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Photo bycocoro111note

PJ【起B】→ちあきさん【承】→PJ【転】『海の中の彼女(仮)』


    PJ【起B】

    風が吹き抜け、太陽が肌にじりじりと照り付ける。
    今年は猛暑になるらしい。
    海に行きたいと思った。
    輝く海と、その水平線に浮かぶ白く大きな入道雲。
    夏がやってくる。
    生涯忘れることのない夏が。

    ちあきさん【承】

    なぜ、海だったのか?
    いつものメンバーではなく、ひとりで行ったのか?
    そして、彼女と出逢った。

    夜、惹きつけられるように海辺を歩いた。
    上半身だけが海の中に見えた。
    “助けなきゃ”
    咄嗟にそう思い、海に走った。

    PJ【転】


     沖を見つめる彼女の後方から、その肩を掴んだ。それは、びっくりするくらい細かった。僕が触れても、彼女はピクリとも動かなかった。
    「おい! 大丈夫か?!」
     僕のその声に、彼女は全く反応しなかった。
     不気味な夜の海の中、その様子に僕は『もしかしたら彼女は人間では無いのかもしれない』と思った。
     彼女が振り返る。暗がりの中にぼんやりと見えた顔には感情が無いように見えた。僕は少し恐怖を感じた。
     彼女の顔は真っ白で頬がこけるほど痩せていた。酔っ払ったようにとろりとした赤い目はとても大きかった。もう少し太ればきっと美人なのに、と僕は思った。
     彼女はざぶざぶと歩き出すと、僕の体をすり抜けて浜辺に向かった。
     僕の体をすり抜けて?
     どういうことだろう?
     やはり彼女は幽霊か何かだったのだろうか?
     僕はその状況が理解できず、そのまま海の中で立ち尽くした。
    「おーい、何やってるんだー」と浜辺から男の呼ぶ声が聞こえた。
     それは知らない声だった。目を凝らしてみると月明りの下、知らない男がこっちに手を振っていた。
     誰かな? と考えている時。
     僕の前を歩いていた彼女が手を振って「今戻るから」と言った。
    「え?」
     僕は思わず声を漏らす。僕のその声に彼女は全く気が付いていないようだった。
     男に彼女が見えているということはどういうことだ?
     その時、僕は初めて自分の足に水の感触が無いことに気が付いた。

    《結へ バトンタッチ》


    PJ所感

    ここから、ハッピーエンドは難しいかな?
    切ない系エンドもありかもですね😊

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