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すべてのことは幼稚園の砂場で学んだ

幼稚園に行くまで、僕の世界はとても平和だった。

愛情はあっても愛し方を知らない父親は
時々キレたりしていたが、ハラスメントは
無かったし

子煩悩な父親に育てられた母親は
その育て方を完コピしていたし
しかも初めての子供ということもあり

ウチの中では、行く手を遮ぎる者はなく
好きな時に粘土をこね、日が暮れるまで
トンボやコガネムシ、チョウチョ採り。

だが、月日は流れ、突然日常生活に異変が起きることになる。

「隣のサトルくんも通うから。」
という吊り口上と共に、ヨウチエンなる子供の楽園なる場所への誘いがなされた。

あとで知る事になるのだが、幼稚園とは時間毎に洗脳と拷問を受けるアウシュビッツ、子供の強制収容所だった。

社会人に成り立てのお姉さんは、それが収容所の規則なんだか知らないが、ああしろ、こうしろ、あれはダメ、これもダメとイチイチうるさい。

内心、「お遊戯だなんて、こんなガキみたいなことが出来るか!(実は、自分も皆と同じ"ガキ"だったのだが…)」と思って無視しても、半べそかいてるお姉さんの顔をみたら、子供とはいえ流石に情が絆されるもの。

お遊戯もたけなわとなり、スロースターターな僕が、パリピ状態になりかけた途端に、「はーい🙋‍♀️みんな〜!次は、折り紙にしましょ〜!」

だなんて、メチャクチャ舐めてますよね〜?
お姉さん?僕を子供だと思って。

それでもなお、「良い子でいるのよ」と、大好きな母に頼まれるものだから、本性を隠してイイ子でいる。
けど、まるで人間に化けた宇宙人の様に、バレないでいるって、結構エネルギーが必要。
ストレスも溜まりまくります。

皆んなはどう思ってるの?
と思い周囲を見渡すと、皆んな楽しそうにやっている。
何も疑わず、ただ、お姉さんの指示に従って…..。

そんなある日の休み時間。大好きな登り棒は混んでいて、砂場に行ったのだが、こちらも結構混んでいて、空間を探しにコンクリート製の土管によじ登った。

瞬間、僕の目いっぱいに、青い空が広がった!

もう何だか訳が分からない!
パニックだ!

暫くして状況がのみこめ
スモッグに付いた砂をはらいながら
振り返った時、そこには年長組のジャイアンが
不敵な顔をして立っていた。

この世で初めて遭遇したプレデター!
彼等が徘徊する、この息苦しい娑婆世界を、僕は?どうやってサバイバルして行くのか?

超左脳系コミュ症で、多動系繊細さんの戦いは、あの時に始まった!まるで、ターミネーター1のエンディングのように..…。

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