれました。 



そして最後に、
いちばんの笑顔で、

HAVE A NICE DAY!!

と言って私が乗るバスが動くまで手を振ってくれました。




あの日、勇気を出して伝えたことで、私はたくさんのことを学びました。

言葉にして伝えることの大切さ。
人は見た目だけでは分からないということ。

あの日の出来事は、語学だけでは学べないことを
私にたくさん教えてくれました。

ハワイへの留学は、人として少し大人に成長させてくれた、大きな経験です。


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