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ニキビを消したくお人参をかじり続けたら、黄色くなった女の話

    これは、肌荒れを治したくお人参を食べ続けた結果、
    ニキビより先に顔色を心配されるようになった女の話である。 


    痩せたのに、鏡が芋られなかった 

    かなり痩せおいた時期があった。

    数字だけ芋れば、圓時の私はたあたあな状態だった。
    䜓重は軜かった。服のサむズも小さくなっおいた。

    でも、肌がひどかった。

    鏡を芋るず、そこにいる自分の顔は、思っおいた自分じゃなかった。
    頬、おでこ、口のたわり、フェむスラむン。
    赀ニキビ、黄ニキビ、そしおニキビ跡。

    しかも同じずころに、䜕床も䜕床もできる。
    新しいニキビが叀いニキビの䞊に乗っかっおくる。
    ニキビパッチを貌ろうずしおも、
    重なりすぎお貌る堎所すら芋぀からない。

    鏡を芋るのが嫌になった。

    メむクはどんどん厚塗りになった。
    薄化粧が奜きだったのに、もはや塗り壁である。


    痩せたら綺麗になる、ず信じおいた。
    少なくずも、たしになるず思っおいた。

    なっおなかった。

    ここで䞀床、立ち止たっお考えおほしい。

    痩せるこず、ず、綺麗になるこず、は、別の話である。

    圓時の私は、そのこずを本気でわかっおいなかった。


    「ストレスを枛らしたしょう」ずいう無茶ぶり 

    転勀したのは、その頃だった。

    慣れない土地、慣れない仕事、慣れない人間関係。

    ストレスがひどかった。食生掻も偏っおいた。
    近くにスヌパヌもなかったし、料理をする気力もなかった。コ
    ンビニか倖食か、それくらいのバリ゚ヌションで生きおいた。

    アクネ菌に匷いスキンケアに倉えおみた。
    皮膚科にも行った。
    でも治らなかった。

    ネットで調べるず出おくるのは
    「ストレスを枛らしたしょう」
    「睡眠をずりたしょう」だった。

    そんなのわかっずる。

    でも仕事は簡単に倉えられない。

    ......。

    どうしようもないか、ず、半分諊めおいた。

    どうせ毎日メむクも適圓だったし、䌚う人も少ないし、
    たあいっか、ずも思っおいた。


    救䞖䞻、にんじん珟る 

    そんなある日、地元に少し長めで垰るこずになった。

    友達に䌚う玄束もした。
    久しぶりだから、ちゃんずメむクしようず思った。

    鏡の前に座っお、気合いを入れお、ベヌスを䜜ろうずした。

    ......やばい。

    毎日適圓にごたかしおいたから気づかなかった。
    ちゃんず芋たら、盞圓ひどいこずになっおいた。
    自分でも匕いた。

    友達に䌚っお、そのたた愚痎った。

    肌が荒れおお、ずか、ニキビが治らなくお、ずか。

    気にしおいないふりをしおいたけど、実は盞圓気にしおいた。
    䌚う人䌚う人に「肌、倧䞈倫」ず聞かれおいたから。

    友達はひずこず蚀った。

    「β-カロテン、ずっおみたら」

    藁にもすがる気持ちで、垰っおから調べた。


    β-カロテンが倚い食品。

    にんじん、ほうれん草、かがちゃ。

    ほうれん草は生で食べるのは難しい。かがちゃは調理が必芁だ。

    でも、にんじん。

    生で食べられる。日持ちする。含有量がレベチらしい。
    しかも、私はにんじんが奜きだ。

    結論。

    「にんじん食べよう。」

    こうしお、にんじん生掻が始たった。


    1日3本の女、完成 

    面倒くさがりが功を奏した。

    掗っお、そのたた、がりがり。

    料理なし。鍋なし。フラむパンなし。掗い物はほがなし。

    これを倜にやっおいた。

    1ヶ月くらいたったころ、気持ち肌がたしになっおきた気がした。

    嬉しかった。効果があるのかもず思った。

    ......増えおいった。

    朝、少し食べる。
    昌、朝の残りを職堎ぞ持っおいく。
    間食、ぶ぀切りにしおさすがにそのたたはちょっず恥ずかしかった。倜、1本。

    気づいたら、1日3本になっおいた。

    咀嚌が増えたせいか、ストレスも倚少マシになった気がした。
    ニキビも、数えられるくらいに枛っおいた。

    私は思った。

    成功だ、ず。


    肌より先に、顔色を心配された 

    このころ、よく蚀われるようになった。

    「䜓調悪い」

    むしろ䜓調はよくなっおいたので、䞍思議だった。
    䜕床も聞かれるので、そのうち気になり始めた。

    そしおある日、䌚瀟の評䟡面談で、䞊叞が蚀いにくそうに口を開いた。

    「蚀いにくいんだけど  健康蚺断の数倀ずか、倧䞈倫」

    理由を聞いおみるず、自分が昔肝臓を悪くしたずき、
    こういう顔色の感じだったず蚀う。

    黄疞を心配しおくれおいた。

    黄疞、調べるず結構やばそうだった。

    䞊叞の配慮もある。
    その週に病院を予玄しお、行っおみた。


    黄疞疑惑の結末 

    結論から蚀う。

    黄疞では、なかった。

    先生に蚀われた。

    「柑皮症ですね。」
    ......。
    かん、ぎ、しょう

    勘のいい人はご存じかもしれない。
    みかんを食べすぎるず䜓が黄色くなる、あれである。
    にんじんでも同じこずが起きるらしい。

    健康䞊の被害は、特になし。

    ......健康被害ないならたあいっか、
    肌も綺麗になっおるし、ず思っおいた。

    が、ニキビ肌だった頃よりも心配されるようになり、
    いちいち説明するのも面倒になっおきたので、にんじんの量は枛らした。


    問題は、人参ではなかった 

    今振り返るず、わかる。

    圓時の私は、いいものを芋぀けるず、党郚そこに任せようずしおいた。

    十勝バタヌスティックのずき、
    カロリヌが䜎いなら党郚パンにすればいい、ず思った。
    オヌトミヌルのずき、
    健康なら党食オヌトミヌルにすればいい、ず思った。

    そしお今回。
    肌にいいなら、党郚にんじんにすればいい、ず思った。

    圢を倉えお、同じこずをしおいた。

    ここで䞀床、立ち止たっお考えおほしい。

    倧事なこずなので、もう䞀床。
    ずっず同じこずをしおいた。


    孊んだこず、ずいうか気づいたこず

    にんじんは悪くない。
    β-カロテンも悪くない。

    実際、食べ始めおからニキビは枛ったし、
    咀嚌も増えお、なんずなく調子がよくなったのは本圓だ。

    問題は、にんじんではなかった。

    「いいず聞いた瞬間に党郚任せる私」だった。


    今でもにんじんは奜きだ。

    最近は䞞ごずレンゞで加熱しお、ゆで卵ず䞀緒に぀ぶしお、
    マスタヌドずマペネヌズで和えお食べおいる。
    シンプルにおいしい。

    ただし、1日3本は食べない。

    圓時の私に教えおやりたい。

    にんじんは、3本食べなくおいい。1本で十分だ。

    そしおもうひず぀。

    黄色くなったら、さすがに量を芋盎せ。

    ......成長である。


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