
ツバメはなんて鳴く?
初夏になり、梅雨入り前のこの時期
田舎とはいえ家の多いこのあたりでも、ツバメの姿を見ることがある。
何年か前、関東で放送されているラジオ番組「日曜天国」で
安住紳一郎アナウンサーが
ツバメの鳴き声は「土食って、虫喰って、口渋ーい!」
だと話していた。
それ以来、私もツバメの鳴き声が聞こえると、つい気になってしまう。
昔から「ツバメが巣を作る家は縁起が良い」と言われている。
それは、ツバメは害虫を食べてくれる益鳥であり、
豊作をもたらすともいわれているそうだ。
実家は農家だったのだが、玄関の扉の上にはツバメの通り道用に
縦30センチくらいの玄関幅の入口があった。
玄関を入って内側は、セメントの土間だったので
春になるとその上の柱に、ツバメが巣を作のが恒例だった。
下に糞が落ちるので、綺麗好きの母はとても嫌がっていたが
父親は「下に新聞紙でもひけばいい」と、喜んでツバメやひな鳥を見ていた。
家の中だと天敵のヘビも来ないので安全と知って、毎年ツバメが来て
ヒナをかえしていた。
冬になると寒さをしのぐために、開口部には板を貼るのだが
春になると、毎年父は板を取り払っていた。
今考えると、父の優しさが改めて感じられる。
ツバメの鳴き声を聞くと、そんなことも思い出されくる。
そして、真似して早口で言ってみる。
「土食って、虫喰って、口渋ーい!」
なんだか、ツバメの鳴き声がそう聞こえてきてしまっている今日このごろだ。