
1万時間やったらプロ
週末、藤原和博さんの『60歳からの教科書』を読んだ。
タイトルから、どうせ(失礼すぎ!)趣味を持とうとか、地域デビューしようとか、モーレツ社員だったオジサン救済の本だろうと思っていた。
それでも、藤原和博さんだから何かありそうだと思って読み始めた。
どんなことも1万時間やったらその道のプロになる、と聞いたことはある。
本書では、100人に1人の人となることだと説明する。
さて、私の1万時間って何?と考える。
主婦、妻、母親…。
藤原さんの言う希少性から考えると、私の1点めは研究者の秘書だろう。
今年で20年になる。
先日「もう!定年なんだから、今度こそやめるんだもん!」と吠えてたら、夫が「今まで何度も、もうやめてやるーって言ってきたよね」と。
(アンタはそうやっていつも他人事だ)
英語ダメ、パソコン普通、天然なところあり…。
残るはコミュニケーション能力だけ。
それをブンブン振り回してやってきた。
逆に考えれば、こんな私を使ってくれたことに感謝している。
そして2つ目は、エッセイを書くこと。
教室に通ったのは40歳からの15年ほどか。
その間、いつもエッセイのネタを探し、どう料理するかばかり考えていた。
そして先生の薦めもあって、カルチャー教室で3年ほど講師をした。
本業との両立に行き詰まり(一度に2つのことができないタイプなので)、惜しまれて?一旦辞めることにした。
さて、ここから大切なのは、3つ目が決め手になるという。
「三点魔法陣」だ。
私にとっての3つ目はカウンセラーだろう。
これは今からスタートしてもいいのだ。
というか、もう始めてる。うん、もう少し自信を持とう。
その三点魔法陣は、自分の希少価値を高めてくれるという。
さらに、旗をあげることで立体的になる!
この夏にだいたい形が見え始めた出版の話は、遅々として原稿が進まないままだ。
何を書かなくてはいけないか、わかっている。
小さな一歩でも毎日やっていけば、山に登ることはできるはず。
自分の方向性を確かめる「報酬マトリクス」で、自分がどう生きたいかの確認もできた。
他にも、富士山型か八ヶ岳連峰型か、ベクトルは?など、振り返りと目標を立てるのにとても役立つ内容だった。
偶然、今朝のニュースで、カンボジアに学校を建てた女性を取り上げていた。
それは決して特別な話ではないことが、本書を読むとわかる。
エッセイ教室をしていたころ、「普通の主婦です」「平凡で何もないので」という言葉をよく耳にした。
そんなことは絶対ないと、この本を読んで改めて感じることができる。