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全てが完璧な宇宙

私の人生は完璧だった。

これまでも、そしてきっと、これからも。

出来事の全てが望ましい形だったという意味じゃない。
その意味で言えば望ましくないもののほうがよっぽど多かった。

そうではなくて、今の私に至る人生全体を、自分のものとして受け入れられた。
だから完璧。
それ以外に言いようがない。

親の不仲も
離婚も
連れ去りも
教育虐待も
貧困も
介護も
親との歪な共依存も
無価値観も自己否定も全部

彼に出会ったこと
居場所を知ったこと
苦しんだこと
新しい場所で見つけた自分と
苦手なあの子まで全部全部

全部が私がどんな人間なのかを教えてくれた。

私は私のことを忘れてた、ほとんど知らないレベルで。

間違った存在だと罪悪感すら抱えていたけれど、私はこれを望んで生まれてきた。

全てが与えられていた。


そして一体どういう体質で、目に見えないところで何が起こってたのかもやっとわかった。

意識に上る前に全部を処理しているから、自分も他人も気づかない。
透明な役割をひたすらにこなしていた。

今まではそれで良かった。
それでもなんとかなってきたから変える必要がなかったんだと思う。

でももう耐えられない。
限界の限界まで透明をやり切った。
もう透明でいたくない。
限界だと思った。


透明人間として私がやってきた役割から一切手を引くと決めてから、また少し視点が動いた。

苦手なあの子はかつての私だった。

「もしも望ましい条件が全て揃っていたらどうなっていたか?」

その答えだった。

本当に悪いけど、「こうならなくて良かった」と思った。
だってありとあらゆるものに恵まれているのに、首を捻りたくなるほど誰よりも満たされていない。

同じ性質だから反発した。
これがあれば私は苦しまなかったかもしれないと思うものを全て持っていて、その上私の居場所まで奪おうとするから、許せなかった。

でもそうじゃなかったらしい。
それを教えてくれた。

私は私の人生でたくさんのものを得てる。
今も、これからも。
全部完璧。
“私“はその主体で、唯一無二で、誰にも何も奪われることはない。
誰かから何かを奪う必要もない。

もう戦わなくていい。
宇宙はただただ、完璧だった。


これからどうしようか。

私が感じているものを、ちゃんと自覚したいと思った。
そして、それをなんらかの形にして人に伝えたい。
受け取ったものを、それによって豊かになった自分を、それをくれた誰かへの感謝として、ちゃんと巡らせたい。

ここからは、そんな時間になりそうです。

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