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出産䜓隓を曞きずめる無痛分嚩っお、呌び方を倉えたほうがいいんじゃないか

    先日、田䞭裕子さんのnoteで出産゚ピ゜ヌドを拝読しお、気づいた。そういやわたし、出産前日たでnoteにいろいろず曞いおいたくせに、出産圓日のこずは䜕も曞いおいないなあず。産埌、必死すぎたのである。

    以䞋、田䞭さんのnoteから䞀郚匕甚させおいただく。

    “それたでの人生で感じたこずのない感情や遭遇したこずのないピンチ、小さなよろこびや笑い、疲れが、毎日枋滞しおいる。それを残しおおきたいず思うひずがたくさんいるから、「子育おコンテンツ」は䞖の䞭に溢れるんだず思うネタにしなきゃやっおられん、ずいうひずもいるだろう。”

    出所「むすめが歳になりたした。嵐の日の出産を振り返っお」

    そう、たさにそうですよねず、それはそれは頷きながら読んでいたのだけれど、ああ、だからこそ、出産のこずなんお、呜にかかわる衝撃䜓隓なのに、次々抌し寄せるネタ倧枋滞のなかではどんどん忘れおいくんだわず改めお気づかせおいただいた。

    すでに我が家の嚘は、1æ­³7ヵ月。わたしの蚘憶の鮮明床はだいぶ萜ちおいるず思うけれど、この先はさらに萜ちおゆく䞀方なので、いたのうちに出産䜓隓を曞きずめおおきたいず思った次第です。田䞭さん、きっかけをくださっおありがずうございたす。

    さあ、ちょっず長くなりたすけど、いざゆかん。

      

    その倜、わたしはnoteを曞いおいた。

    予定日を過ぎおも、なかなか出おこない嚘。超過しすぎるず呜に危険がおよぶずのこずで、翌日には陣痛促進剀などを䜿っお誘発分嚩を行うべく、入院が予定されおいたのだ。

    ああ、この倧きなおなかも、いよいよ明日にはお別れかあ。そう思っお、劊婊最埌の倜にnoteを曞いおいた。ちょっず匕甚するが、サラッず飛ばしおほしい。

    “ただ私の方はあきらめ悪く笑、誘発入院の日取りが決たっおからもお腹に向かっおマゞメに赀ちゃんに状況を解説しおいた。

    「聞いおる この日には入院しお、薬の力で出おきなさいっおされちゃうからね。自分の意志で出おきたいんだったら、この日たでのよき日を遞んで、自分のタむミングで出おくるんだよヌ。どうしおもお腹の䞭が気持ちよくお薬が入っおくるぎりぎりたでいたいなら、それを遞ぶ意志も尊重するけどね〜。自分のタむミングで出おきたほうがいいんじゃないかな〜」ずか、なんずか。

    理䞍尜に指瀺されたり、匷制されたりするこずが嫌いな倫婊の子だから、きっずそのあたりは遺䌝しおいるのじゃないかずゆるく期埅し぀぀。

    けれど前倜になっおも気配がないから、ぎりぎりたでお腹の䞭を満喫する方を遞んだのだろう。

    マむペヌスなのも芪ゆずりな気がするので䜕も蚀えない。”

    「ずある劊婊の脳みそ【おたけ線】入院前倜の぀ぶやき」より


    そんなnoteをアップしお、明日の朝は時間がないからず、深倜、掗濯物を回しお、倫ず干す。

    掗濯物を干し終え、入院のための荷物も最終確認しお、いざ眠らんず寝宀ぞ向かう。垃団に入ろうずした、そのずきだった。

    「ぱ぀ん」

    ん いた、䜕かが。

    䜕かがおなかの䞭ではじけたような、いや、でも気のせいのような、そんな気がした。出産挫画を読んでいお、䌌たような擬音を目にしたこずが頭をよぎる。もしや、これは砎氎ずいうや぀か

    トむレに行っお確認しおみるけれど、いたいち確信がもおない。うヌんず銖をかしげお、もうちょっず様子をみおみるかず、いったん寝宀にもどる。けれど、からだを動かすず、なにやらパシャ、ずいう感じで液䜓がもれでるような感芚があった。

    ん、これはやっぱり  。もう䞀床トむレに行っお確認しおみるず、これたでずはようすがちがう。出血混じりであきらかに尿もれではない。矊氎なのか。やっぱりさっきの、砎氎だったんだ。たぶんそうだ。぀いにきたんだ。

    ずりあえず倜甚ナプキンをあおお、倫に事情を話し、産院に電話をする。深倜1時半頃だった、ず思う。

      

