
AI Overviewsで画像を作れるようになった(2026年7月)
検索結果の中で、画像を探すのではなく画像そのものが作られるようになりました。
Googleは2026年7月14日、AI Overviewsに画像生成機能を統合すると発表しました。探している画像がウェブ上に見つからないとき、テキストで指示するだけでゼロから画像が作られます。
既存の画像を探しに外部サイトへ行く動き自体が減る変化であり、画像で流入を得てきたサイト運営者にとって見過ごせない発表です。
GoogleによるAI Overviewsへの画像生成統合の発表(2026年7月)

Celebrating 25 years of visual search innovation
・AI Overviewsで画像を作れるようになった
・ゼロから画像生成、モデルはNano Banana
・まず英語圏から、日本語展開は今後
Googleは画像検索25周年に合わせて複数の新機能を発表しましたが、その中心がAI Overviewsへの画像生成機能の統合です。
これまでの画像検索は、ウェブ上に存在する画像を探す場でした。今回の変更で、求める画像がウェブ上に見つからない場合、テキストのプロンプトを入力するだけで、Googleがその場でオリジナル画像を作成します。検索クエリがそのまま画像生成の指示として機能する形です。
使われるのはGoogleの最新画像生成モデル「Nano Banana」です。自然言語のテキストを高品質な画像に変換し、逐次的な編集にも対応します。AI Overviews内での画像生成は今後数週間かけて展開され、対象はAI Modeでの画像生成にすでに対応している地域の英語版です。
Googleはこの機能を、想像とその実現の間をつなぐものと位置づけています。ウェブ上に完璧な画像が存在することもあれば、頭の中にしかない具体的なイメージもある。後者を、既存の画像に頼らずゼロから形にするのが今回の狙いです。
なお、この機能はまず英語圏からの展開であり、日本での提供時期は明らかになっていません。ただし、AI OverviewsやAI Modeは英語圏で先行してから日本に展開されてきた経緯があり、日本のサイト運営者にとっても準備しておく価値のある変化です。
画像を探す入口だった検索が、画像を作る場に変わる構図
この統合が意味するのは、テキスト検索で起きたことの再現です。AI Overviewsが検索結果ページ内で回答を完結させ、外部サイトへのクリックを減らしたのと同じ構造が、画像の領域でも始まります。
これまで画像検索は、ウェブ上の画像への入口でした。利用者が画像をクリックすれば、その画像を掲載するサイトへの流入が生まれます。ところが求める画像がその場で生成されるなら、既存の画像を見に行く必要そのものが減ります。写真素材を提供する事業者、商品画像や施工事例で集客してきたサイト、図解やイメージ画像で流入を得てきたメディアにとって、画像検索という流入経路の価値は縮小に向かいます。
見落とせないのは、検索クエリがそのまま生成の指示になる点です。利用者の意図が言語化された瞬間に、Googleがその意図をビジュアルとして形にします。検索広告が顕在化した意図を刈り取る構造だったのに対し、意図が画像として立ち上がる過程そのものにGoogleが介在するようになります。
ここで作られる画像は、どのサイトのものでもありません。画像を供給してきた側は、生成に置き換えられる領域と、生成では代替されない領域を見極める必要があります。
生成AIに代替されない画像資産へ切り替える準備
① 画像経由の流入がどれだけあるかを今のうちに把握します
Search Consoleの検索パフォーマンスで検索タイプを「画像」に切り替え、画像検索からのクリック数と表示回数を確認します。画像経由の流入が大きいサイトほど、今回の変化の影響を受けます。現状の数字を記録しておくと、日本展開後の変化を計測できます。
② 生成AIでは作れない一次画像の比率を高めます
実際の商品写真、施工事例、店舗や現場の様子、自社で計測したデータの図解など、現実に根ざした画像は生成AIで代替できません。逆に、イメージ写真や汎用的なイラストは生成に置き換えられやすい領域です。自社サイトの画像を棚卸しし、一次画像の比率を高める方針に切り替えます。
③ 画像が正しく理解される状態にメタ情報を整えます
生成に代替されない一次画像を持っていても、Googleがその画像を理解できなければ露出につながりません。alt属性の記述、画像周辺のテキストとの整合、構造化データの実装、画像サイトマップの送信を点検します。robots.txtで画像クローラーを不用意にブロックしていないかも確認が必要です。
画像検索はテキスト検索の後を追っています。自社の画像資産が生成AIに置き換えられる可能性があります。対処法をPifteeと考え伴走しましょう。