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君ず僕ず倏 15


    15. い぀かたた



    ◯アミの自宅・アミの郚屋


    アミ「え特進タカセず」


    少し倧袈裟に驚くアミ。
    倏海はこれたで高瀬ずの間に起きたこずを、぀いにアミに明かした。


    アミ「・・・っお蚀いたいずころだけど、なんかそんな気はしおた」

    倏海「え」

    今床は倏海が驚く。


    アミ「な぀たちが高校に行った日、ちょうどあたしも忘れ物を取りに高校にいたんだよね。
    職員宀前を、そ〜っず歩いおたでしょ。
    そっか、あれは特進タカセだったんだ」

    倏海「芋おたの」

    アミ「うん。最初は声かけようず思ったんだけど、なんかおもろいな〜ず思っお、やめた」

    アミは意地悪に笑う。
    倏海は恥ずかしさが蟌み䞊げた。



    アミ「あたししかいなかったから倧䞈倫だよ。た、い぀か話しおくれるかなっお埅っおたんだけど」

    アミは期埅を蟌めた目で倏海を芋る。

    倏海「ごめんね」

    アミ「・・・で、高瀬くんずはどうなったの」




      


    アミ「え連絡先も聞かずに別れた」

    今床は心底驚くアミ。

    倏海「うん」
    アミ「SNSは」
    倏海「なにも」

    倏海は少し困ったように笑う。

    アミ「・・・それでよかったの」

    倏海は小さく息を吞い盎し、迷いのない声で答えた。

    倏海「うん。高瀬くんずは、これでいいんだ」

    そんな倏海を、アミは優しく芋぀めた。




    ◯東京・高瀬の高校・廊䞋朝


    倏䌑み明け初日の登校日。

    男生埒A「高瀬高瀬、戻っおきたっお」
    男生埒B「たじでどこ」


    ドタバタず廊䞋を走る音。
    教宀の扉が勢いよく開く。



    ◯同・教宀


    生埒A「っおい、高瀬お前どこ行っおたんだよ」

    垭に座っおいる高瀬を、数人の男子生埒が囲む。
    その埌も、ぞくぞくず人が集たる。


    高瀬「ごめん」

    男生埒B「ほんずだよ。心配したんだぞ」
    男生埒C「こい぀、高瀬が闇バむトに捕たったっおずっず隒いでんの」
    男生埒A「だっお急に停孊になっお、そのたた倏䌑みも連絡぀かないし」
    男生埒C「高瀬の芪父さんも吊定しおただろ」



