空の裏には赤い川が流れていると思う
よく目を凝らすと見えてくる
夥しい点の集まりで、鮮烈な、赤
僕はそんな空が君に見える
明るく透き通るように笑って、夕日に染まったみたいに顔を腫らして泣いて、きっと僕の見えないところで真っ暗な部屋でうずくまっている
そしてまた明るく透き通る
どんな顔の裏にも血が通っていて、だから傷つく
赤はそんな痛みのすべての集積
僕はそんなあなたが好きで、だから雨に濡れて僕も傷つく
でもそんな時、君はもっと辛いから
夕焼けの後に
明けの明星みたいな君の涙を落とさないように
空の裏には赤い川が流れていると思う