
「despondent:意気消沈した」スポンサー と同語源? spouse, espouse
【今日の1問】「古い価値観を打ち破る人」は英語で?と一部重複する解説も含まれています。
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Q1. The young politician is criticized for deceiving voters and offering _____ excuses for it.
(1)pusillanimous (2)adipose (3)geriatric (4)despondent
Q2. The cashier displayed no sense of _____. Her behavior was so unprofessional.
(1)iconoclast (2)loot (3)lackey (4)decorum
Q3. Pain and touch are _____ senses, not visceral ones.
(1)somatic (2)swinish (3)ballsy (4)invidious
Q4. She is neither a believer nor an atheist, but an _____.
(1)awl (2)agnostic (3)albumen (4)anathema
Q5. It’s not worth _____ about. Complaining will get us nowhere. Let’s just face it!
(1)bumbling (2)perambulating (3)gyrating (4)bellyaching
◇ 単語の意味と解説
Q1. The young politician is criticized for deceiving voters and offering pusillanimous excuses for it.
(1)pusillanimous [pjùːsəlǽniməs]
【形】(取るに足らないほど)精神的に貧弱な、臆病な
語源は、ラテン語の(pusillus:ごく小さい + animus:精神・魂)
「心が小さい」→「臆病」というイメージです。
「cowardly」の、よりフォーマルな表現です。
「a pusillanimous decision:臆病な決定」
(2)adipose [ǽdəpòus]
【形】脂肪の、脂肪質の
語源は、ラテン語の(adeps:脂肪、ラード)
「fatty」の医学・専門用語です。
「adipose tissue:脂肪組織」
(3)geriatric [dʒèriǽtrik]
【形】老人の、老年医学の
語源は、ギリシャ語の(geras:老年 + iatros:医者)
「geriatric care:高齢者介護」
※ 「geriatric patients」も頻出ですが、現代では、人に使うことは避けるべき表現とされています。人に使う場合は、「elderly」が適切なようです。
「iatros:医者」派生の言葉には以下のようなものがあります。
「pediatric:小児科の」(pais:子供+ iatros:医者)
「psychiatrist:精神科医」(psyche:心・魂 + iatros:医者)
「iatrogenic:医源性の(いげんせいの)」(医師の判断ミスなどが原因で)
(4)despondent [dispɑ́ndənt]
【形】意気消沈した、失望した、元気がない
語源は、ラテン語の(despondere:権利を手放す)
ラテン語の(despondere)は元々は法律用語で、
「父親が娘を自分の家から送り出すことを誓う」という意味から、
「despondere animam:気力を手放す」という言葉が生まれたようです。
「spouse:配偶者」が同語源であることも頷けますね。
根底には、ラテン語の(spondere:約束する、誓う)があります。
「feel despondent about one's future:将来に絶望する」
ちなみに、「スポンサー」もこのラテン語の(spondere:約束する、誓う)が語源です。
ほかにも、以下のようなものがあります。
「espouse:〜を支持する」
「irresponsible:無責任な」
「correspondent:(TV・新聞の)通信員、文通相手」
◎ なぜ正解?
有権者を騙してどんな言い訳をしたら批判されるかとなると「pusillanimous:臆病な」が正解です。
「young politician」が「geriatric:老年性の」というのはあまりしっくりこず(若い人が時代遅れな言い訳をするケースもあるにはあるでしょうが)、
「despondent :意気消沈した」は、「despondent excuses」などとはあまり言わず、また、この場合は「批判」というより「哀れみ」の可能性が高いと思います。
【※ 追記 2026年6月7日】
「pusillanimous excuse:責任逃れの情けない言い訳、というフレーズを知っていれば一発で解ける問題です!」などと書いていましたが、後日、検討したところ、「知っていれば一発で解けるフレーズ」というほど一般的なフレーズではありませんでした。
お詫び・訂正いたします。
¶ 編集記
最初は「The politician is criticized for deceiving voters and making pusillanimous excuses for it」と書いていましたが、AIに添削してもらったところ、フォーマルな文脈なので「making」より「offering」がベターとのことで上記の例文になりました。
【※ 追記 2026年6月7日】
後日、記事を再チェックしていたところ、本問の「pusillanimous excuses」 については、5つの別タブでAI(Google Gemini)に同時に検証をかけたところ、5つ中3つのAIの出力は「自然だ」と回答し、5つ中2つのAIの出力は「現代では不自然だ」という回答がきて、AIの意見が真っ二つに分かれるという非常に興味深いことが起きました!
また、一つのAIの出力が「pusillanimous responses」の方が自然だと提案してきたのですが、以下の二つの文はどちらがより自然ですか?と聞いたところ、これまた、5つ中3つが上の文の方が自然と答え、5つ中2つが下の文の方が自然だと答えました。
The young politician is criticized for deceiving voters and offering pusillanimous excuses for it.
The young politician is criticized for deceiving voters and offering pusillanimous responses to it.
「pusillanimous excuses」も実際に使われていた表現のようですが、現代では 「pusillanimous responses」の方がよく使われており、でも、AIに聞くとわずかに上の方が優勢になり、また別の日に聞くとまた回答が変わるのかもしれません。
「pusillanimous」のような、ネイティブですらあまり普段見ないような単語になると、AIの回答すらも分かれるようで、ここは、2026年6月6日現在は、答えが出ず、保留という形で、「pusillanimous excuses」も決して間違いではないとのことですので、現在はこの形のまま残しておくことにしました。
実際、ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)の過去の公式コラムアーカイブにもこの「pusillanimous excuses」と言う表現が使われている記事を確認しました。
また、Googleの書籍検索でもこの「pusillanimous excuses」を検索するといくつかヒットします
かなり硬いまたは古風な表現であることは間違いないようです。
ただ、これから流行る可能性もゼロではないかもしれませんね。
日本語でも「忖度(そんたく)」という本来非常に硬い言葉が、一気に流行ったように、この「pusillanimous」も流行ったりして?
ちなみに、「忖度」とは、本来、人の気持ちを想像することで、悪い意味はないそうですね。