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No Borders ― プログレ/フュージョン ライナーノーツ 2025年8月第4週

    2025年8月第4週にリリースされるプログレッシブ・ロック/プログレッシブ・メタル/フュージョンの新譜から3作品をピックアップ👆🏻

    ブラジル「Jack The Joker」9年ぶりのメジャーデビュー作。
    チュニジア「Myrath」のベスト盤。
    ドイツ「White Mantis」6年ぶりの新作。

    今回は偶然にもブラジル・チュニジア・ドイツと国も地域も違う3バンドをレビュー。

    プログレは国境を超える!!

    それではどうぞ👉🏻

    8月22日(金)

    Jack The Joker『The Devil To Pay In The Backlands』

    ーーJack The Jokerとは? 

    名前の元ネタは、映画『バットマン』に登場するジョーカー。
    ブラジルで5番目に大きい都市、ビーチリゾートとしても有名なフォルタレザで2012年に結成された5人組プログレッシブ・メタル・バンドだ。
    サウンドは、メロディやサビを重視したプログレッシブ・メタル。
    中〜高音の太くて伸びるボーカル。楽器好きにはたまらない速弾きツインギター。ベースもドラムも全員が上手い。

    ーープログレッシブ・メタルとは? 

    ヘヴィメタルの攻撃性とプログレッシブ・ロックの実験性・複雑な構造を合わせたジャンル。
    変拍子、ポリリズム、拍子変更、テクニカルな演奏、複雑な構成、長尺曲が特徴。
    1980年代にQueensrÿche、Fates Warning、Dream Theaterなどがジャンルを確立、1990年代に商業的な成功を収めた。

    ーー『The Devil to Pay in the Backlands』とは? 

    9年ぶりの3rdアルバムで、イタリアの名門レーベル Frontiers Musicからのメジャーデビュー作。マラカトゥ(ブラジルの伝統音楽)のリズムを取り入れたメロディアスな「Denied」、アコーディオンやキーボードを導入したヘヴィな「Sun」など伝統音楽とプログメタルの融合はさすがの一言。
    そして恒例になっているアルバムラストの大作、今回もあります!
    13分の「Hope」という曲がソレ。

    1stアルバムから聴いてきた自分みたいなファンも納得の”安全安心”なプログレッシブ・メタル作品だ。


    Myrath『Reflections』

    ーーMyrathとは?

    サハラ砂漠や地中海で知られる北アフリカ・チュニジア出身の5人組プログレッシブ・メタル・バンド。2001年に「X‑Tazy」として活動を始め、
    2006年に現在の「Myrath」(アラビア語で「遺産」)に改名。
    チュニジア発でヨーロッパのレーベルと契約した初のバンドとして知られている。
    プログレッシブ・メタルと中東風のスパイスを効かせたメロディとリズムは一度ハマるとクセになる。民族楽器のウードやネイも取り入れて中東を旅している気分になる......は言い過ぎか(笑)。 

    ーープログレッシブ・メタルとは?

    ヘヴィメタルの攻撃性とプログレッシブ・ロックの実験性・複雑な構造を合わせたジャンル。
    変拍子、ポリリズム、拍子変更、テクニカルな演奏、複雑な構成、長尺曲が特徴。
    1980年代にQueensrÿche、Fates Warning、Dream Theaterなどがジャンルを確立、1990年代に商業的な成功を収めた。

    ーー『Reflections』とは?

    名曲「Believer」をはじめ、2ndアルバム『Desert Call』(2010年)から最新アルバム『Karma』(2024年)までの楽曲の中から厳選された15曲を収録したベストアルバム。
    「中東風プログレッシブ・メタルって何?」「Myrathってどんなバンド?」──そんな疑問に答えてくれる一枚になっている。

    2007年のデビューから一貫してブレない彼らの集大成。どうぞご堪能あれ。


    White Mantis『Arrows At The Sun』

    ーーWhite Mantisとは?

    オクトーバーフェストでおなじみ、ドイツで3番目に人口の多い都市、ミュンヘンで2012年に結成されたプログレッシブ・スラッシュメタル・バンド。2019年に『Sacrifice Your Future』でデビュー。
    吐き捨てるようなボーカルとスピーディでテクニカルな伝統的スラッシュをベースにプログレッシブな要素を軽く効かせることでWhite Mantisならではのスタイルを確立している。

    ーープログレッシブ・スラッシュとは? 

    スラッシュ・メタルの攻撃性とプログレッシブ・ロックの長尺で複雑な曲構成、高度な演奏技術を合わせたジャンルで1980年代中盤に登場。
    Coroner、Voivod、Watchtowerなどが代表的なバンド。

    ーー『Arrows at the Sun』とは?

    前作から6年ぶりとなる2ndアルバム。「スローテンポ?何それ」と言わんばかりの全力疾走感、伝統的スラッシュメタルの攻撃性、独自のキャッチーさは今回も健在。さらに今回は、プログレッシブ要素を一段と強化して、6年分の魂を音にぶつけている。

    全10曲・47分を全速力で駆け抜ける彼らのサウンドを体感してみては?


    Outro

    今週は期待の新譜が多数!

    Thought Chamberの『Myst of Lyriad』、Steegmoordの『Mandatory』も同日リリース。

    このラインナップ、音楽ファンなら見逃せないでしょ?

     
     
     
    フリーランスライター。 noteでは、海外のプログレッシブ・メタル/ロックの深掘りレビューを執筆しています。 音楽ジャンルを中心に商業メディアでの執筆も行っております。お仕事のご依頼やお問い合わせは、メッセージよりお気軽にご連絡ください。

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