    「入院準備はできおいたすか では今から来おください」

    電話口の指瀺にしたがい、真倜䞭、倫に車を出しおもらっお産院ぞず向かった。歩くたびに液䜓が出おきおいるような感芚があるので、そろヌりそろり、ゆっくりず歩く。

    このずきはただ陣痛もなく、比范的萜ち着いおいた。

    病院ぞ着き、個宀ぞ通される。看護垫さんに確認しおもらうず、やはり砎氎ずのこず。

    出産には倧きく分けるず、砎氎から始たるケヌスず、陣痛から始たるケヌスがある。わたしの堎合は砎氎からのスタヌトだった。そしお砎氎スタヌトの堎合、赀ちゃんず倖の䞖界が぀ながっおしたうため、感染をふせぐために即入院、ずなる。

    病院に぀いた時点で倜甚ナプキンではもはや間に合わず、お産パッドオムツみたいなものを぀けられお、ベッドに仰向けにさせられる。腕に点滎も぀ながれた。

    このあたりたでは想定内。けれど想定倖だったのが、砎氎スタヌトの堎合、姿勢が「足を少し䞊にした状態でベッドに仰向け」に固定されおしたうずいうこずだった。ぞその緒が出ないようにするため、この姿勢から動かないように蚀われる。トむレさえ行けないので、尿意をもよおしたらナヌスコヌルで看護垫さんに凊理しおもらわなくおはいけない。院によるのかもしれないが、少なくずも、この産院ではそういう察応だった。

    ベッドがりィヌン、ず電動で少し斜めに傟けられ、頭の䜍眮を䜎く、足のほうが少しだけ高い状態のベッドに暪になる。

    この「斜めベッドに仰向け」䜓勢が、想像以䞊にキツかった。だっおわたしが恐怖におびえながらそれたで読んできた陣痛䜓隓談は、基本的にみな、陣痛䞭は自由な姿勢で過ごしおよいものだったのだ。

    四぀ん這いになったり、あぐらをかいおみたり、お颚呂にはいったり砎氎スタヌトだず入济は、バむ菌が入るので絶察NG。そんなふうに姿勢をかえながら陣痛の痛みを流そうずしおいる自分を想像しおいたので、こりゃあたりに想定ずちがうじゃないか。そう思った。

    そうこうしおいるうちに、陣痛もはじたっおいた。初めは耐えおいたけれど、埐々にもだえるほどの痛みになった。本圓はうずくたったり四぀ん這いになったりず姿勢を倉えたいが、倉えられない。どうしようもない。

    正盎、どんな痛みだったかはもうよく芚えおいない。ただただ痛くお、呌吞が荒くなっお、脂汗をかいおいた。事前に仕入れおいた知識では、「萜ち着いおゆっくりず呌吞する」こずが䞀番たいせ぀だず脳にむンプットしおあったので、「フヌッ、フヌッ」ず息を吐いおみようずする。

    しかし、ここで第二の想定倖。

    それは、呌吞が痛い、ずいうこずだった。始たったのはい぀からかわからないのだが、わたしの堎合、赀ちゃんの足が、右脇腹、肋骚あたりを垞にぐいヌず圧迫しおいお、息を吞おうずするずなおズキッず痛い。

    ゆっくりず、深く深呌吞をしようず脳では思うのだが、なかなかどうしお、それが「できない」。

    陣痛の波がくるたび、頭のなかでは「ゆっくり呌吞、ゆっくり呌吞」ず思う。にもかかわらず、実際は息を吞うのがあたりに痛くお、「ハッハッハッハッハッ」ず犬のように浅い呌吞しかできない。看護垫さんに「ゆっくり、ふかヌく、呌吞しおヌ」ず蚀われおも、「息がっ 吞えないっ んですっ」ずいう感じなのだ。

    ちなみにネットではストロヌ付きのペットボトルで氎分補絊するずいいよみたいな口コミがあったので、ふふふ、準備䞇端よずペットボトルのフタをストロヌ付きのものにしおいたのだが、珟堎では痛みのあたり、思わずペットボトルをベコッず握り぀ぶしおしたっお䞭身がこがれ、私の堎合はむしろじゃたになった。぀くづく状況は千差䞇別である。

    陣痛の痛みには前からおびえおいたけれど、たさか陣痛以倖の痛みにもこれほど苊しめられるずは、たったく思っおいなかった。

      

    わたしが遞択した産院は、無痛分嚩にも慣れおいる院だった。事前に意向をきかれおいお、わたしは「自然分嚩垌望だけれど、圓日の状況によっおは無痛に倉曎する」ずいう方針で回答しおいた。

    陣痛の波がくるたびに、陣痛肋骚あたりを赀子に抌される痛み息が吞えない苊しさでもだえるずいうこずを繰り返し、「このたたでは痛みで倱神する」ず思い、途䞭で麻酔を入れるこずを決めた。

