
妻の監視を突破せよ!『トラベラーズノート カードサイズ 20周年セット』奪還作戦
Amazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。
書斎のドアノブが「ガチャリ」と鳴った瞬間、私は寿命が3年縮みました。

いま、私の目の前、机の上には、一時は絶望の淵に立たされた「禁断の果実」が鎮座しています。
なぜ、自分の家でこんなにビクビクしているのか?
それは、この小さな箱が我が家における「最大級の火薬庫」だからです。
11時5分、トイレの個室で見た地獄
話は数日前に遡ります。
私には、どうしても手に入れたいものがありました。
それが『トラベラーズノート カードサイズ 20周年セット』です。
文具沼の住人にとって、20周年という響きは、もはや「買わなければならない使命」に近いものがあります。
しかし、オンライン発売のその瞬間、私は親分のショッピングの「荷物持ち」という重要任務の真っ最中でした。
発売開始時刻は午前11時です。

11時目前、「ちょっとトイレ!」と迫真の演技で戦線離脱し、個室に駆け込みスマホを連打。
しかし、11時5分。画面に映し出されたのは「在庫切れ」の四文字でした。
たった5分の遅れが、おじさんの夢を粉砕したのです。
トイレの便座に座り、「終わった……」と深くため息をつく姿は、まるで大勝負に負けた博打打ちのようでした(笑)。
インコが守り抜いた極秘軍資金
そもそも、この買い物には並々ならぬ執念がありました。
ここで言う「へそくり」とは、単なる「隠し金」ではありません。
見つかれば即、家庭内裁判にかけられる「極秘軍資金」のことです。
私は夜な夜な、愛機のミシンで知人のために帆布バッグを縫い、その売上金を少しずつ現金で貯めていました。

隠し場所は、セキセイインコの「ぐーちゃん」のケージの下。
親分は生き物が大の苦手なので、鳥かごの半径1メートルは「絶対に踏み込まれない安全地帯」なのです。
そんな血と汗とインコの羽にまみれた軍資金を握りしめ、私はオンラインでの敗北後、実店舗への突撃を開始しました。
5軒目の奇跡と、書斎での死闘
1軒目、2軒目……。どこへ行っても「完売です」の冷たい言葉。
しかし、諦めかけた5軒目の文具店で、奇跡が起きました。
「あ、近々入荷予定ですよ。予約されます?」
その瞬間、私の頭の中では「歓喜の歌」がフルオーケストラで鳴り響きました。
というわけで、先ほどようやく、予約していた現物を受け取ってきたのです。

いま、書斎の机の上で、その美しい革の質感と、20周年を祝う特別なデザインを眺めています。
この小ささ、この精密感。
老眼が進んでいる私には少し目に厳しいサイズですが(笑)、それでもこの所有感は何物にも代えられません。
しかし、本当の戦いはここからです。
この「20周年セット」は、中身も豪華ですが箱も立派。
さすがにぐーちゃんのケージの下に隠すには、物理的な限界があります。
親分が「おーい、お茶淹れたよ」と、予告なしに書斎のドアを開けた瞬間、私のこの幸せな時間は強制終了となります。
「それ、いくらしたの?」「お金はどこから出たの?」
この二つの禁断の質問に対し、私はスティーブ・ジョブズ並みのプレゼン能力を発揮して切り抜けなければなりません。

新しいガジェットを手に入れた喜びと、いつバレるかわからない恐怖。
このスリルこそが、アラ還おじさんの日常に足りなかった「スパイス」なのかもしれませんね。
当面は、妻が寝静まった深夜に、懐中電灯を片手にニヤニヤしながらセットアップすることになりそうです。
もし、完璧な「手帳の隠し場所」をご存知の方がいたら、ぜひ私にこっそり教えてください。
今夜は、この美しいノートを眺めながら、自分へのご褒美にこっそり隠しておいた和菓子でも食べようと思います。
明日からも、バレない程度に、地味に頑張っていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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#トラベラーズノート #文具沼 #夫婦の日常 #へそくり #アラ還の挑戦 #買ってよかったもの
GWスペシャルスピンオフ
妻視点のスピンオフストーリーもよかったらどうぞ!!
夫が目を合わせない。X(旧Twitter)で暴いた「新たな無駄遣い」と私の観察日記
アラ還おじさん……の妻、通称「親分」です。
夫の背中が、明らかに「事後」でした。
外出から帰宅するなり、私と一切目を合わせることなく、足早に自室へ向かう夫。

長年連れ添った勘が、瞬時に頭の中で警報を鳴らします。
「これは、確実に何か『やらかした』な」と。
情報源は常に手のひらにある
夫は自分のことを「ITに強い」と思い込んでいるようですが、いかんせん脇が甘すぎます。
私に隠し事をしようとした時、まず確認すべき場所は決まっていますよね?
そう、X(旧Twitter)です。
スマホを開き、夫のアカウントを覗きに行くと、そこには案の定、動かぬ証拠が堂々と鎮座していました。
ついに念願の「トラベラーズノート カードサイズ 20周年セット」をお迎えしました!✨ ずっと待っていたので本当に嬉しいです。手のひらサイズで可愛くて、これからの新しい相棒として大切に育てていきます📖 何を書こうか今から楽しみ! #いまる民 #トラベラーズノート #トラベラーズノート20周年 pic.twitter.com/o74sNjAvfn
— アラ還おじさん (@arakan79937) May 3, 2026
「『トラベラーズノート カードサイズ 20周年セット』ゲット!」
……はぁ。また手帳ですか。
ここで言う『手帳』とは、スケジュールを管理したり、有益なメモを残したりする便利な道具、という意味ではありません。
我が家の夫においては、「机に広げてニヤニヤするための、高価な紙の束」を指します。
すでに部屋の引き出しには、使い切れていないノートや万年筆たちが何個も眠っているというのに。
あえて泳がせるという選択
ここで怒りに任せてドアをバン!と開け、「また買ったの!?」と叱りつけるのは、三流のやり方です。
ダイエットと同じで、急激なショック療法は必ずリバウンド(逆ギレやさらなる隠蔽)を生みます。
ここで私は、我が家の『親分』としての静かな立ち回りを選択しました。
そう、「泳がせる」のです。
こっそりと夫の部屋のドアをミリ単位で開け、隙間から中を覗き込みました。

そこには、机に小さなノートを恭しく広げ、気色悪いほどニヤニヤと笑っている初老の男の姿がありました。
本来なら、そのノートを買ったお金で、2人で美味しいケーキとコーヒーが何回楽しめたでしょうか?
夫は甘いものに目がないくせに、ひとたび文具沼の底を覗き込むと、途端に金銭感覚がバグってしまうんですよね。
隠蔽工作の果てに
さて、ここからの最大の関心事は「これをどこに隠すか」です。
過去には、自作した帆布バッグの奥底や、愛用している古いMacBook Airの裏側などに隠そうとして、あっさり見つかった前科があります。
果たして今回は、どんな稚拙な隠蔽工作を見せてくれるのでしょうか。
私はそっとドアから離れ、夕食の準備をしながら、夫が部屋から出てくるのを待つことにしました。
「今日は随分とご機嫌ね。何かいいことあったの?」
夕食の席で、笑顔でそう聞いてみようと思います。
その時の、夫の箸を持つ手がピタッと止まり、声が裏返る瞬間を見るのが、今の私の密かな楽しみです。
今夜は、食後のコーヒーをゆっくりと淹れながら、たっぷりと時間をかけて追い詰めてやろうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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