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初めての推しができて人生が少し動き出した話

「推しがいたら人生楽しそう」
「楽しみができて日々頑張れそう」

私がずっと夢見ていた「推し」の存在。
育児が始まってからというもの、スマホをスクロールして無駄に溶けていく時間も多くなり、

「推しがいたら毎日もっと頑張れるんかな」

なんて思うことも増えていましたが、30代にしてようやく、ようやくその夢が叶ったのです!!

熱しやすく、冷めやすい私

これまでの人生で、何かにハマらなかったというわけではないのです。
ただ、「課金したい」と思えるほど熱中したものはありませんでした。
繰り返し聞くような好きなアーティストがいてライブを見に行きたいなと思っても、
「人が多くて行き帰りも大変そう」
という出不精な考えの方が勝ってしまうようなタイプでした。

何回もリピートして聞くのにそこは冷めるんかいっ!と自分でもツッコミいれたくなります。

心のバイブルも今は段ボールへ

強いて言えば、高校生の時ONE PIECEにめちゃくちゃハマりました。
友達に借りて読んでいましたがハマりすぎて全巻揃えるほどに。

読み終わってすぐ「ONE PIECE最新刊 発売予想日」と検索したり、「このシーン、アニメ版ではどうなってるんかな!?」とアニメの方も追ってみたり。
「早く完結しないと、、もし尾田先生に何かあって途中で終わっちゃったらどうしよう」
そんな心配をしていた時期もありました笑
そんな熱量があったのにスンと冷めてしまった現在。

100巻、ワノ国編の終わり頃から突然冷めてきたのです。いや、突然ではなったかもしれません。魚人島終わりあたりから、少しづつ少しづつ熱が冷めてきてしまいました。
買って読むけれど、どうなってるかよくわからないシーンは飛ばして大まかなストーリーだけ掴んで終わりというか。

本棚にしまっていたONE PIECEたちは今や段ボールの中に眠っています。

彼らの冒険を見届けたい!という思いはあるのですが、熱量を取り戻せるか心配です。

漫画アプリで読み漁る日々

そんな感じでONE PIECEへの熱量は下がったのですが、変わらず漫画は好きで、大学生になりスマホに慣れてきた頃から漫画アプリでめちゃくちゃ漫画を読むようになりました。
日課といっても過言ではありません。
今も5つのアプリを駆使していろんなジャンル読んでます。

ただここも私らしいなぁと思うのですが、どんなにハマって読み進めた作品でも課金になった途端、そこでやめて違う作品をまた漁り始めるのです、、

なので最後まで読める作品には感謝しかありません🙏

出会ってしまったあの女(ひと)に

いつものように漁っている中、おもしろそーと思ってタップしたのは東村アキコ先生の
『銀太郎さんお頼み申す』という作品。

コーヒーショップでバイトするさとりちゃんが元京芸妓で器屋さんの銀太郎さんに惚れ込んで着物や日本文化に沼っていくというあらすじです。

アキコ先生の作品は他にも色々読んでたので、きっと面白いだろうなーと軽い気持ちで読み始めたのですが、

めちゃくちゃおもしろい!!
勉強になる!!
なにより銀太郎さん美しい!!

と、木曜日の更新を待ち望む日々が始まりました。

久しぶりに本での漫画

もう好きすぎて「あのシーンどこやったかな」とわざわざ検索してそのエピソードをもう一度読んだり、また1話から読んだり。

私はついに決心しました。
「これは、本で揃えよう」と。

ちょうどその頃夫と喧嘩しており、仲直りと母の日に便乗して「この漫画が欲しいねん」とおねだりしたところ、まぁそれくらいならと、1-9巻までをプレゼントしてもらいました!!やった!!

「うわぁ、カラーで着物が見れて銀太郎さん綺麗やな」
「いつでも好きなシーンが見れる」

幸せです。

久しぶりに紙での漫画を楽しむ一方、アプリって良いなと思ったのはコメント欄。

同志たちの鋭いコメントを楽しむ、もはやコメント欄も作品の一部と言っても過言ではないと思ってるぽんすくですが、紙の漫画にはそれがないのでちょっと寂しいですね。

あの世界に入りたい

読み進めていくうちに襲ってきたのは、
「お茶とか着付けとかちゃんとやっとけばよかったなーーー」
という後悔。

中学生の頃お茶を習っていたのですが、その時は母に言われて渋々通ってるような感じで、
「やめたい」
が口癖でした。
やる気もなかったので身についたものもなく。

着付けも少し習っていたのですが、こちらも当時はあまり乗り気せず、不器用なのも相まって、
「1人で着れます!」というところまで辿り着かず。

おそらく私の特性なのですが、言われてすぐにやる実践系が苦手というか。
緊張からさらにヘマしてしまうようなところがあり、お茶のお稽古も着付けもすごく苦手意識があったことを覚えています。

それをこんなにも後悔する日がくるとは。

せっかく私と銀太郎さんの世界を繋ぐツールがあったのに。無駄にした。

あるあるですが、必要だと思った時には時間がなかったりお金がなかったり。
後から「ちゃんとやっとけばよかった」と後悔するのが人間の性ですね。

神タイミング!?着物に触れるチャンス!!

後悔しながら銀太郎さんたちの世界に恋焦がれていた矢先。

「こんにちはー😊近くまで来たので寄ってみました!先生お元気でしたか?」
とお寺の玄関に来てくださったのは以前英語を習いに来てくれていた男の子とお母様。

久しぶりに会えたのが嬉しくて色々お話していたのですが、下の子がもうすぐ保育園に行くからお仕事に復帰されるというお話を聞いて、「そういえばお着物関係のお仕事をしてらっしゃったな」と思い出しました。

「このタイミング、なんか縁を感じるぞ。お仕事も育児もお忙しいだろうけども、ダメ元で聞いてみよう」
と勇気を出して、今着物に興味があること、もし可能であれば着付けを習いたいことを伝えてみました。

すると、「私も人に教えたことはないので自信はないんですけど、それでも良ければ!私の勉強にもなると思うので😊」

と快く引き受けてくださいました!!
本当に嬉しかったですし、なによりすごいタイミングでびっくりです。

歩めるか、和文化の道

お寺に生まれて、お茶も着付けも習わせてもらったのに、全部途中で投げ出してきた私。

漫画も音楽も、好きになっては別のものへ移っていって、長く続く「好き」に出会えたことがありませんでした。
だから今回もまたいつものように冷めてしまうかもしれません。

でも30代になって、育児に追われる中、

「もっと知りたい」
「やってみたい」

目の前の現実からふっと違う世界に連れて行ってくれるものに出会えたことが、すごく嬉しいです。

着物の世界も、
和文化の世界も、
そして銀太郎さんのいる世界も。

今度こそ、ゆっくりでも長く歩いていけたらと思います。
いつか漫画の世界に転生して銀太郎さんに会えた時に少しでも着物トークができますように。

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