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小説 | 天才少女ルナの物語③


    前話はこちら(↓)


    「じゃあ、お母さん、聞いててね」
    ルナは本当に楽しそうに、解読を始めた。


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    女神モーヴが
    目覚めし時
    川の水は
    下流から上流へ
    流れ始めた。

    普段は荒れ狂う海が
    嘘のように穏やかになった。

    僕とお姉ちゃんは
    海へ泳ぎに行きました。

    「あら、君たち楽しそうね」
    女神モーヴは僕たちに微笑んだ。

    「楽しいです、女神様。とっても」

    「そう、よかったわね」
    そう言うと
    女神ビブリオン・モーヴは
    空高く舞い上がっていった。


    「この先は、ルナには読めない。ちょっと難しい文字が使われているみたい」
    ルナは寂しげに言った。

    「ルナ、ありがとうね」
    私はルナの話を半信半疑で聞いていた。

     「しかし」と思う。仮にルナの話が本当ならば、いまルナが読み上げた断片を元にして、解読が進むのではないかと。

     私は出土品の文字を写真に撮った。
     そして、ルナの話した現代語訳を書き込んでいった。

     すると、文字列のパターンの繰り返しから、どれが主語でどれが動詞なのかという、古代語の文法規則が朧気に見えてきた。

     ルナが解読できなかった続きの部分も、ルナの解読をもとに考えれば、言語学者ならば、解読できるのではないだろうか?
     ソフィアは期待に胸を膨らませた。



    …つづく

    第4話はこちら(↓)



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    初投稿2021/08/08。毎日投稿。2023年から個人企画「青ブラ文学部」。英語、ことば、文学、哲学、数学、時々noteのことなどを書いています。 『星空の恋の方程式』で創作大賞2025中間選考通過。『算数の時間 | 分数を理解しよう!』で「今日の注目記事」に選出。

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