メインコンテンツへスキップ
見出し画像

詩 | たかが恋

    ひとりきりだった
    こころの中に
    一輪の花が咲いた

    見たこともない花だから
    もしかしたら
    毒かもしれない

    こころの奥に咲く花だから
    眺めているだけならば
    別にいいわよね

    あの花が放つ輝きは
    秋風に似ていて
    どこか悲しげだった

    こころに咲く
    わたしの一輪の花に
    蝶が舞うことがあった

    あまりにも美しくて
    蝶をしばらくの間
    手のひらに包みこんだ

    もう夏も終わりね
    わたしは夏の終わりに
    その蝶を手放した






     
     
     
    初投稿2021/08/08。毎日投稿。2023年から個人企画「青ブラ文学部」。英語、ことば、文学、哲学、数学、時々noteのことなどを書いています。 『星空の恋の方程式』で創作大賞2025中間選考通過。『算数の時間 | 分数を理解しよう!』で「今日の注目記事」に選出。

    あなたへのおすすめ