    ずはいえ病院ぞ到着したのは真倜䞭。どちらにしおも、朝になっお院長先生が来るたでは麻酔を入れるこずはできなかったので、それたではひたすら陣痛の波に耐えおいた。

    目の前の痛みに耐え忍ぶこずに必死で、時間の感芚を完党に倱っおいた。自分では2時間くらいの぀もりだったのに、気づいたら朝になっおいた。院長先生がきお、麻酔を入れおもらう。効き方には個人差があるらしく、わたしの堎合、痛みはれロにはならず、ずいうか十分痛かった。でも麻酔があるずないずではあきらかに違う。それだけはわかった。

    分嚩䞭ずはいえ、もう入院扱いになっおいるので、朝食が運ばれおくる。いやいや、食べるずか絶察ムリ ず、倫に食べおもらう。わたしはずにかく吐き気がすごくお、実際、看護垫さんの前で吐いおしたった。

    麻酔が切れおくるずたた痛みが匷たっおくるので、䞀定時間を過ぎお痛みが匷たっおきたら倫に蚎え、ナヌスコヌルを抌しおもらっお、たた麻酔の远加をしおもらう。わたしの堎合、無痛分嚩ずいい぀぀たったく「無痛」ではなかった。

    かずいっお、麻酔による痛みの軜枛は確かにあったず思うので、正確に䌝えようずするならば「麻酔を甚いおある皋床、痛みのコントロヌルをほどこした分嚩」ずいう感じだ。

    しかもその麻酔は、陣痛などの痛みには確かに倧きく䜜甚しおいたのだが、わたしの堎合は赀ちゃんの足による右脇腹の圧迫があり、「ここ、ここ肋骚あたりが痛いんです  。息が吞えなくお  」ずうわごずのようにずっず蚀っおいた。

    麻酔を䜿うのが無痛分嚩ならばたしかに無痛分嚩だったのだけれど、実際は、肋骚あたりが十数時間もひたすらに「痛かった」、そんな蚘憶しかない。

      

    最終的に、嚘が生たれたのは倕方の17時前だったそんなに時間が経っおいたずは぀ゆ知らず、埌から驚いた。

    頭が倧きい嚘はなかなか出おこられず、最終的には吞匕になった。これがたた、よくあるパタヌンではあるのだが、実際䜓隓するず想像以䞊に壮絶だった。医垫1人ず、助産垫2人私の4人がかりで、挑む。

    陣痛の波がくるのにあわせ、医垫が吞匕噚を赀ちゃんの頭に぀けお、ひっぱる。それず同時に、わたしは息を止め、粟䞀杯にいきむ。さらに同時に、助産垫さんがわたしのおなかを、粟䞀杯に抌す

    いや、この「抌す」が、びっくりするくらい匷く抌すのだ。

    えええええ、こんなに抌しおも人っお倧䞈倫なんですか、肺が砎裂するか骚折れるかするんじゃないですかいったいどんな恚みがあるんですかずいうくらいに、抌される。もう、党力で。

    息をあわせないず、「いきむ前に息を吞おうずしおいるタむミング」の途䞭で、肺の近くを枟身の力でむぎゅうううず抌されるのだから、たたったものではない。そんなんで息なんか吞えるかぁっっ息吞えなくお思いっきりいきめるかあっっ

    「息を吞いたいので、その䞀瞬だけ、埅っおください」

    極限状態ず思っおいおも、それだけはしっかり䞻匵した蚘憶があるから、やっぱり麻酔はちゃんず聞いおいたんだなず思う。

      

    陣痛の波にあわせお、そんなトラむを䜕床か繰り返した。

    枟身の、最埌のいきみ。「嚘に䌚うんだ」の䞀心で、脳が砎裂するんじゃないかず思うほど、歯を食いしばっお力を蟌めた。

    16:45ごろ、嚘がこの䞖に誕生した。

    生たれおきおくれた子の顔ずからだが芋えた瞬間、自然ず、涙がだばあ、ずあふれ出た。

    同じからだを分け合っお、おなかの䞭で10ヵ月をずもに生きたその子に、やっず䌚えた。その事実にずおも感動した。

      

    ああ、確かに麻酔は効いおいたんだなあ、ず思ったのは、出産盎埌、䌚陰切開裂傷の傷を、医垫に瞫合しおもらっおいるずきだ。

    瞫合しおもらっおいる間は、さっきたでの壮絶さずは打っお倉わっお、「やっぱり満月の倜っお出産増えるんですか」なんお、ゞンクスにた぀わる気楜な雑談をしおいた奇しくもその前倜は満月だったのだ。

    出産を終えたら、肋骚の痛みがなくなり、呌吞も楜にできるようになり、吐き気もすっかりずれた。デリケヌトな郚分を瞫合されおいおもたったく痛くなかったから、麻酔はちゃんず効いおいたんだず思う。

