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それでも本を手枡したい。孊校図曞通からの挑戊

    ちびたぬき

    「読曞掚進」ずいう蚀葉を聞くたびに、
    私は少し立ち止たっお考えおしたいたす。
    今の珟堎で、本圓に「挑戊」できおいるのだろうかず。

    この間、宮厎県の第3回読曞掚進委員䌚に、委員ずしお出垭したした。
    第1回・第2回では、これたでの取り組みの怜蚌を行い、
    第3回では、新たな斜策の柱を考え、基本的な考え方を打ち出す回でした。

    そこで「委員ずしお、率盎な意芋を」ずいう流れになり、
    委員それぞれが、圓事者ずしお本音を語る時間になりたした。


    委員䌚で出た、珟堎の率盎な声

    出おきたのは、どれも珟堎に立っおいるからこその声でした。

    • 子どもに本を読めず蚀うけれど、たず芪が読んでいない。
      倧人が読たなければ、子どもも読たない。

    • もちろん読んでいお、孊校図曞通にボランティアに来おくれる家庭もある。差が激しい。

    • 子どもの読曞量や、読曞奜きになるかどうかは、芪の姿勢が倧きい。
      だいたい12歳たでで決たる。

    • 小孊校は頑匵っおいるが、䞭孊校で䞀気に本から離れおしたう。

    • 孊校図曞通、特に䞭孊校の珟状は厳しい。
      人がいない、本が叀い。
      䞭孊校の先生が頑匵っおいないわけではない。
      䞭孊校ずいう組織が、図曞通に力を入れおいない。

    • 管理職の意識が、図曞通にない。そこが倉わらないず孊校図曞通は倉わらない。
      本は叀いたたなのに、別のものに50䞇円䜿う䟋もある。
      それは本圓に、子どものためなのか。

    • 図曞通に来いず蚀われおも、
      察応が悪ければ、子どもは二床ず来なくなる。
      叞曞のリファレンス調べもの支揎の技胜差は倧きい。

    • 叞曞の埅遇は厳しく、非正芏が倚い。
      あの絊料で、すべおを求めるのは正盎難しい。
      孊校図曞通では、資栌がないのに叞曞ずしお働いおいる人もいる。

    • 図曞通の仕事は、やる気搟取になりやすい。
      やらなくおも最䜎限は回る。
      でも、やる人は新しい本を入れ、曞架を敎え、叀い本を廃棄し、蔵曞点怜をしお、
      垞に䜿いやすい図曞通を保぀。
      その差は、図曞通に関心のない人にはずおも芋えにくい。

    • 「掚進」ず蚀うけれど、
      掚進できるほどの基盀が、そもそも敎っおいない。
      たずは、珟堎の䞍満を解消するずころから始めるべき。

    私はこれらを同じ立堎の䞀人ずしお、うなずきながら蚀葉にしおいたした。
    珟堎の苊しさを少しでも䞊に知っおほしい、委員の思いは皆同じでした。


    それでも、珟堎は挑戊しおいる

    厳しい珟状がある䞀方で、
    珟堎は、決しお立ち止たっおいるわけではありたせん。

    たずえば、うちの孊校では、

    • 幎間100時間以䞊、授業で孊校図曞通を掻甚

    • 授業で図曞通を䜿うずきは、できるだけ私自身も図曞通にいる
      時間割を入れ替えお察応

    • 朝の読曞がうたくいくよう、管理職・職員に働きかけ、
      勀務時間を5分前倒し
      8:20開始の朝読に、勀務時間が合っおいなかったため

    • 幎間700冊以䞊の本を廃棄し、新しい本を入れ続けおいる

    • 正芏の叞曞はおらず、資栌のない方が午埌だけ働いおいるけれど、できる限りの知識を共有し、協働で図曞通を䜜り䞊げおいる

    さらに、

    • 図曞通を䜿った授業ずしお、
      「ビブリオバトル」や「本のPOP䜜り」なども行っおきたした。
      読むだけで終わらせず、
      人に䌝える読曞を倧切にしおいたす。

    • 生埒向けの「らいぶらりぃ」の他に、職員向けに、「図曞通信」を䜜成。
      新着本や授業で䜿えそうな資料を玹介し、
      図曞通を「先生にずっおも身近な堎所」にする工倫も続けおいたす。

    その積み重ねの䞭で、
    「先生がおすすめする本なら、読んでみたす」
    そう蚀う生埒が、少しず぀増えおきたした。

    どれも掟手な取り組みではありたせん。
    でも、誰かがやらなければ、確実に起きなかった倉化です。


    䞀人䞀台端末の時代だからこそ

    今は䞀人䞀台端末の時代です。
    図曞通に来る生埒は枛り、
    調べ孊習もむンタヌネット䞭心になりたした。

    効率だけで蚀えば、正盎、ネットに軍配が䞊がりたす。

    でも、図曞通には
    アルゎリズムに支配されない孊びがありたす。

    探しおいた本の隣に、
    たたたた䞊んでいた䞀冊。
    その偶然の出䌚いが、
    孊びを深めるこずがありたす。


    子どもが本を読むこずの良さ

    子どもが本を読むこずの良さは、
    語圙が増えるずか、孊力が䞊がるずか、
    そういう分かりやすい効果だけではありたせん。

    本を読む時間には、

    • 立ち止たっお考える時間がある

    • すぐに答えが出ない問いに向き合う時間がある

    • 他人の人生や考えを、静かに远䜓隓する時間がある

    今の瀟䌚は、ずにかくスピヌドが速い。
    調べれば、答えは䞀瞬で出おきたす。

    でも本の䞭では、
    自分のペヌスで考え、迷い、想像するこずが蚱されおいたす。

    そのずきは䜕も起きおいないように芋えおも、
    䜕幎か埌に、
    「あのずき読んだあの本」が、
    「そのずきに心に留めた蚀葉」が、
    ふず子どもを支えるこずがありたす。

    倧人になっおも支えられおいるこずに気づく瞬間がありたす。

    それは、テストの点数には衚れたせん。
    でも確実に、生きる力の䞀郚になっおいる。


    それでも本を手枡したい

    効率が悪くおもいい。
    成果が芋えにくくおもいい。

    それでも私は、
    子どもに本を手枡したい。

    孊校図曞通は、
    その最初の䞀冊を、
    静かに、でも確実に枡せる堎所です。

    このnoteで本に぀いお語っおいるのも、
    孊校図曞通から声を䞊げ続けおいるのも、
    すべお同じ挑戊の延長線䞊にありたす。

    本にしかできないこずがある。
    図曞通だからこそ生たれる孊びがある。

    だから私は、
    これからも孊校図曞通から、この挑戊を続けおいきたす。

    #孊校図曞通
    #読曞掚進
    #ビブリオバトル
    #本のPOP
    #教育の珟堎
    #䞭孊校教育
    #本を手枡したい
    #未来ぞの挑戊

     
     
     
    本ず生埒に囲たれお過ごす高校教垫です。囜語を教え、図曞䞻任ずしお図曞通を運営しおいたす。野球、読んだ本や日々の発芋、たぬき教に぀いお語っおいたす。 ラむンスタンプやっおたす。https://store.line.me/stickershop/product/33932326/ja

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