
語源でまとめて覚える penance, repentant, penitentiary, impenitent
【今日の1問】古墳は、intoxicant? viceroy? barrow? menagerie?と一部重複する解説も含まれています。
この記事は、以下のマガジンにも収録されています。
免責事項は以下のページにまとめております。
ご利用にあたっての留意事項
◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。
Q1. It is said that this king had an extensive _____ of animals kept in his palace, including a lion.(※)
(1)intoxicant (2)viceroy (3)barrow (4)menagerie
Q2. She inherited a _____ of the land from her grandfather and now resides thereon.
(1)moiety (2)bourse (3)lout (4)penitence
Q3. The sports club was filled with a remarkably _____ atmosphere; the coach was inspiring and the members were enthusiastic.
(1)gossamer (2)effete (3)vibrant (4)mimetic
Q4. While he was driving through the unfamiliar district, he lost his bearings and wandered, eventually reaching a _____.
(1)gaoler (2)nativism (3)cul-de-sac (4)vilification
Q5. While the film was aired on television, it was _____ to fit in the time slot.
(1)enshrined (2)truncated (3)cleft (4)fudged
(※)この問題文は英語学習を目的としたものです。
◇ 単語の意味と解説
Q1. It is said that this king had an extensive menagerie of animals kept in his palace, including a lion.
(1)intoxicant [intɑ́ksikənt]
【名】(酒や麻薬などの)お酒、人を酔わせるもの、幻覚剤
語源は:ラテン語の(in-:中に入れる + toxicum:毒)
「体の中に毒(toxic)を入れる」というイメージの、フォーマルな表現です。
「legal intoxicant:合法的な嗜好品(お酒など)」
「sale of intoxicants:酒類の販売 」
もう日本でもおそらく定着している「毒親」という言葉は、英語では「toxic parents」と言います。
(2)viceroy [váisrɔi]
【名】(国王の代理としての)総督、副王
語源は、中期フランス語の(vice-:代理の + roy:王)
「viceroy of India:インド総督」
「royal viceroy:国王代理の総督」
元はラテン語 (vicis:交代、変化、代わり)が由来です。
この、(vic-)シリーズの単語は以下のようなものがあります。
「vicarious:(頭の中で他者の感情行動を)疑似体験する、代理の」
「vicissitudes:栄枯盛衰」(通常複数形)
「vice versa:逆もまた同様」
「vicar:教区牧師(神の代理人の意)」
(3)barrow [bǽrou]
【名】(考古学の)古墳、塚、手押し車
語源は、「古墳、塚」の方は、古期英語の(beorg:山、丘、塚)
「手押し車」の方は、古期英語の(bearwe:かご、担架、手押し台)
「(イギリスの田舎などにある)古代の墳墓(古墳)」を指すフォーマルな意味と、
「一輪の手押し車:wheelbarrow」というカジュアルな意味とがあります。
「ancient barrow:古代の古墳」
「burial barrow:埋葬塚」
私の大好きな、ビートルズの『Ob-La-Di, Ob-La-Da』という曲にもこの「barrow」という単語が出てきます。「手押し車(の屋台・露店)」の方の意味です。
(4)menagerie [mənǽdʒəri]
【名】(昔の宮廷などの)王宮の動物園、見せ物用の動物たち、小動物園
語源は、フランス語の(ménage:家帯、家庭の管理)
フランス語で「農場の管理、家畜の飼育」という意味でした。
18世紀前後に貴族たちの間で珍しい動物をコレクションすることがはやったそうで、これが「zoo:動物園」の起源とも言われています。
「royal menagerie:王立動物園、宮廷の動物コレクション」
「private menagerie:私設動物園」
◎ なぜ正解?
王様が宮殿で飼っていた、ライオンを含む動物のコレクション、という文脈から、「menagerie:王宮の動物園、見せ物用の動物たち」が正解です。
(※)「見せ物小屋、見せ物用の動物」という表現は、現代の動物愛護の観点からは少し前時代的な響きを持つ言葉ですが、文学作品等の理解のための認識語彙としてピックアップしています。現代では、野生動物保護区などへと役割が変わってきているようです。
¶ 編集記
最初は「It is said that this king had a wide menagerie of animals kept in his palace, a lion being one of them.」と書いていましたが、AIに添削してもらったところ、「a lion being one of them」という部分だけが少し唐突で不自然に浮いていて、「その中にはライオンも含まれていた」と教養ある文体で表現する場合「including a lion」とする方が、ネイティブにとって圧倒的に自然でスマートですとのことでした。
また、コレクションの「幅広さ・多様さ」を表現する場合、「wide」よりも「diverse」や「extensive」を使う方が、フォーマルな文脈ではるかによく使われますとのことで、これらを修正しました。