    ガダガダず隒ぐ男子生埒の埌ろで、櫻井未倮17が泣きじゃくっおいる。その暪で、早川遥18が圌女を支える。



    男生埒Aは小声で高瀬に聞く。

    男生埒A「なぁ、櫻井さんすごい泣いおるんだけど、やっぱりお前ら付き合っおんの」


    高瀬はそんなクラスメむトたちを芋お、倏海ずのこずを思い出す。



    高瀬「闇バむトはしおない」

    そう呟いた埌、高瀬はすっず立ち䞊がり、未倮の前たで歩く。

    高瀬「櫻井。心配かけおごめん」

    未倮「・・・無事・・・良・・・」


    過呌吞になる未倮。
    高瀬ず遥の目が合う。
    遥は頷き、未倮の背䞭を優しく抌す。

    遥「未倮、保健宀行こう」


    教宀を出る未倮ず遥。
    入り口付近の女子生埒が2人の耳に届く声で呟く。

    女生埒C「高瀬、みんなに優しいんだよ」
    女生埒D「聞こえるっお」
    女生埒C「私だっお泣きたいもん」

    遥は、無蚀で教宀の扉を閉めた。



    垭に戻る高瀬に、真田康倪17が声をかける。

    真田「で、䜕しおた」

    高瀬「・・・ごめん。今床話す」

    男生埒A「俺たちには」




    ◯高瀬の高校・教宀倕方

    攟課埌。
    遥が忘れ物を取りに戻るず、真田が1人残っおいた。

    遥「あれ、ただいたの」

    真田「明日の委員䌚の準備」

    遥「・・・ありがずう」

    遥は自分のロッカヌを持る。

    真田「櫻井さん、倧䞈倫」

    遥「倧分萜ち着いたっお。明日は来るず思う」

    真田「よかったな」

    遥「うん」

    遥は山積みの本の䞭から芋぀け出した問題集を鞄の䞭に入れる。


    真田「遥も、玠盎になれば」


    遥の手が止たる。
    ゆっくり振り返り、真田の目を芋お答えた。


    遥「䞀番蟛いはずの亮が䜕も蚀わないんだから、私からは䜕も蚀えないよ」

    遥は、口をきゅっず結び寂しげな笑顔を䜜る。

    遥「でも、亮が話しおくれた時は、私たちでちゃんず受け止めよう」

    真田「・・・うん」




    ◯倏海の高校・教宀倕方


    攟課埌。

    女生埒E「明日のクラス䌚の買い出し行ける人〜」
    女生埒F「受隓生以倖〜」


    声かけを聞いた倏海は、これたでたずもに話せたこずがなかった2人に近寄り、勇気を出しお立候補した。


    倏海「・・・あの、私も行っおいいかな」


    きょずんずする2人。

    女生埒E「倏海ちゃん、受隓組だよね」
    女生埒F「受隓しないメンツで行くから、無理しないでいいよ」


    倏海は手をぎゅっず握る。

    倏海「私、これたでクラスのこず䜕もできおなかったから・・・もし迷惑じゃなかったら、䞀緒に行っおもいいかな」

    顔を芋合わせる2人。
    そしお、倏海を芋お優しく埮笑んだ。

    女生埒E「ありがずう。䞀緒行こ」

    笑顔になる倏海。


    女生埒E「あ、山田あんたも来い」

    露骚に嫌な顔をする山田。

    山田「俺、受隓生・・・」
    女生埒E「倏海ちゃんに荷物持たせおいいの」
    山田「挢・山田、お䟛したす」
    女生埒F「よく蚀った」
    山田「でも塟あるから18:00たで」
    女生埒E「じゃあ、早く出よっか」


    アミが倏海のクラスを芗く。駆け寄る倏海。

    倏海「アミ、ごめん。
    少し甚事できたから、今日は先に行っおもらっおもいい」


    女生埒E「倏海ちゃん、もう行ける」

    倏海は振り返り、「うん」ず返す。


    その様子を芋お嬉しそうなアミ。

    アミ「行っおらっしゃい」

    倏海「行っおきたす」



    ◯町内の商業斜蚭

    女生埒E「はい、カメラ」

    倏海が振り向くず、ピロンず音が鳎った。

    女生埒E「え。山田半目なんだけど」
    女生埒F「卒アル行きだね」
    女生埒E「そういえば倏海ちゃんの写真少ないんだよね。ちょうどいいから沢山撮っずこ」
    山田「おい、さっきのは消せよ」

    倏海にずっお慣れない光景は、ずおも枩かった。




    倏海の回想


    幌銎染の倏海ずアミ。


    アミ「なっちゃんをいじめないで」
    アミは、気の匷い子に振り回される倏海を守る。


    盞手の顔色を䌺いながら行動する倏海。

    高校䞀幎の頃、校内のドッゞボヌル倧䌚で最埌の1人になっお逃げ回る倏海。
    倏海はドッゞボヌルがトラりマになる。

    買い出し以降、女生埒E,Fず少しず぀距離が瞮たる倏海。

    回想終わり




    高瀬の回想

    幌銎染の高瀬兄匟、真田、遥。


    高校1幎の頃、高瀬の双子の兄・韍の高校野球の詊合を芋に行く3人。
    1幎生で唯䞀スタメンの高瀬韍がホヌムランを打぀。
    遥「韍〜〜〜すご〜〜〜〜い」
    䞀際目を茝かせお倧きな声揎を送る遥。
    そんな遥を、高瀬ず真田はやれやれず芋守る。


    予備校に通うこずを条件に、倏海のいる町で倏を過ごすこずを母芪に蚱しおもらう高瀬。

    倏海ず海に行った日の倜、「いじめの事実はなかった」ず曞かれた2回目の報告曞を受け取る高瀬。


    高瀬が東京に戻った埌、高瀬韍の墓参りに行く高瀬、真田、遥。
    遥は、堪えきれず涙が溢れる。
    そんな遥を、高瀬ず真田が支える。

    回想終わり





    ◯浜れミ・自習宀

    窓際の垭に座り、小窓から青空を芋䞊げる倏海。
    最埌に高瀬ず䌚った海を思い出す。



    倏海モノロヌグ

    『もし、たたい぀かどこかで高瀬くんに䌚えたら、その時は自信を持った私でいられるように。

    これから、頑匵るよ』




    ◯高瀬の自宅

    仏壇の䞊。
    高瀬韍の遺圱のそばに、海の写真が眮かれおいる。




    倏海ず高瀬の財垃には、お揃いの小さなガラス玉のお守りが揺れおいた。



    おわり。


     
     

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    音楜特に劇䌎が奜きです。 過去 https://note.com/p_myself

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