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「AI vs 人間 」から「AI+人間」へ

    山根あきら | 哲学者

     昨年以来、AIに使い方について考えています。去年、Geminiを使う前まで「AIになんて負けたくない!」「AIの書いた小説なんて面白いはずがない!」と、AIを敵視している面がありました。

     事務的な作業や計算などの面ではAIにかなわないだろうけれども、「創作」では人間に優位性があると信じていました。より正確に言えば「信じていたい」という気持ちでした。

     しかしながら、翻訳をやらせれば一瞬で返事がかえってきます。もちろん、現時点では、どことなくぎこちないところはあります。しかし、意味がわからなくなるほど致命的な間違いというものは、見かけた記憶がありません。早晩、翻訳の「ぎこちなさ」も解消されていくことでしょう。

     最近はAIに対する少し考え方が変わってきました。「AI vs 人間」と考えるのではなく、「AI+人間」と考えば良いではないかと。


     なんとなくなんですけどね、AIを使って記事を書いていると「ドーピング」しているような気持ちになるんですよ。
     スポーツでは、ドーピングは禁止されていますね。禁止薬物を使えば、必ずダメージがある。場合によっては後遺症も残る。しかしながら、もし、まったく何の後遺症も残らないようなドーピングがあるとするなら、どのくらいスゴい結果が出るのか、見てみたいという気持ちもあります。

     文章を書く場合はどうでしょう?AIを使って文章を書いたとしても、後遺症はあるだろうかと。
     もちろん、ずっと使い続けていれば、一からモノを考えることが出来なくなるという側面は多少あるかもしれません。けれども、AIの力も、人間の力も、ありとあらゆる使えるものを使って、今までにない作品が生み出されるならば、AIを使ってはいけないという理由はどこにもないようにも思います。


     大事なことは、AIを排除することではなく、AIをどのように人間の力と融合させていくのか、ということなのだろうと思います。
     AIの能力が人間の能力を越えたとしても、人間が判断の主体であることは揺るがないでしょう。AIの出した答えが本当に正しいかどうかの最終的な判断を下すのは、人間に他ならないからです。  


     この文章はすべて、一語一語、私自身が書きました。

     
     
     
    初投稿2021/08/08。毎日投稿。2023年から個人企画「青ブラ文学部」。英語、ことば、文学、哲学、数学、時々noteのことなどを書いています。 『星空の恋の方程式』で創作大賞2025中間選考通過。『算数の時間 | 分数を理解しよう!』で「今日の注目記事」に選出。

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