メインコンテンツへスキップ
見出し画像

詩/空と君


    空の裏には赤い川が流れていると思う
    よく目を凝らすと見えてくる
    夥しい点の集まりで、鮮烈な、赤
    僕はそんな空が君に見える
    明るく透き通るように笑って、夕日に染まったみたいに顔を腫らして泣いて、きっと僕の見えないところで真っ暗な部屋でうずくまっている
    そしてまた明るく透き通る
    どんな顔の裏にも血が通っていて、だから傷つく
    赤はそんな痛みのすべての集積
    僕はそんなあなたが好きで、だから雨に濡れて僕も傷つく
    でもそんな時、君はもっと辛いから
    夕焼けの後に
    明けの明星みたいな君の涙を落とさないように



    空の裏には赤い川が流れていると思う

    あなたへのおすすめ