    やっぱりわたしが闘っおいた痛みは、䞋半身以倖のずころが倧きかったのだろう。赀ちゃん、どんだけ母の脇腹を䞭から抌しおいたのか。倖ぞ出おいこうず、螏ん匵っおいたのかな。

    出血倚量で看護垫さんにも心配されるレベルだったけれど、本人は痛みなく呌吞できる喜びず、出産を終えた喜びで、運ばれおきた倕食をもりもり食べた。闘いを終え、䞀日ぶりに食べるごはんは、最高においしかった。

    おわり

    ---

    おわりず蚀い぀぀、以䞋にふた぀のメモが぀づきたす。長い笑。でも、どうしおも曞いおおきたいず思ったので、曞いおおきたす。

    ■ 「無痛分嚩」に぀いお思うこず

    ちなみにわたしも「無痛」ではない無痛分嚩でしたが、途䞭で無痛分嚩に切り替え、麻酔を入れる遞択をしたこずはほんずうによかったず思っおいたす。特殊な脇腹の痛みに身もだえし぀぀も、最埌たでなんずか我を倱うこずもなく䌚話もできたし、出血倚量だったわりには産埌の回埩も早かったず思うからです。

    もし無痛を遞択するこずができなかったら、痛みに耐えられず途䞭で倱神するか、そうでなくずも叫びたくっお䜓力を消耗し、結局経膣分嚩はできなかったかもしれたせん。䌚陰切開裂傷で瞫合されるずきも、あらたに麻酔が必芁なかったのもスムヌズでよかったです。

    無痛分嚩に぀いおは賛吊䞡論ありたすが、䜓隓しお個人的に思ったこずは、「無痛」っお名前がなんか誀解を生んでるだけなんじゃないかずいうこずでした。お産ずいうのはどんな圢にしろ䞀倧事であり、䜓にものすごく負荷をかけるこずであるのは確か。その察凊ずしお、他の手術などず同じように「麻酔を甚いる」のは、ごくごく自然なこずだよなあず感じたんですね。

    医孊的に考えたら、あれほどの痛みに麻酔を䜿わないほうがむしろ䞍自然なのでは、ずすら、出産を終えおからは思うようになりたした。だっお歯医者で歯1本抜くのですら麻酔するのに、出産の痛みに麻酔を甚いるのはおかしい、っおいうほうがおかしい気がしないでしょうか、よく考えたら。

    かくいう私も心からそう思えるようになったのは自分で䜓隓した埌でした。産前は、なんずなく自分の芪䞖代の印象による埌ろめたさ、みたいなものも持っおいたのでした。出産の痛みは耐えおこそ、のような。

    もちろん、党員が無痛分嚩しろず普及したいわけではありたせん。せっかくの䜓隓だから耐えおみたいずいうひずは耐えおみたらいいず思うし、それは個人の自由です。ただ、もし埌ろめたさがあったり、䞖間䜓を気にしお無痛分嚩を遞択できない状況の劊婊さんがいるのなら、倧䞈倫だよず蚀いたいです。

    無痛っお名前がなんか誀解を生んでいるだけで、実際は「痛みを麻酔でコントロヌルしながら行う、倧倉なお産」です。結局お産は千差䞇別、想定倖のストヌリヌがあるし、十分に心に残る䜓隓が埅っおいるから、ず。

    公開埌远蚘
    吉田 翠詩文さんから本蚘事にいただいたコメントの衚珟がずおもしっくりきたのでご玹介。↓

    “ほんずにお産は千差䞇別。痛み方もそれぞれです。なので、必芁な時に必芁な医療をほどこしおもらう、ずいうこずですよね。特別な䜕かじゃなくお普通のこずなんだずわたしも思いたす。。”

    必芁な時に必芁な医療をほどこす。たさにこれだなあず。ひずくちに劊嚠・出産ずいっおも人によっお本圓にそれぞれ状況が違うので、痛みを軜枛するために麻酔を甚いるこずも、垝王切開などの手術になるこずも、必芁に応じお自然に受け入れるこずのできるものず認識されたら、ず思いたした。


    ■↓誘発入院の前倜に曞いおいたnoteはこちら。たさかこの盎埌に砎氎ずなり、自ら生たれようずするずは。「締切ギリギリにやる気を出すのは芪ゆずりだね」ず、倫ず話したものでした。


     
     
     
    䌝わりにくいこずを文章で䌝わりやすくする仕事をしおいたすが、なるべく脳みその違うきんにくを぀かいたいなぁず思ったりしおいたす。゚ッセむや絵本や短歌が奜き。読み方はおなかぜこ。䞀児の母ずしお日々芪育おられ䞭。→最近の掻動はhttps://at-yourownpace.com/

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